■カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもご覧いただきありがとうございます。
さて、早速ですが今日のテキストです。
私の彼、心配ばかりするんですけど。
今日は心配がキーワードの話です。よろしければお付き合いください。
■これは男性ご本人からも伺うことがある話の一例。
「いや、彼女のことを考えていろいろ頑張ってみるんですが、なかなか彼女のご機嫌が斜めなままでして・・・」
もちろん、その男性の奥様や彼女さんからも伺う話でもあります。
「私のことを彼(夫)が心配してくれることはありがたいんですけど。でも心配ばかりされるとうっとうしいというか。もう少しドッシリしていてほしいし、そうじゃないと頼れないじゃないですか?どうして彼は(稀に「男は」という主語になる)心配ばかりするのでしょうか?」
彼はどうして「大丈夫?」を連発するのか?それを優しさだと思ってんの?というお話、実際にお聞きしております。
それは恋愛というお話の中でも、結婚、子育てなどいろんな場面でお聞きすると言いますか。
「そんなに心配するなら、行動で示してよっ!」というご意見も伺うことがありますね。
■男性にとって「女性が今何を感じているのか」って、確かに見えないものなんですね。男性は感情がよくわからない生き物ですから、なんて表現しますが。
とはいえ、もちろんその逆の話もたくさんお聞きしますよ。女性の皆さんから「男性が何を考えているか分からない」というお話も。
だから男性の中には、「自分なりに空気を読んで、女性のために行動して、しかしそれがまぁ空気の読み違えだった・・・」ということを怖れるのですね。
男性のタイプ的には、何か問題があると「んー自分の何が問題だったのだろう?」と考え込む、人に聞かない傾向がある男性ほどそうなりますね。
まぁ、その問題意識が男性の罪悪感を強く刺激すると、男性が怒ることもあるわけですけど。
どこか、女性のために何もしたくないわけじゃない男性はどうするか?といいますと、そこで女性の心配を始めることがあるわけですよ。
心配とはネガティブな意味で気を配る、ということ。
ある意味、その対極こそ「信頼」ですけどね。
そもそも心配すること自体ストレスですけど、まぁ女性が傷つかないように、無理をしないようにと気を配るわけですね。ある意味優しさなんだけど、ちょっとお互いにヘビーな感覚を感じることもあるかもしれませんね。
■そんな時、男性の中には気づいていないことがあるようなんです。
「男性が心配してずっとネガティブになっている姿は、女性にとってまぁ見ていてあまり気持ちのいいもんじゃない」
そもそもどんな方にとっても、あなたの心配ばかりしている人が傍にいれば、「私は信頼されている」とはなかなか思えないですよね。
なんだか腫れ物に触ってるような印象を受けたり、気を使われて遠慮されている感覚が生まれませんか?もしくは、私のことをネガティヴにみられているようなイメージ。
これ、心理的には「距離がある」といった感覚を感じることが少なくないんですよ。
自分の心配ばかりしてくれる人を自分が信頼しやすいか?というと、ちょっと抵抗感があるので、こちらからも距離を取りたいと思うし。
だからといって、傍にいると感じるのか?といえば、おそらくべったりと心配をする男性は少ないので、相手も距離を取っているイメージ、離れている感じであることが少なくないと言いますか。
逆に、人が理解されたと感じるのは、心理的な距離が適切に縮まったという感覚が伴うことが多いですから。
だから、「心配ばかりしていると恋愛やパートナーシップはあまりいい方向に流れない」という傾向を持つわけですけど。
そもそも「私が困っているときに距離を取られた」って・・・不安だしアタマにくる話ですからね。
でも、男性はそんなつもりは毛頭なかったりするんですよね。
むしろ相手のことを考えている、ぐらい思っている人も少なくないのかもしれません。
つまり、男性なりに距離を詰めていると感じている人はいるんじゃないかな?と思うわけです。
でもそれが・・・女性の不安や無価値観を刺激するという事実もその裏にはあるんですが・・・。
まぁそれぐらい・・・男性って子供のころからネガティブな意識の中で生きている時間が長いんです。
人前で泣くな、しっかりしろ、一人で頑張れ、と育てられている人が多いですし。
普段社会の中で求められることも「競争に勝つ」こと、「困難を解決する」ことです。
そのように心の面でいえば「自立すること」は、ネガティブな意識を持つコトでもあると考えられていますから。
(自分に何ができて、何ができないか?を知らないと自立はできないですからね。)
だから男性の愛情は時にとても「ネガ」に振れたカタチになることがあるのです。これにいいかどうかは別にして。少なからずこれも愛情ならば、それ自体「価値あること」だと思うので。
なので、どこかお互いに知っておくといいですよね。
「心配は相手との心理的距離を作りやすい」
せっかくお互いに心配するぐらいの想いがあるなら、その気持ちを素直に言えればなおいいですし。
相手にしてほしいこと、してあげたいことが分かんないときは、「どうしてほしい」「どうすればいい?」と素直に聞けるといいですね。
また、あなたにとって相手が大切な人だから、迷惑かけたくないとか、手を煩わせたくないなと思うなら、「気にしてくれてありがとう」といった言葉ぐらいはつけておきたいところですね。
ちなみに、将棋の世界には「敵の打ちたいところに打つ」という言葉があるそうですが。
恋愛でも先に「相手の言いたい思いを先に言う・理解する」ことができると、いい関係が作れたり、たとえケンカしたとしてもあまり大きな波風が立たない関係が作れるのかもしれませんね。
今日は以上です、ご覧いただきありがとうございました。
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