木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」がテーマです。
担当は、大塚統子・大野愛子とお送りしています。
今週は、わたくし大門昌代の担当となります。
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「あなたって、○○なところがダメよね」と彼にダメ出ししていませんか?
彼に言っていないにしても、心の中で、ダメ出ししていることって結構あるのかもしれませんね。
「男らしくないところがダメ」
「仕事ができないところがダメ」
「やさしくないからダメ」
「気が利かないからダメ」
「すぐに弱気になるからダメ」
「自分から話さないからダメ」
「記念日を忘れるからダメ」
「遅刻するからダメ」
ありとあらゆるジャンルで、ダメ出ししよと思えばできますね。
でも、ダメ出しすればするほど、自分自身にも厳しくならなくてはいけなくなりますし、果ては「どうしてこの人と付き合っているのだろう?」と、彼とお付き合いしていることにも、疑問が出てきてしまうかもしれませんね。
「彼の○○なところが苦手だな~」と言うのは別にいいのです。
「もう少し、男らしくなってくれたらうれしいのだけどな~」もありです。
でも、「○○なところがダメ」と、ダメ出しすればするほど、その彼の魅力は低下していってしまいます。
ダメなところばかり見てしまうので、彼がダメ男に見えてきてしまうという側面もあります。
また、ダメ出しされた彼が、その期待に応えてダメ男になるという側面もあります。
そもそも、どうしてダメ出ししてしまうのでしょうか?
一つ目の理由は、「愛される自信がない」というのがあります。
自分に自信がなく、「私なんて愛されるわけがない」と思っている人に彼ができたりなんかすると、青天の霹靂なわけです。
「いつかふられるに違いない」(なぜなら私なんかが愛されるわけがないから)
「遊ばれているだけに違いない」(なぜなら私なんかが愛されるわけがないから)
そうなのだとしたら、ふられて傷つくのは嫌ですよね。
そうすると、ふられても傷つかないように、彼の評価を下げてしまおという目論見の元行われるダメ出しというのがあります。
もちろん「彼の評価を下げてしまおう!」と意識しているわけではありません。
また二つ目は、彼が素晴らしすぎる場合です。
彼が素晴らしいのだとしたら、雲の上の存在になってしまいますよね。
そうすると、彼に近づくには、自分も相当素晴らしい人にならなくてはいけないと感じます。
でも、そんなことは無理なのだとしたら、「彼なんてたいしたことない」という要素を見つけて彼を素晴らしい人の座から降ろしてしまおうとするのです。
そのためには、ダメ出しが必要になってくるというわけです。
三つ目は、彼にダメ出しすることによって、自分の価値を上げようとする場合。
自己価値が低い状態というのは、自分の価値が感じられない状態です。
そうすると、あまり居心地がよい状態とはいえません。
そこで、「彼よりも私のほうがまし」と思えると、居心地が少しはましになるのではと考えてのダメ出しです。
今回は、三つのダメ出しを書きましたが、ほかにもいろいろあります。
ふられても傷つかないためにであったとしても、彼が素晴らしくて困る場合であったとしても、自分の価値を感じるためであったとしても、それをやればやるほど、そんな自分のことが嫌いになってしまいます。
そして、自分のことが嫌いになった分だけ、彼にも嫌われるだろうという恐れを作りますし、より彼は素晴らしい人になってしまいますし、自己価値は下がってしまいます。
いいことが何もないのです。
もし、彼に対してダメ出ししすぎているなと思ったら、同じことを自分にしていないかチェックしてみてください。
彼にダメ出ししているジャンルとは、別の部分かもしれません。
でも、どこかで自分に対してダメ出ししているはずです。
そして、自分へのダメ出しによって、自分のことが嫌いになっているかもしれません。
自分のことが嫌いがゆえに、彼に愛されないだろうと恐れ、彼が自分に不釣合いなぐらいに素晴らし人に思え、自己価値が下がっているかもしれません。
彼へのダメ出しをやめようとしなくてもいいのです。
自分へのダメ出しをやめることで、自然と彼へのダメ出しは減ってきます。
人は自分を理解して、受け入れてくれる人のことが大好きです。
反対に、ダメ出しして、否定する人のそばからは、離れたくなってしまうのです。
もし、彼にダメ出しばかりしてしまって恋愛がうまくいかないという人がいらっしゃったら、まずは自分へのダメ出しをやめてみることから始めてみて下さいね。
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