
こんにちは
どうぞよろしくお願いします。
● 超自立のパートナーの弱さを受け止めるために知っておきたいこと
● 超自立のパートナーの弱さを受け止めるために知っておきたいこと
多くの方に興味を持っていただけたようで、8月9月は初めてお話しするクライアントさんから、「ブログを読んでカウンセリングを申し込みました」と言われることが良くありました。
読者の方からは、ハードワークにのめり込んでいる彼や、上昇志向が強くて仕事最優先の彼とのことで、
「彼は全然連絡もよこさないし、私ってどんな存在なんだろうとずっと思ってました」
「どうして彼が脇目もふらず仕事ばかりしているのか、すこし理解できました」
といった感想をいただきました。ありがとうございました^^
「彼は全然連絡もよこさないし、私ってどんな存在なんだろうとずっと思ってました」
「どうして彼が脇目もふらず仕事ばかりしているのか、すこし理解できました」
といった感想をいただきました。ありがとうございました^^
自立的な人というのは、基本的に感情表現が苦手です。
感情をあらわにすることに対して、とっても臆病なんですね。
特に前回の記事で触れた、「不安に駆り立てられながら頑張る超自立男性」は、彼らの子供時代や、まだ依存的で弱かったころの厳しい環境、体験した辛い出来事で、心に傷を抱えていることがとても多いのです。
たとえば
・小さい頃は弱くて、いじめられたり、バカにされていた
・父親が頼りないダメ親父で、そんな父親をすごく嫌っている(ああはなりたくないと思ってきた)
・逆立ちしてもかなわないくらい偉大な父親で(地元の名士など)、いつも負けてきたと感じている
・出来の良い兄弟姉妹たちと比較されて、劣等感を感じ続けてきた
・家族が借金・貧困などの問題を抱え、困っていたために、早く自分が大人になって家族を救いたいと思ってきた
といった「辛い思い出・弱かった自分」をバネに二度とあんな目に会わないように強くなろうとします。
依存時代の嫌な記憶で傷ついた度合いだけ、自立の度合いも強まるんですね。
そんな超自立に傾いた男性にとって、感情という目に見えない、繊細で、脆いモノは自分の中にあってほしくないんです。
だから感情を表現することを苦手になりますし、何かを言おうとするときにはやたら理屈っぽくなります。
理論的であろうとすることで感情を抑えているんですね。
理論的であろうとすることで感情を抑えているんですね。
そこには自分を守りたいという気持ちと、もう一つには「抑えた感情を一気に出してしまったら、周りを傷つけてしまうんじゃないか?」という恐れがあります。
たとえばパンパンに膨らんだ大きな水風船が破裂したら周りの人は水浸しになってしまいますよね。
濡れるくらいならまだマシですが、中身が爆薬だったり火山の溶岩だったりしたらどうでしょう?
濡れるくらいならまだマシですが、中身が爆薬だったり火山の溶岩だったりしたらどうでしょう?
そのくらい触れたくない、ある意味危険なモノを常に抱えていると無意識的に感じているしたら、よけいに怖くて、さらに感情を抑圧するという悪循環になってしまうんです。
超自立的で頑張り屋さんの男性は、自分で自分を止めることができません。
そんな人が自らを振り返り、自分を変えようと思うことがあるとすれば、人生に何らかの大きな出来事・アクシデントがあったときくらいなんですね。
たとえば、大病・事故・仕事上の失敗・出世レースに破れた時・破産・離婚・家族の病気・信頼していた人の裏切り…
こういった出来事が起こった時に
「僕の人生って、いったい何だったんだ…」
はじめてそう思うことがあります。
ずっと頑張り続けて、いつか成功すると信じて積み重ねてきたものが音を立てて崩れてしまったような失敗感、敗北感、挫折を感じるのです。
そこまでのコトが起きて、その後で、ようやく自分のこれまでを振り返ることができるんですね。
(私の場合は、交通事故⇒うつ病になり長期療養が必要になるまでは、ハードワークを続けていた自分を止めることができませんでした)
私たちは痛みや失敗を経験すると、もう二度とあんな目に合わないようにと、それまでとは正反対の路線に向かうことがあります。
しかし正反対の道にも同様に人生の罠があるとは知らずに、また突っ走って失敗をすることも多いんです。
痛みを避けたいがための選択をしてしまうことで、本来自分が望んでいるゴールとは違う場所へ行ってしまうこともあります。
本当に二度と繰り返さないために大切なのは、過去の痛みと向き合い、癒すことです。
するとどちらの生き方にも罠とその裏に隠れたギフトがあることがわかり、どちらのギフトも手に入ります。
それまで切り捨てようとしてきたネガティブな感情や、自分の中には無いことにしてきた自分の一部(弱い、失敗した自分)を、もう一度その存在を認めて受け入れることが必要なんですね。
とは言え、彼がそんなアクシデントに見舞われるまで待つのもしんどいものです。
彼も意識的には気づいてはいなくても、自分が隠している弱さを受け止めてくれることを心のどこかで望んでいます。
もちろんパートナーである、あなたに一番認めてもらいたいし、受け止めてもらうことを求めています。
今日は超自立的なあなたの彼をいつもと違う視点で見てみましょう。
彼が心の中に隠している弱さを見てあげてください。
どんなものが見えたでしょうか?その弱さを理解して、すべてを受け止められるくらいの大きな愛という存在になることを自分に許してあげましょう。
あなたが本当に自分を許せたとき、今度は彼からあなたに同じものが帰ってくるはずですよ。
それでは、今日がみなさんにとって素晴らしい日でありますように!
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
次回の登場は10月10日です!お楽しみに^^
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