みなさん、こんにちは。カウンセリングサービスの大野愛子です。
木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」をテーマに、大門昌代・大塚統子と共にお送りしております。今週は、大野が担当させて頂きます。
「彼の気持ちがわからなくなりました。」
「彼は私のことをどう思っているのでしょうか?」
恋する女性ならではの悩みですね。
そういうご質問、ご相談はたくさんたくさんいただきます。
彼の気持ちがわからないと、不安になりますね。
そして、毎日が苦しくなってしまうことでしょう。
彼の気持ちがわからないと悩む時には、ふたつの理由があることが多いようです。
(1) 自分の気持ちを表現していない場合
(2) そもそも自分の気持ちがよくわからない場合
あなたにも当てはまるかな?
***
◎まずは、ひとつめの自分の気持ちを表現していない場合について。
たとえば、あなたに好きな人ができたとして、その気持ちをどうやって相手に伝えるでしょうか?
目でテレパシーを送る?
ドラマのように偶然をよそおう?
出会いがしらにぶつかる作戦をとる?
ドラマのように運命的に出会えたら、どんなにいいかしらとは思うのですが。
現実的に考えると、「好きです」と伝えることが、いちばんの近道のような気がします。
こちらが自分の気持ちを向けて送れば、相手も自分の気持ちを向けて返してくれますね。
人間関係というのは、すべて反応で出来ていますから。
ですが、私たちは時々やってしまうのです。
自分の気持ちは隠したままで、相手の気持ちだけをなんとか知る方法がないだろうか?と。
誰だって傷つきたくはないのです。
だからできるだけ確証がほしい。
こわがりさんに多い傾向かと思います。
その気持ちは、私もよーくわかります!!
かといって、そのこわさを超えて、「とにかく好きだと告白しましょう!」と言いたいわけでもないのです。
日本人にとても多いケースですが、お互いにシャイな人がペアの場合、何も伝えないので何も起こらないまま終わるケースが多いのです(涙)。
でも、いきなり「好き」を伝えることは、とても勇気がいること。
そんな時はせめて、「あなたのこんなところに好意を感じています」というところを伝えるところから始めてみませんか。
つまりは、「あなたのことをよく見ていますよ」という気持ちを伝えていくのですね。
もしあなたが「好き」という気持ちを向けて、彼も好きという気持ちを返してくれる人だった場合はどうでしょうか?
自分の気持ちを隠したままでは、成就するチャンスすら逃すかもしれないということです。なんてもったいない・・・。
相手の気持ちを知ろうとするばかりではなく、ときには自分から心を開くことも必要だといえそうですね。
これは、恋人同士の関係であっても同じことが言えます。
「彼が好きだと言ってくれなくなった」
「最近はちっとも優しい言葉をかけてくれなくなった」
「私がなにをしてあげても、当然のような態度でいる」
それはあなたも同じだけ、自分の気持ちを伝えることなく、隠してしまっているのかもしれません。なかなか耳の痛い話です・・・。
◎そして、ふたつめのそもそも自分の気持ちがわからない場合について。
これは、自分が何を感じているのかわからないというよりは、「自分がこれからどうしたらいいのかわからない」というようなケースです。
よくあるのが、「彼が私のことを好きでいてくれたら、彼ことを好きでいられるけれど。彼にその気がないのならば、私も彼を好きではいられません。」という場合ですね。
自分の存在価値が「彼次第」になってしまっているので、自分の気持ちが定まらないのです。
だから、「自分の気持ちが決められない=わからない」になります。
自分の価値を彼に依存していると、「彼が愛してくれない自分=なんの価値もない」という方程式も成り立ってしまいます。
つまりは、自分で自分を好きでいられるかすら、彼次第になってしまうということです。
彼が愛してくれないとなんの意味もない。
なんてしんどいのでしょう。これ、意外と多いケースかと思います。
この場合は、自分の価値を自分で認められるようになっていくことが求められます。
愛されないなら、愛さない。
愛してくれるなら、愛する。
というのでは、いずれにせよ苦しい関係性になりがちです。
結局のところ、尽くしたり、犠牲したり、依存することが多くなりますからね。
「彼の気持ちがわからない」というご相談があったとき、「それは、彼はきっとこういう気持ちなんですよ」とお伝えすることもできるのですが。
「あなたの気持ち」のほうにフォーカスをすると、このようなテーマが浮かび上がってくることもあるのです。
自分の問題だととらえてみると、また違ったものの見方ができるようですよ。
そうとらえてみるほうが、ずっとずっと「今できること」の選択肢も増えるでしょうね。
このあたりがカウンセリングのお役に立てるところかなと思います。
あなたにはあなたのストリーがあるはず。
自分を知りたくなった時は、よかったらご相談くださいね。
婚活・失恋・復縁・不倫など、恋愛について書いています
■ カウンセリングを受けるには?
■ 会場案内