助けられない彼

　
こんばんは。カウンセリングサービスの大塚統子です。
木曜日に大門昌代・大野愛子とともに｢うまくいかない恋の処方箋」をテーマに書いています。
今回は大塚が担当です。
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「彼が私の愛情を信じてくれない」といったご相談があります。

一生懸命「愛してる」と愛を伝えているのに、
愛を受け取ってもらえないのは悲しいし、切ないですよね。

この状態を客観的に見てみると、
・「信じられない」と言うことで、「もっと愛して」と欲求を表現する彼
・「信じてほしい」から、彼の欲求を満たそうとするワタシ
意外にも、需要と供給のバランスが取れているのではないでしょうか。

カウンセリングでは、次のようにお尋ねすることがあります。

・「信じてもらえない」ことがワタシにとってどれだけ悲しいのかを彼に伝えてみたことがあったでしょうか？

・「どうせ離れていくんだろう」「どうせ他の男の方がいいんだろう」って言ってばかりの彼に、「大好きなあなたなのに、そう言われ続けると本当に嫌いになっていっちゃうよ。だから言わないで。」って、お願いしてみたことがあったでしょうか？

こういったケースでは、こちらの気持ちを伝えたら、彼に「だったら、別れよう。」と言われることがあります。「俺はそういう人間だから」などと、突き放すようなことを言われる場合もあります。

その想像ができるから、その体験をしているから、「悲しい」って言えなくなっているのかもしれませんね。

「ワタシの愛を信じてもらえない」ことが悲しいし、その「信じてもらえない悲しみをわかってもらえない」ことがまた悲しいのではないでしょうか。

注目したいのは、そんなに悲しい思いをしてまで「彼と一緒にいよう」とするワタシの心です。

「彼の傍にはワタシがいてあげないと。」「彼を救ってあげたい。」といった気持ちがあって彼から離れられないのなら、あなたは「助けたい」という気持ちが強い人なのではないでしょうか。豊かな母性があるのは素敵なことですよね。

そこでまた質問です。

目の前の彼の他にも、これまで「助けたいのに助けられない」といった経験をしてきていないでしょうか？

心の奥を探っていくと、助けたかったのに助けられなかった誰かの存在が見つかることがあります。

それは、昔の恋人だったり、家族から孤立していた父親だったり、案外自分自身だったり、人によって様々な状況があるようです。

助けられなかった誰かがいると感じていると、「今度こそ助けたい！」という気持ちが働き、助けを求めている人に興味が向くことがあります。

けれども、本当に助けたい人の代わりに誰かを助けようとしているので、なかなか「助けることができた」とは感じられないようです。

もし「助けたかった誰か」がいるのなら、もう一度その人との関係がどうだったのかを見直してみるといいかと思います。

自分が望むような形では助けることができなかったのかもしれませんが、あなたの「助けたい」という想いは相手を支える力になっていたということはないでしょうか。

新たな視点で見直してみると、「助けたいのに助けられなかった」から、「助けたかった人の力に少しはなれていたのかも」と自分自身の捉え方が変化していくことがあります。

「助けられるワタシ」と自分のことを思えるようになると、私の愛を信じない彼を「不器用な甘え方をする人」と見られるようになっていくかもしれません。

そして、「彼はきっとそんな不器用な甘え方を受けとめられるワタシのことを好きでしょ。」などと思えるようになったら、気持ちが楽になるのではないでしょうか。

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大塚統子が担当するワークショップのご案内
テーマ：
　昼の部：　心のクリアリング
　　　～「自分が嫌い」「自分が悪い」と思っているあなたへ～
　夜の部：　心のセンタリング
　　　～「自信を取り戻したい」と思っているあなたへ～
日　時：　2015年6月28日（日）
　昼の部：13：30-17：30　夜の部：18：30-20：30
会　場：　五反田・ゆうぽうと
料　金：　昼の部：5400円・夜の部：3240円
（＊昼の部・夜の部を併せて受講の場合は、7560円）
詳細は＞＞＞こちら
＞＞＞お申込みはこちらから＜＜＜
ご参加、お待ちしております。

テーマ：　「恋する心の不思議～タイプ別・恋愛レッスン～」
日　時：　2015年7月11日（土） 18:30～20:30
会　場：　五反田・ゆうぽうと
料　金：　3,240円
ゲスト：　大野愛子カウンセラー