みなさん、こんにちは。カウンセリングサービスの大野愛子です。
木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」をテーマに、大門昌代・大塚統子と共にお送りしております。今週は、大野が担当させて頂きます。
不倫に苦しむ女性に向けてのお話です。
ただし、ごめんなさい。少々辛口かもしれません。
※お読みになる方に
不倫の是非を問わず、心理的な側面からお話させていただくことを、どうかご理解ください。
* * *
不倫の恋に苦しみながらも、別れられないと悩む人には、ある共通点があるようです。
「彼ほど、私を愛してくれた人はいません。」
「彼ほど、私に優しくしてくれた人は今までいませんでした。」
前から欲しくて、待ち望んでいたものを、やっと手にいれた。
やっとやっと、手に入れた。
頭ではこのままではいけないと思いながらも、心が彼から離れられないのです。
不倫の恋って、真剣になればなるほど苦しいんです。
そういうふうにできているのです。
多くの不倫には、未来がありません。
彼があなたのものになるのは、一緒にいる時間だけです。
多くの男性は、あなたの望みを叶えてあげることができません。
週末や誕生日やクリスマスだって、彼は奥さんのものだからです。
あなたの望みを叶えてあげられないこと。
彼だって、わかっています。
あなたが理不尽な状況を受け入れてくれていること。
彼だって、わかっています。
どうにもしてやれないのだから、せめてものできることをしてやろう。
多くの既婚男性が優しく寛大なのは、ここに理由があります
つまり、罪悪感という感情です。
どうにもできない罪悪感は、こんな言葉で表現されることがあります。
「僕は、君をしあわせにできないかもしれない」
「僕は別れたくないが、どうするかは君が決めていい」
「僕たち、もう別れたほうがいいかもしれないね」
これを聞いた女性の多くは、自分が愛されていない、もう飽きられたのかと思い、より彼に愛されるための努力を必死にするようになります。
「私は、別れたくない」
「私はこのままでも十分しあわせなの」
「あなたが好きだから、一緒にいたいだけなのよ」
見捨てられる怖さから、多くの女性がこんなセリフを口にします。
そして、その言葉は彼の罪悪感を軽減します。
「相手も望んでそうしているのだ」。
だから、関係は続きます。
女性が受け入れ続ける限り、この関係は続くのです。
「罪悪感からの優しさ」ってあるんです。
不倫をしている既婚男性が優しい理由は、ここにもあるのです。
彼のその優しさは、いったいどんな優しさなのか?
目を凝らしてみると、その輪郭が見えてくるかもしれません。
ひとつひとつと向き合い、不倫の末に結ばれたカップルも私は知っています。
すべてに実りがないわけではありません。
それでも、多くの女性がこの恋をするにはするだけの理由があります。
だからこそ、そこから「どう幸せになっていくのか」をサポートしたいと思うのです。
少々辛口でしたがお許しください。
ひとりでも多くの女性がしあわせになることを願っています。
◆ワークショップ開催のお知らせ◆
五反田ゆうぽうとにてスペシャルワークショップを開催いたします。 6/6スペシャルワークショップ「自分を大切にする3つの手がかり」
(1)13:30~15:30 大野愛子
『マインドアップ講座~ありのままの自分を愛せば人生が変わり始める!~』
(2)16:00~18:00 やなぎあこ
『寂しがり屋さんが持つ豊さという才能』
(3)18:30~20:30 大塚統子
『自分を責めない・嫌わない~あなたの心にあるものは?~』
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