こんばんは。カウンセリングサービス の大塚統子 です。
木曜日に大門昌代 ・大野愛子 とともに「うまくいかない恋の処方箋」をテーマに書いています。
今回は大塚が担当です。
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「会いたいのに会えないのが寂しい。」「会った後の別れ際が寂しい。」と同じくらい、「一緒にいるのに寂しい…」というお話をお聞きします。
別々に居て寂しいよりも、一緒に居て寂しい方が、やりきれないものかもしれませんね。
「私がこんなに彼を思っているのに、彼は私よりも別の何か(誰か)を優先している」とか、「私のことをわかってもらえている気がしない」とか、「一緒に楽しみたいのに、彼は自分の思ったようにならないと不機嫌になる」といったように、「気持ちが寄り添っていない」と感じることが寂しくさせるようです。
例えば、仕事で落ち込んで帰った日、彼女は「彼に話を聴いてほしい」と思っていました。しかし、彼は何かを察知したのか、彼女を放置気味。彼女は「辛い時なのに傍に居てもらえない。なんで私達は一緒に居るんだろう。」と寂しくなります。仕事でのショックに加えて、恋愛でも更に落ち込んで…。「私は彼に愛されていない」「私はいつも大事にされない」とよく出てくる気持ちを味わう、という話も聞きます。
ところが、これは男女の気持ちの処理方法の違いからくる誤解かもしれません。
一般的に、女性は会話をしながら自分の気持ちを整理していきます。嫌な出来事があったら、感じた気持ちを誰かに話して「それヒドイ」「大変だったね」などと共感しあうことで、心を落ち着けていく方が多いです。
これに対して、男性は自分一人の世界に入って気持ちを整理する方が多いようです。「人に自分の気持ちを話そうとする方がストレスになる」という方もいるくらいです。
男性が心配して話しかける女性に「放っておいてほしい」と言ったり、女性の話に気持ちがついてこなくて変な間ができたりするのも、気持ちの処理方法の違いからくるものなのかもしれませんね。
この違いを理解して、もう一度彼女が寂しくなった例を見てみましょう。
仕事で落ち込んで帰った日、彼女は「彼に話を聴いてほしい」と思っていました。
→ 彼には、人に話を聴いてもらってスッキリするという感覚がありません。
しかし、彼は何かを察知したのか、彼女を放置気味。
→ 彼は自分が落ち込んだ時に一人になって気持ちを整理したいので、「彼女の邪魔をしないでおこう」という彼なりの思い遣りの行動。
「私は彼に愛されていない」「私はいつも大事にされない」とよく出てくる気持ちを味わいます。
→ 彼が彼女を愛しているからこそしていること、彼なりに彼女を大事にしているつもりです。なんでそこで寂しくなられるのかが彼にはわかりません。
男性の側からは、「彼女が一人で勝手に寂しくなって、不機嫌になる理由がわからない。」という話も聞きます。
男女がすれ違いやすいポイントは、自分とは別の人間に、「私だったらこうする」「普通こうするものでしょう」と、自分の基準を当てはめてしまうことのようです。
「私だったらこうするのに、彼はしない。」だから「愛されていない」「大事にされていない」と、寂しくなっていないでしょうか。
自分の常識は、相手の非常識ということがあります。
一人で寂しくなる前に、気持ちの処理方法や考え方の違いを理解しておくといいでしょう。
ちなみに、彼に「今日はただ話を聴いてほしい」とお願いするなら、30分とか1時間とか、時間を区切ると聞いてもらいやすいようです。エンドレスに話し続けると、彼も疲れてしまいますし、自分自身が同じ気持ちをぐるぐる回り続けることがあります。
「この時間だけ」と区切ることで気持ちを切り替え、あとは二人で楽しい時間を過ごしてくださいね。
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