こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交代で金曜日の《大人の恋愛術》ブログをお届けしています。
めっきり涼しくなりましたね。虫の声がBGMになりました。
まずは、こちらです。第8回【心理学サロン】は10月22日(木)、「笑い」を心理学します!「笑う門には福来る」と言います。幸せは幸せを呼ぶ。そんないい循環を作るために、涙の中に「やさしさ」や「おかしさ」を見つけることができたらステキだと思いませんか?
さて、本題。
パートナーを成功させられる人って文句なくステキです。男性でも、女性でも。特に、そういう「女性」のことを巷では「あげまん」と言います。
パートナーの成功のために力を尽くすことができて、心からその成功を自分のことのように喜べるのって美しいと思うし、そういう人のことを私も尊敬します。そうなりたい、って思います。
でも、「あげまん」という言葉は、正直なところ、私はあまり好きではありませんでした。
私が「我(エゴ)」が強くて、パートナーとも競争しちゃうから、なかなか相手の成功が自分の成功と思えなかったからかもしれません。つい「私も」頑張らなくっちゃと思ってしまうところがあるので。彼の成功は、彼の成功。私の成功は、私の成功、って思って、彼が成功したら、自分も同じだけ成功しないと見合わないと不安になるんです。
カウンセリングサービス的には、「受け取れない」病といいますね、こういうの。(笑)
と同時に、なんだか「パートナーの成功」を「自分ごと」として喜ぶのって、どこか「お母さん」的で気持ち悪いと感じていました。
母親としては、子供が成功してくれると無条件に嬉しいです。もう、自分の成功以上に嬉しい。
たとえ、喜んだ数秒後に、エゴが「トンビがタカを産んだね。子供があなたに似なくてよかった。子供に比べてあなたはずいぶんとちっぽけだね」と囁き、自己攻撃と嫉妬を発動させたとしても、子供が成功する純粋な喜びは、それとは別に、やっぱりとてもパワフルです。
でも、パートナーに対して、となったとたん、「それって男を育てる」ってこと?
「犠牲」にならないかしら?
ううん、逆に、それって「傲慢」?
もう抵抗だらけになっていたのです。
ご主人が社会的、経済的に成功して、内助の功を立派に務めたにもかかわらず、
「彼が浮気をしているんです」
というご相談をいただきます。
芸能人でも、経済人でも、下積み時代に自分を支えてくれたパートナーを、成功したら捨てて、スポットライトを浴びている女優さんやアナウンサーに乗り換えるような話もよく耳にします。
「夜っぴて何度も企画書を書き直していた頃は、彼女もよく支えてくれたんですけど」
といった男性側の、
「でも、ステージが変わっちゃったんだよねー」という語られない言葉を聞くと、言わんとしていることはわかるけれど、(同じ女性としては)支えようとした女性の切なさが身につまされます。
そして、
「彼のために、◯◯した、××した」というパートナーの成功のために頑張ったのに裏切られた女性側の話を聞くと、
どうもそれって「お母さんと息子」の関係性みたい、という感想をもつことが多いのです。
お決まりのように男性は、
「ここまでこれたのは彼女のおかげで感謝しているんですよね。好きか嫌いかときかれれば嫌いじゃない。むしろ好き。でも、女性としては見れないんです」
なんておっしゃる。
息子は、成長すれば、母親のもとを離れ、いずれはお嫁さんをもらいますから、母親と息子の関係性ならば、厳しい見方ですが、自然のプロセスをたどっていると言えます。
浮気が発覚して、
「そんなぁ。私はお母さんじゃなくて妻なのに。私を愛するのが当たり前でしょ!」
と心理的な「お母さん」の位置から降りて、今度は「娘」のように「愛される」ことを求めたくなりますが、残念ながら、この段階ではそれもうまくいきません。
二人の関係性がそこまで行き詰まる前なら、「甘える」ことができると、バランスがとれたりするのですけれど。
「犠牲」ではなく、
「私が彼を成功させてあげたのよ」という「傲慢さ」でもなく、
「パートナーの成功を自分のこと以上に喜べる人」であり続けるために必要なものがあるとしたら、
それは、
「感謝」と「信頼」だ
と私は思います。
今、どのくらい彼の存在に感謝できていますか?
彼が、ただ、いてくれること、
彼が、あなたのために頑張っていること、
彼のために、あなたが頑張れることに。
彼のパンツを洗えること、
彼のシャツにアイロンをかけられることに感謝できますか?
彼がいてくれるから、彼の成功という夢が見れるし、そのために私も頑張れるのですから。
彼は、「あなた」が選んだパートナーなのですから、
「素晴らしい人」
なんです。
彼の「素晴らしさ」を見続けながら、
彼の「しょーもなさ」を抱きしめられますか?
それが「信頼」なのだと思うのです。
今日も、「ありがとう」を大事にできますように。
ココロを学んでバージョンアップしたいあなたのために、、、
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