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どうしても丁寧に恋に向き合えないという男性のお悩み

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■カウンセリングサービスの浅野寿和です。いつもご覧いただきありがとうございます。

もうすぐハロウィンですねぇ。最近賑やかんですよね、ホント。楽しそうでいいですよね。
ちなみに、僕は最近までハロウィンの本来の意味を知らずにいたんです・・・。恥ずかしながら。自分の文化にないことはなかなか知らないものだなと、痛感しつつ、WEBの世界はそんな知識もすぐに教えてくれる。いやぁ勉強になります。

***

では、今日のテキストです。

■これは女性からよりも、あまり数は多くないけれど男性からご相談としてお受けする事がありえる、想定できるようなお話でもあります。

例えばこんなケース。

いつも恋愛が始まると疲れちゃうんですよね。彼女のこと、好きだな、いいなって思って関係を作っていくんです。その時はとても楽しいし、彼女の魅力をたくさん感じるんです。。

ただ、恋愛が始まると途端にテンションが落ちちゃうというか・・・。気持ちが盛り上がらなくなるんです。

あれ?俺、彼女の事好きなはずなのに、もうそう思っていないのかな?と自分でも思うぐらい、逆にしんどいな・・・なんて、本当に失礼なんだけど、でも思っちゃうんです。

今、彼女がいるんですけど、もちろん彼女のこと傷つけたくはないし、一緒にいる時は楽しいし、安心するんですよ。よく分からないけれど、とにかく彼女が悪いわけじゃないんだろうと思うんです。

ただ、何ていうんでしょう、普段のLineのやり取りや、デートの約束、おはよう・お休みって言い合うじゃないですか。それが何だか負担に感じてしまって。仕事も忙しいし、そればっかりやってらんないと思ってしまう。

そんな自分って、冷たいなって自分でも思うんですよ。恋愛に向いていないんじゃないか、こんなんじゃ結婚なんてとてもできないと思うし。

よく芸能人で「僕は結婚に向いていない」って男性の話を聞きますけど、自分もそうなんじゃないかって思うことがあるんですよね。

以前はそれで別れた人もいるんですけど、今の彼女とはそうなりたくないなと思って。
実際に、結婚を考え始めたっていうのは正直なところなんですけど。

でも、今のままじゃ結婚したいけれど、素直に彼女にそう言えない自分がいるんですよね。

そうおっしゃる男性の皆さんの多くは、「深刻」というより、悩んでいるけどしっかりした表情でお話になられる方が多いんですけどね。

そういったお話をお聞きすると、想いとしては女性を愛したいという気持ちをお持ちなのですが、自分でもわからないけれど「どうしても気持ちがついていかない」という部分でお悩みになられていらっしゃる方が多いような気がします。

こういった方って実は情熱出来だったり、仕事に関しても責任感をしっかりお持ちだったり、女性に対してもできるかぎり誠実でありたいと思われている方が少なくないな、と僕のカウンセリングの経験では思います。じゃなきゃ悩まないし、男性がカウンセリングにまでお越しになることはないと思うんですね。

が、どうしても消えない内面での違和感が、その方自身の不信感を煽っていくことがあるんですよね。


「彼女のことが好きなら、ずっと好きでいるべきだし、そう思っていて普通なのに」

「もっと若い頃は彼女に夢中になれたのに、どうして今はそう思えないんだろう」


いろいろと自分の中の感覚の理由を探って行かれることが多いようですね。



■さて、男性が今回のようなケースに陥ってしまう理由を考えると、まぁ一つじゃありません。

人それぞれでいろいろなことが考えられますけど、一般的に多いであろうことを今日は一つの考え方として書いてみたいと思います。


その理由が「自立」です。
あえて言い換えれば「自分のことを自分で愛する発想しかない」ということです。
もっと言い換えれば「自分の中にあるネガティヴな部分を人に見せない」という感じですね。


恋愛をすれば当たり前のように起きる「もっと良い自分でありたい」という思いが、時間の経過とともに自分を追い込んでいく感じでしょうか。

どんな人も、心理的に追い込まれた状況で「めっちゃ好き!」と思うことはあまりないと僕は思いますし。地獄に仏、とは思うかもしれませんけどね。


どこか何ごとも「自分で背負う生き方」。

こういったご相談をお伺いすると、そんな男性の生き様を感じることは少なくありません。

そして、僕、個人的には、そうやって「何かを背負って生きている男性」の生き方、良いかどうかは別にして、嫌いじゃないんですよね。

「そうですよね、男だもん、そう生きちゃいますよね。何事も自分次第だって思いますよね」

と、素直にそう思いますし、ある意味男性が、そう生きることに価値を見出している部分って否定できないと思うんですよね。


が、恋愛となると、その生き方がどうしても負担になってしまうことがあるんですよね。

恋愛初期は、彼女と一緒にいたいと熱意を持って頑張りますし、好きになった時のあのロマンスは男性にとっても心ときめくものですしね。
だから、本当に好きな女性に夢中になるし、一緒にいたいと強く思うでしょうね。

