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つきあった彼が超自立だったんですけど、どうしたらいい?(9)~「寂しかった自分から助けましょう」

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こんにちは

「魅力UP術」のテーマで、2週間に1度ずつ小川のりこカウンセラーと交代で執筆しております。
どうぞよろしくお願いします。

◇ ◇ ◇

● つきあった彼が超自立だったんですけど、どうしたらいい?(9)~「寂しかった自分から助けましょう


今日も前回からの続きになります。
※コチラ↑を読んでから、今日のブログをご覧になると内容が分かりやすいですよ。


彼女が「自分の寂しさ」を彼に映し出していることに加えて、超自立の彼もまた心の底に寂しさを抱えているので、


なんとなく彼の感じていることを察知してサポートしたり、彼が言う前に先回りして色々と準備をしてあげるのも得意だったりします。


彼からすると、


つき合い始めのうちは、あなたのことを、細やかに気づかってくれるし、アレコレと支えてくれて助けてくれる、優しい彼女だと感じるものの


もう十分だと思った後にも、その次も、そのまた次もと、際限なくサポートを押し付けられているように感じたりするんですね。


例えば、和食でお腹一杯になって満足していたところに間髪入れず、次は大盛パスタが、その後には厚切りのステーキが運ばれてくるような状況を想像してみてください。


ちょっと待って、って思いますよね。


お腹がペコペコのときなら嬉しいけど、もうお腹一杯だったり、今は必要ないと感じているときにも、もう十分って言ってるのに、次から次に口にご飯が運ばれたら


ついその手を払いのけたくなってしまわないでしょうか?


そうなると、あなたは優しい彼女どころか、一緒にいるのがしんどい人になってしまうんです。


これって彼女側からはなかなか気づけないものなんです。


なぜなら潜在意識には自分の寂しさを埋めたいという欲求あるので、彼をどれだけ助けても、自分の欲しいものは手に入っていません。


いくらやっても十分じゃない感じがしますし、むしろ不安が増してしまうこともあります。

(心の中には「助けてほしい自分」もいますが、「助けたい自分」もいますから、両方の欲求が満たされていないので落胆や焦る気持ちは、ことさら大きいのです。)


その不安をかき消すために、また彼の心配をして助けたくなる・・・


パートナーの為にがんばった結果が、彼からの拒絶だったり、距離を取られたりということになってしまったら、悲しくて、つらくて、やり切れないですよね。


◇ ◇ ◇


私も同じかもしれない、そう思われたかたもいるかもしれませんね。


そんなあなたは、もれなく「イイ人」ではないですか?


「私は大丈夫だから」
「もっと大変な人はたくさんいるもの」


が口癖になってはいませんか?


そんな人は総じて頑張り屋さんで、周りに迷惑をかけることが嫌で、人に気を使わせることが苦手なのですが、


あなたはどうでしょうか?


周りから褒められても、自分が出来たことは「当たり前」になって、自分を評価することが出来なかったり、いつも世間や社会的な基準と自分を比べてダメなところを探してしまうこともあるかもしれませんね。


弱みを見せることも苦手で、助けることは得意でも、助けられることは最初から考えにないこともあります。


じつは、そんな人の心にも「寂しさ」がたくさん隠れていたりします。


人に気を使い、誰かを助けていることは間違いなく優しさです。


でも、いつもいつも人を優先し自分のことは後回しにすることで、つらいことがあっても表には出さずに、平気な顔をすることに慣れてしまうんです。


みんなに見せる外側の顔は笑顔、でも心の内側のしんどい顔は誰にも見せません。


知らず知らずのうちに、本当の気持ちを隠すことが当たり前になってしまうんですね。


すると、心の中には寂しさがどんどん溜まっていくんです。


本当は気づいてほしいのに気づいてもらえない想いが積み重なっていくものの、それは出せないし、出したくない、という葛藤になり、


繰り返されていくうちに、もう感じないようにしようと、
どこかで感情を切ってしまうことがあります。


そうなると、もう自分では寂しさを感じていたことなんて、意識することは出来なくなってしまいますし、感情を隠していることも自覚することは難しくなります。


私たちは感情を抑圧した分だけ、言い換えると意識とのつながりが切れて潜在意識に潜ってしまった感情ほど、周りに投影してしまうものなんです。


そして、無意識のうちにその感情に振り回され、気がつくと大きな問題となって目の前に現れたりするのです。


◇ ◇ ◇


前回の記事でご紹介した女性も、


人づきあいが上手で、細やかな気づかいの出来る優しいかたでした。


でも心の奥には、本当は誰かに気づいてほしい「寂しさ」を抱えていたのです。


おそらく感じてはいけないと思う分だけ、心を麻痺させてしまったのでしょう。


その結果より強く投影がおこって、自分の不安の大きさの分だけ、


彼自身が本当に求めているかどうかは見えなくなり、
彼の寂しさを何とかしてあげたくなってしまったのです。


その女性とのカウンセリングでは、パートナーの姿に「気づいてほしかった自分」を見ていること


彼を助けることで「本当は寂しさを抱えた自分自身を助たかった」気持ちに気づいてもらうことから始めました。


そうして段階を踏みながら、彼女の「寂しさ」のルーツとなる心の痛みと向き合い解放するセラピーへと移っていきました。


イメージを使いながら、心の中にいる、寂しさを我慢している小さな女の子を受け入れていきます。

「寂しかったね」
「ずっと我慢してきたね」

そんな言葉をかけながら、小さな女の子を優しく抱きしめてあげるように促すと、その女性も抑えてきた感情が自然に溢れてくるように泣いていました。


その後に体験した変化として、母親と仲良くなったこと、妹に優しくなれたことを教えてもらいました。


そして連絡の取れなくなった彼とはお別れをして、何回かのカウンセリングを経ているうちに、もともと友達だった男性と仲良くなりお付き合いが始まったのです。今までと全然違うタイプの男性で、彼女は「自然な自分でいられることが嬉しい」と言っていました。


まず最初に自分を助けること、それができてから相手を助けても遅くはないんですね。


彼女にとっては寂しさを封印することが、忙しい両親を助けることのできるただ一つの方法でした。


子供なら誰でも、お父さんに頼りたい気持ち、お母さんに甘えたい気持ちがありますよね。


でも彼女は、寂しさも、不安も、助けてもらいたい気持ちも、グッと堪えて心の奥へしまい込んでいたんです。


それが彼女の満たされなかった未完了の感情でした。


長い間、気づかれることのなかった心の痛みが、パートナーとの関係を通して問題となって表面に出てきたのです。


今回はここまでになります。次回に続きをお話ししますね。


それでは、今日があなたにとって素晴らしい日でありますように!





最後までお読みくださいましてありがとうございました。

次回の登場は2月13日です!お楽しみに^^

来週は小川のりこカウンセラーが執筆いたします。

※バックナンバーは⇒コチラから

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