こんにちは
カウンセリングサービスの那賀まきです。
野村香英(第1週)
成井裕美 (第3週)と交代で、
火曜日の「モテオーラ養成講座」(第2・4・5週)を担当しています。
どうぞよろしくお願いします。
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前回から、
「怒り」ってどんなときに感じるんだろう?
ということについて書いています。
前回は、
他人に対する「イラッ」「ムカッ」Part1
自分の正しさの証明をしたくなるとき「イラッ」「ムカッ」とする
ということについて書きました。
今回は、
他人に対する「イラッ」「ムカッ」Part2
コレがうまく伝えられないときに「怒ってしまう」 がテーマです。
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◆「わかって欲しい」が言えないとき
例えば、こんなとき・・
彼と初めてのデート。
連れて行ってくれた「イタリアン」のお店がステキだったの
「わたし、イタリアン好きなんです」と言ったからなのか・・・
デートの度に、食事は「イタリアン」・・
いくら好きって言ったからって、毎回「イタリアン」ってどうよ?
と、思いつつも、
彼も一生懸命なんだし・・と思ってガマンしてつきあうわたし。
そして、今日もまた、「イタリアン」・・
さすがのわたしも、うんざりを隠せずにいると
彼もなにかを感じたのか
「どうかした?」と聞いてくる。
「どうかした?じゃないでしょ。いい加減、気づかない?」
と心の中で言うわたし。
「もしかして・・・」と、彼。
「やっと気づいた?」とホッとするわたし。
「パスタより、ピザがよかった?」と脳天気に笑う彼。
「・・・・・・」
「なんで、そーなるのっっっっ!!!!」
言いたい気持ちを伝えられず
ずっとガマンしていると
この気持ちに気づいて欲しい
わかって欲しいと感じますよね。
わかって欲しいのに、わかってくれない。
気づいて欲しいのに、気づいてくれない。
こんな状態が続くと
どうしてわかってくれないのっっっ!!
どうして気づかないのっっっ!!!
と、怒りたくなっちゃうんですね。
◆「助けて欲しい」が言えないとき
例えば・・
たまたま、締め切りが近い仕事が重なって
お昼休みも満足に取れずに仕事。
そんなとき
「今日は、暇だね~」という声と楽しそうな笑い声が聞こえてきた。
相手に悪気がないのはわかっているけど
ムカっとしてしまった。
やっと仕事を終えて帰宅。
ほっとする時間もなく、
ご飯を作って・・
洗濯して・・
お風呂の準備をして・・
と、バタバタ忙しくしている横で
テレビを見ながら、ビールを飲んでる夫がひと言。
「ねぇ、おつまみある?」
思わず語気を荒げて
「冷蔵庫の中っっっっ!」
と言っちゃった・・・
忙しくて、
ホントは誰かに手伝って欲しかったり、
助けて欲しかったりする時・・
手伝って欲しい
助けて欲しいのかわりに
つっけんどんな態度をとったり、イラっとしてしまうんですね。
親子や夫婦など
関係性が近くなると
「どーして助けてくれないの!!!」という思いも大きくなるので
怒りの度合いもアップしがちです。
◆「愛して欲しい」が言えないとき
<例1>
子どもが、「今日ね、学校でね・・」と話している途中
急ぎの用を思い出したので、夫とそのことについて話し始めた。
すると、子どもが
「もうっっっ!ママなんか嫌い!!あっちいけ!」
と怒った。
<例2>
せっかく結婚したのに
夫は毎日遅くまで仕事。
まともに話す時間もとれなくて・・
今日は早く帰るって約束したのに
「ゴメン。遅くなる」とだけLINEしてきた。
それをみたとたん
「なに、これ!これだけ????」とムカっ!
いつもと同じように帰ってきた彼を見たとたん
「早く帰るっていったじゃん!!」とだけ吐き捨てて
彼に背をむけてしまった。
「わたしのことなんて、どうでもいいんでしょ!」思ってしまう・・。
自分の事を尊重してくれなていない
ちゃんと愛してくれていない
そんなふうに感じた時
ちゃんと見て!愛して!
の代わりに
「嫌いっっ!」「なによ!」「知らない!」
とプンプンしてしまうんですね。
以上、
コレがうまく伝えられないときに「怒ってしまう」
代表的な気持ちを3つあげてみました。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
◆「怒り」のウラにある気持ち
~イラッとするときのコミュニケーションのヒント~
「怒り」は「最大級のお願い」
という言葉を聞いたことがあります。
「なんで、そうなの!!」は
「お願いだから、わかってよ」
「いいかげんにしてよ!!!」は
「お願いだから、これ以上困らせないでよ」
「だいっきらい」は
「お願いだから、わたしを尊重してよ」
みたいな感じです。
ですから
怒りんぼの上司が
「どうしてこんなこともできないんだ!」と怒っているとき
そのウラ側には
「これ、やってもらえないと、ボクが困るんだ。お願いだから、助けてくれよ~」」という気持ちが隠れている・・
というようなこともあるんですね。
怒るんじゃなくて、そのウラに隠れた「お願い」を上手に伝えられたら、お互いにいやな気分をせずにすむのですが、実際にはなかなかできないものだとも思います。
その理由のひとつは、
怒りを感じているときに、そのウラにある自分の気持ちに気づけないことです。
自分でも気がついていないことを「お願い」はできませんものね。
どうやら、わたしたちは
ホントは○○して欲しい・・
と気づいてしまうと、
泣きたくなるほど切なくなったり、
恥ずかしくて隠れてしまいたくなったりしそうな時、
そんな思いを感じなくて済むように
瞬間的に心の奥底に封じ込めて
「なかったこと」しちゃうようなのです。
だから、
ホントはどうして欲しいのか?
ということに、
本人も気がつけないんですね。
「怒り」のウラに隠れているのは
わかって欲しい
助けて欲しい
愛して欲しい
のいずれかだと言われています。
コレを逆手に取って
自分が怒っていた時に
ホントに求めていたのは、どの気持ちなんだろう?
と、上記の3つにあてはめてみると、
自分でも気づいていなかった「ホントの気持ち」を発見しやすくなります。
この気持ちに気づくだけでも、怒りが消えていく場合もありますから
余裕のあるときに、ちょっと振り返ってみるのもいいかもしれませんね。
また、気づいた気持ちを素直に伝えることができれば、
怒らずにわかり合えるかもしれませんよね。
とはいえ
イライラしちゃうときやムカっとしたときのコミュニケーションは
本当に難しいもの。
「人間だもの
腹だって立つし、
うまく伝えられないことだってあるさ~」
くらいの気持ちを持ちながら、
チャレンジしてみてくださいね。
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今日も最後までお読みいただきありがとうございました!
来週8/2の担当は 野村香英です。
どうぞ、お楽しみに~
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