しかし、ある程度一緒にいる時間が長くなってくると、男性の中で一人で考えて、一人で行動し、一人で自分の問題を解決し、そして彼女とも向き合わなきゃいけないと考えるようになる男性も少なくないようですね。


「恋愛、という仕事が一つ増える」


意識的にはもちろんそう思っていない男性がほとんどです。
が、その内面では「恋愛も自分がなすべきこと」という感覚を、良かれと思って感じている男性も少なくないような気がしていますよ。良いかどうかは別にして。

面談カウンセリングの中で女性の皆さんがおっしゃる、愛があるとかない、といった女性的な発想とはある意味、ねじれの位置にある発想で恋愛を捉えている男性もいらっしゃるということ。
ここは男性と女性の発想の違いかもしれませんね。

だから、Lineなどの連絡や相手とのコンタクトも「なすべきこと」になっていき、その感覚がずーっと続けばしんどくなりますよね。

これが結婚生活始まってずーっと続けば、その男性にとって結婚をするためにしなければいけないコミットメントは、どれぐらいの負担と向き合うという感覚になるだろう?と思います。

実際、恋愛や結婚生活をそのような負担と感じる必要も必然性もないのですけどね。
しかしそう感じてしまうという部分が、その男性の「心理パターン」だと言えます。

だから悩んでしまうと、「自分って結婚に向いていないのかな?」と思う。

けれど、心の中では「自分の苦しみや至らなさ」を全部自分で解決しようと考えていたり、人に自分を任せない生き方をしているので、自分の欠点や至らなさを潰すような生き方になる事が多いようです。


なので、どうしても自分の欠点や弱音を隠しますし、人に対してもどこか「相手の欠点や弱さ」ばかりが目につく。

つい言いたくないけれど、やりたくないけれど、彼女に対して冷たい態度をとったり、批判的な意見を多く告げてしまうのはこういった「自分がある意味「良い」と思っている、自分自身の生き方、扱い方」を、当たり前のように相手にしてしまうから、とも考えられるんですね。


なので、実際の面談カウンセリングやセミナーでは、「自分の心の重荷を下ろす」といった方向のセッションをさせていただくんですけども。

このように自立している方にとって、自分の心の負担や荷物を下ろすことは、自分の中の戦争を終わらせ、荷物を下ろす相手、場所に対する信頼を持つ、ということに変わりますからね。

まぁそこに「依存することに対する罪悪感」があると嫌な気分がしますが、それよりも「感謝して受け取る」ということがテーマになる感じですね。



■最後になりますが、もしあなたのパートナーがこんな悩みを抱え、あなたがその人を大切に思われるならば。

どこか男性の葛藤に気づいて、男性の感覚で自分を責めない、ということが大切になることが多いでしょうか。自分が傷ついたり自分を責めると相手を責めたくなるので、余計に関係性がこじれることも。

とはいえ、つい傷ついちゃうってことも実際に起こり得ることだと思いますし、それは辛いことですよね。それは相手を理解し許すためにも、何より先に癒やされるべきことだと思います。

でも、男と女のすれ違いって、こういうことから起きていることって少なくないようです。

そして、今回の場合は、その部分に男性本人にも気づけないほどの「自立」があることなんでしょう。だから男性自身もパートナーに向けた本心になかなか到達せずに苦しまれていることもありますよ。

そうは言えども、あなたに愛情がある度合いだけ、このタイプの男性とともにいるとき、寂しさや無力感、不安も感じることもあるかと僕は思います。

そんな時は、自分の不安や怒りを開放する場を持つことや、あなたの価値を感じたり、あなたの女性性を受け取り、パートナー向き合っていくプロセスは、あなたもパートナーもより「受け取る」方向性に進むことになるのかな、と思います。
どこか、一人で頑張るのではなく、あなたの心のサポート、癒しも同時にあればこころ強いかもしれませんね。

その上で、二人がちゃんと話し合えればいいですね。

だからカウンセリングでは、そこまでのサポートや、勇気が出るように、その痛みを先に癒やしておこうと考えたりもするんですよね。


今日は以上です。最後までご覧頂きありがとうございました。


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