彼への嫉妬は「コンプレックスを超えようよ」というサイン

２０１６年も始動しました。

今年はどんな年にしたいですか？

誰と、どんな想いを分かち合いながら、何をしたいですか？

私は星占いの専門家ではありませんが、水星が逆行するところから１年が始まり、５月には水星が太陽を横切る、と聞けば、今年はこれまで以上にコミュニケーションが大事な１年になるのかしら、と思います。

正直な想いを誠実に伝えて、大事な人たちともっと親密になれたら！

大事な人たちをもっと大切にできる自分になりたいです。

今年が皆さまにとりまして、愛と豊かさにあふれた１年となりますようにお祈り申し上げます。



人と仲良くしたいのに嫉妬してしまう。

大好きなパートナーなのに、嫉妬してしまい、ついけんかをしてしまう。

悪態をついては、自己嫌悪で落ち込む。

よくありますよね。

書いているだけでウンザリ、です。



私は、昔からやきもちやきです。

特に、他人の才能に対してとてもやきもちをやきます。

「いいなぁ。あんなにセンスがよくて」

「いいなぁ。あんなに優しい気持ちになれて」

「いいなぁ。あんなに洞察力があって」

「すごいなぁ」。

「あんなに美しいし」

「あんなにかわいいし」

とキリがありません。


そう思っては、

「負けてる」自分を意識して、

「私も頑張ろう！」って、

競争してみるけれど、

上には上がいるから、

結局は「私ってダメ」って落ち込むところに行き着くことの繰り返し。


自分が

「負けている」こと、

「ダメ」なことを感じたくなくて、

「すごいなぁ」「素敵だなぁ」と思う人からは遠ざかっていました。


嫉妬の対象が、大好きな人やパートナーだったりするともう大変。

相手を素晴らしいと思えば思うほど近づけなくなります。

「私なんて釣り合わないんじゃないかしら」

という自己嫌悪からくる不安が手に負えないくらいムクムクと大きくなってしまいます。


いきおい、

いじけやすくなって彼を困らせたり、
（そう、あの「どうせ、私なんか」というヤツです。）

彼のあら探しをしてしまったり、
（彼もこんなにダメなところがあるんだから、私がおつきあいしてもいいわよね！）

関係性が近くなればなるほど、

悪い態度オンパレードになるから困りものです。


そんな自分はますます不釣り合い！

だからきっと元カノの方がいいって思うよね、

とか

きっとあの会社の後輩に彼をとられるに決まっている、

とか

もう妄想が膨らむ、膨らむ。



心理学を学んで、

「私たちは自分の持っているものしか見えない。

だから、やきもちをやくということは、あなた中にもその魅力（＝才能）はあるということ」

と聞いても、はじめは、なかなかそうは思えませんでした。


そして、

「嫉妬は『私も欲しい』という気持ちの表れ。

『欲しい』のに自分が持つことを許していないときにやきもちという感情が出てくる」

と知ったときも、

自分は「欲しい」と思っているのに、どうしてそれが「自分が自分に許していない」ことになるのか、不思議でした。


確かに、片思いだったり、三角関係で、彼ともう一人別の女性とのラブラブな関係性を自分が持てていないと、

それって「私にもちょーだいよ！」と「もらえていない」感覚になります。


でも、

パートナーができても、

ステディな関係性があるのに、

それでもわざわざ「自分の方がダメ」と思う人を見つけては、

「きっと彼はあの人の方が好きなんだわ。だって彼女の方が魅力的ですもの」

と嫉妬する自分に気づいたとき、

なんだか愕然とするやら、おかしいやら、でグウの音も出ない気持ちでした。


まったく、自分が持っているもの（＝彼の愛情）すら

持っていないことにする自分の心（＝エゴ、自意識の声）にはほとほと参りました。

しぶといぞ！エゴ！


それくらい

「自分が自分に『愛されていること』『素晴らしいこと』を許す」、

つまり、

私たちの言葉で

「自分の素晴らしさを受け取ること」、

「愛を受け取ること」

ってなかなかできないみたいです。


それくらい、

私たちは、自分のコンプレックス（＝劣等感）にしがみついているのです。



もちろん、全部、無自覚で、無意識的にやっていることです。


だから、自覚できるのは、

「やきもち」という感情だけなんです。



もし、

「嫉妬」が「コンプレックス」の裏返しで、

「コンプレックス」が「彼が素敵で素晴らしい！」という想いの裏返しだとしたら。



彼がいるのに、

大好きなお仕事をしているのに、

誰か（元カノ、仕事のライバルや後輩、友達）への「嫉妬」で、その幸せを十分に味わえないとしたら、

その「嫉妬」は、今こそ、その「コンプレックス」を超えようよ、というサインです。


あなたの中にも、

あなたが「彼」に、「お仕事」に、「元カノ」や「仕事のライバルや後輩」、「友達」に見ているのと同じ

「素晴らしさ」「魅力」「才能」

があります。


それを

「そうかも」

って認めましょうよ。


あなたが大好きな「彼」や「お仕事」とその「素晴らしさ」でつながりましょうよ。


今、そこまで来ましたよ。


そう私たちの心の扉をノックしてくれているのです。


今年、もう一歩前に出るつもりで、あなたの大好きなものを大切にしてみませんか？


素晴らしい「彼」を素晴らしいままに、

素晴らしい「お仕事」を素晴らしいままに、

素直に愛せる自分でありたい、

そう思えたら、勇気をもって、そんな自分として言葉を探してみましょう。

そんな自分としてできることを探してみましょう。

それが本当のありのままのあなたの姿だと思います。




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