こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交代で金曜日の「大人の恋愛術」コラムを担当しています。
お花見日和です。今年は、いつもよりもちょっと長めにお花を楽しめそうですね。日本がピンク色に染まるこの季節は、いつも以上にこの国が好きになります。無邪気にお花見を楽しめる平和な国であってほしいと願います。
まずはお知らせです。
第3回【心理学サロン】『「怒り」は助けを求める心の叫び』で「怒り」について学びませんか?激しい感情だからこそ知識がものを言います。自分の「怒り」や近しい人の「怒り」との関わり方を探ります。
春は、日本では、年度始めの、生まれ変わりの季節です。
進級、進学、異動にともなうお引越しなどで、文字通り新しい環境での再出発を迎えている方も多いでしょう。そうでなくても、花芽が膨らみ、開くこの時期は、心もモゾモゾして、心機一転、自分の夢や願いに向かって再度チャレンジしたくなりますね。
新しいことにチャレンジするのって、ワクワクするけれどとても怖いものです。
「知らない天国よりも見知った地獄を選ぶ」なんて言いますけれど、私たちは「知らない」というだけで「怖い」と感じて、警戒します。お化け屋敷のお化けも、出てくる前の、「出るゾー」という雰囲気の方がよっぽど怖いですよね。
チャレンジは怖いから、自分の中の勇気をかき集めなければなりません。人生を変えるのはいつだって「勇気」なんです。
「勇気」のいることだから、それを応援してくれる人がいてくれると心強いです。特にパートナーには、いつだって一番のサポーターでいてほしいって思います。
あなたは、あなたの大切な人の「味方」になっていますか?
パートナーの姿は、あなたの無意識を映し出していることが多いものです。パートナーは「鏡」だとよく言いますが、パートナーを見ることで、自分の潜在意識や無意識の状態をチェックすることもできます。
あなたのパートナーはあなたの味方になってくれていますか?
もし、あなたのパートナーがあなたの味方になってくれないとしたら、一体、何が起きているのでしょう。
1)あなたが無自覚に、自分のしていること、やろうとしていること、行きたい方向に対して「怖れ」や「抵抗」をもっているとしたら、パートナーがそれを察知して「やめる」ようにもっていくことがあります。
自分では気づかないけれど、「怖い」とか「やりたくない」という気持ちを心の中で抱えていることがあります。あるいは、そういう気持ちを無理やり押し殺して何かを「やろう」とすると、パートナーが、そんな「抵抗」する気持ちを代弁するように反対する行動に出ます。
これは、まさにパートナーがあなたの(無意識の)味方だからこそ、応援してくれていないわけですから、パートナーの言い分によく耳を傾ける必要があります。
「私は、なぜ、これをやりたくないのだろう?(こっちに行きたくないのだろう?」と自問してみると、怖がっている理由や、抵抗する気持ちが浮かび上がりやすいです。
その上で、パートナーと一緒に、どうやったらその「怖れ」を乗り越えられるかを話し合うといいですね。
2)あなたがパートナーの味方になっていないと、パートナーもあなたの味方をしてくれないかもしれません。
パートナーから一種の復讐にあっているようなものですが、ここには大きな課題が隠れています。それは、一番身近な人を頼りにできない、という悲しい、残念な現実があるということは、仕事やその他の社会生活でも、近しい人を当てにできず、一人で頑張り続けなくてならないことが多いでしょう。それくらいパートナーシップの有り様は、他場面での対人関係にも影響します。
逆に、社会生活全般で、対人関係を改善したいと思うのならば、一番近いパートナー(もしくは親子)の関係性がよくなるように努力すると、自然とどの関係性も楽になっていきます。
あなたがパートナーの味方になることは、単純に、あなたのパートナーが欲しい成功を手に入れやすくなるというだけではなくて、パートナーが今度はあなたにサポートの手を差し伸べたいと思いやすくなるから、二人の絆はますます強まります。
そして、そんなパートナーへの信頼感は、二人のパートナーシップをこえて、他の社会活動での対人関係にも投影されるので、影響力はとても大きいのです。
まさに、「世界の平和を願うなら、目の前の一番大切な一人から」なのです。
では、どうしたら、そんな絆が作れるのでしょう?
パートナーの味方になる、って何をしたらいいの?って聞かれそうですね。
実は、そんな大それたこと、ではないのです。
植物を育てるとき、毎日の水やりこそが大事なのと同じで、
毎日の挨拶をどんな笑顔でするのか、
ちょっとした言葉かけに思いやりはあるか、
そしてパートナーが困っていたら、パートナーの「隣に立つ」、
ということなのです。
長く一緒にいるカップルほど、
小さな「水やり」をちゃんと言葉にしてほしい、と私は思います。
「いつもお食事よりお風呂が先だけれど、今日も同じでいいの?」
そんなわかりきったことを言葉化したときに、
そのカップルの年月の積み重ねの中にある「愛」や「優しさ」が浮かび上がってきます。
そんな「水やり(思いやり)」が、
相手の存在が「当たり前」ではなくて「ありがとう」なのだ、
ということを思い出させてくれますから。
第3回【心理学サロン】『「怒り」は助けを求める心の叫び』で「怒り」について学びませんか?激しい感情だからこそ知識がものを言います。自分の「怒り」や近しい人の「怒り」との関わり方を探ります。
ココロを学んでバージョンアップしたいあなたのために、、、
個別の面談・電話によるカウンセリング
あなた仕様のセラピーであなたの人生をサポートします。面談カウンセリングは前月の1日から、電話カウンセリングは前月15日からご予約をお受けしています。ご希望の日時をカウンセリング予約センター(06-6190-5131/5613)までお問い合わせくださいませ。
心理学講座・ワークショップで学び、癒す
みんなで学び、癒し合うグループセラピーは、関係性を豊かにするヒントがいっぱい!あなたにピッタリのテーマをお選びくださいませ。カウンセリングサービスの心理学ワークショップのページ>>>>>>>講演や講座をおウチで聴く
心理学講座や講演の音声配信サービス「きくまる」にアクセスして、おウチでゆっくりとくつろぎながらカウンセラーの話を聴くことができます。「きくまる」のホームページはこちら>>>>>>>
みずがきひろみが仕事やパートナーシップについて日頃思うことを書いています。