木曜日担当、カウンセリングサービス の大門昌代 です。
木曜日「不倫と浮気」は大塚統子・大野愛子とお送りしています。
今週は、わたくし大門昌代の担当となります。 />
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春になると新しい洋服が欲しくなるのですが、皆さんはどうでしょうか?
私は先日、友達とお買い物にでかけたのですが、そこで、ある事に気づきました。
『素敵♪』と思って、私が引き付けられる洋服は、気がつくと、同じような物ばかり・・・
一緒に買い物に行った友人も、『これ素敵♪』と、言って、彼女が手に取る洋服も、いつも彼女が着ているのと、同じような洋服なのです。
お互いに『いつも、同じような物ばかり選んでしまうよね』『たまには、お互いに、相手に似合うと思う物を選び合いしよう』と言うことになり、相手が似合うだろうと思う物を、チョイスしあいました。
そうすると、自分では、似合わないだろうとか、私の趣味じゃないからと、手にも取らない物が、チョイスされるのです。
恐る恐る試着してみると、以外にも『これもありかな』と、思えるのです。
同じような洋服にばかり惹かれるというのは、単に自分の趣味や、好きだというだけでなく、「私は、この洋服のイメージだ」という、固定概念があり、それ以外のタイプのものは、無意識のうちに、自分の心の目が見えないようにしていることもあるのです。
「あっ!これは、私の領域じゃない」という感じですかね。
これと同じことが、男女関係でも起こっていることがあります。
付き合う相手は、いつも浮気者という場合、無意識のうちに、『私にはこのタイプが似合う』と思っている事があります。
「私には、浮気者がお似合いなのよ」などとは、意識的には思っていなくても、心の奥底に、「私は、とてもワガママだから、私のワガママを許してくれるのは、同じようにワガママに生きている浮気者よ!」みたいなことを、思っていることがあるのです。
本当は、自分がワガママというのは、思い込みや、誤解かもしれないけれど、自分のことを、あまり良いものと捉える事ができていないと、そんなことを、思ってしまっていることがあるのです。
ワガママと感じている場合だけではありません。
「私は魅力がない」
「私は迷惑をかける」
「私はとても悪い人間だ」
など、自己イメージが悪いと、そのイメージの悪い、悪い子ちゃんに似合うのは、同じように悪い子ちゃんの浮気者と、思ってしまうのです。
なぜか同じようなタイプの男性ばかり選んでしまって、浮気などの問題で苦しんでいるのなら、『私には似合わない』『私の趣味じゃない』人かもしれなくても、チャンスがあれば、お茶に出掛けたり、おしゃべりしてみるといいかもしれません。
人は誰でも、自分のイメージというのを、知らぬ間に持っていて、それが当たり前になっているので、どんなイメージを持っているかさえ、なかなか気付きません。
しかも、自己イメージは、思い込んでいることでもあるので、自分ではなかなか変革を起こせないのです。
あえて、自分以外の人の目を使わせてもらうことで、あなたの世界が広がり、同じパターンから、抜け出すきっかけになるかもしれません。
誰かあなたの事をよく知っている人に、『あなたに似合うのは、こんな人よ』と教えてもらい、洋服を試着するぐらいの軽い気持ちで、おしゃべりしてみると、以外と自分に合うことを、発見できるかもしれません。
その人とお付き合いする訳でなくていいのです。
自己イメージを少しアレンジする。
そんな気持ちで、自分が惹かれないタイプの人と、お話する事もありかもしれませんよ。
自分が惹かれる人だけが、自分と合う人とは限らないのです。
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