木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」がテーマです。
担当は、大塚統子・大野愛子とお送りしています。
今週は、わたくし大門昌代の担当となります。
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強そうに見える女性がいます。
バリバリ仕事をして、部下の面倒をみて、頼りがいがあり、自分の意見をハッキリと主張する。
素晴らしいですよね。
人望もありますから、人気者だったりします。
頼りがいがあるぶん、姉御肌なんて言われて、男性からも一目置かれたりして、その場のリーダー的存在になったりもします。
男女問わず、周りからすごく人気があるのですが、それは「頼りがいがある人」としてみていて、「良い人」であり「ステキな人」として見ているのです。
それは素晴らしいことなのですが、残念なことに、女性として見てもらえないという問題が発生してきます。
頼りがいがある、姉御肌、何でもできる人であるが故に、みんなが彼女に頼ります。
そうすると、周りの人にとっては、お姉さん的な存在、お母さん的な存在となってしまい、一人の女性として、なかなか見てもらえなくなるのです。
当然、一人の女性として扱われることも少なくなりますから、たまに女性として扱われたとき、例えば男性から、雰囲気が良いバーに招待されたり、重い荷物を持つよと言われたりしたときに、どう振る舞ってよいかわからなくなってしまいます。
どう振る舞ってよいかわからなくなった結果、いつもの頼りがいがある人をやってしまったり、混乱しすぎて普段話さないようなことまで話してしまったりして、せっかくの恋愛のチャンスを逃してしまうことも少なくないのです。
こんなときは、混乱していることを、そのまま表現したほうが、普段とのギャップが出てきて、とても魅力的になります。
「こんな扱いしてもらったことがないから、どうしていいかわからない」とそのまま言ってしまえばいいのです。
「緊張しちゃうな」
「なんだか照れちゃうな」
「恥ずかしすぎて、逃げ出したくなっちゃったよ」
ありのまま、そのまんま感じたことを、混乱しているさまを伝えると、「えっ?そんな側面もあったのだ」と相手にとっては、新たな側面が魅力的に映るのです。
男性からも人気があるけれど、いつも友達止まりという人の中には、もしかしたらこのタイプの人がいるかもしれません。
男性から仲間として見られていると、自分でも思ってしまい、そのように振る舞う。
そう振る舞い続けることによって、男性からは、「女性として扱われたくないのだな」と誤解されてしまうこともあります。
そうなってしまうと、友達止まりになってしまうのです。
男性よりも仕事ができてもいいのです。
男性よりも稼いでもいいのです。
男性よりも度胸があってもいいのです。
男性よりも強くてもいいのです。
女性として扱われたとき、雰囲気がちょっと良い感じになったときに、混乱しているさまをありのまま表現してみてください。
新たな魅力として、相手に伝えることができます。
友だち以上にすすめるチャンスが広がりますよ。
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