こんにちは。神戸メンタルサービスの平です。
日曜日・恋愛心理学講座を原カウンセラー と隔週で担当しています。
年の瀬も押しせまりましたが、みなさま、いかがお過ごしですか。
今年も一年間、誠にありがとうございました。![]()
では、今年最後のブログをお届けいたします。
さて、みなさんからいただく質問でよくあるのが、男性と女性の考え方の違いに関することです。
心理学的なお話をすれば、じつはその違いのいちばんのルーツは、「オチンチンがあるか、ないか」というところにあるようなのです。![びっくり]()
私たち人間は3歳ぐらいになると、自我が発達し、自分のことやまわりの環境について理解できるようになってきます。そのとき、女性のみなさんはとある衝撃の事実に出会います。
それは、「私にはオチンチンがない」ということです。
3歳ぐらいですから、ただ無邪気に「なぜ、ないのだろう?」と考えます。それは、オモチャを持っている人と持っていない人、お菓子を持っている人と持っていない人と同じようなものです。だから、自分は持っていないとしたら、純粋に「私も持ちたい」と思いますよね。
そして、「どうしたら、持てるようになるのか」と考えますが、その考え方はいくつかのタイプに分かれます。
たとえば、「男の子のようにふるまっていれば、いつか生えてくるのではないか」と考えるジャジャ馬娘タイプ。![]()
「そういえば、おかあさんにもおねえちゃんにもない。ということは、私はおかあさん族なのだ。だから、女らしくふるまわなければいけないんだな」と思うブリッ子タイプ。![]()
「あるべきものが私にはない。私には欠けているものがあるということだから、なにかで埋め合わせなければならない」と考え、いろいろなことにものすごく努力する埋め合わせタイプ。![]()
「欠けたところを埋め合わせなければ」という考え方は、「自分になにかを付加する」という行動に結びつきます。たとえば、お化粧、ファッション、料理、お稽古事、資格の取得などにエネルギーを注ごうとするわけです。
いずれのタイプであれ、どれだけがんばったってオチンチンは手に入りません。それゆえ、「われわれには生まれもって決まっているものがあり、それはどれだけ努力しようが変わらない」などという運命論的な考え方をする傾向が女性は強くなりがちです。男性に比べ、女性は占いにハマりやすいのも同じ理由です。
一方、男性は「男の子でしょ、オチンチンついてるんだから!」などと言われて育ちます。オチンチンが大事なアイデンティティであるわけです。そのため、「このアイデンティティをけっして失わないように」などと考えます。![はにわ]()
男性の多くが、家柄、学歴、地位、企業などに強くしがみつこうとする傾向があるのも、それが自分のアイデンティティであり、自分を守ってくれるという考え方があるためです。
ですから、リストラをされたときなどに死んでしまいたくなるのは、ほとんどが男性です。リストラされることは、自分のアイデンティティが失くなったということであり、言い換えれば、オチンチンを切り落とされてしまったような衝撃であるわけです。![]()
失恋したとき、より大きなショックを受けるのは女性よりも男性のほうだとよくいわれます。![]()
男性は女性を“もの扱い”するといわれることがよくありますが、つまり、失恋とは、自分のものだと信じて疑わなかったものが切り落とされてしまうようなことであり、アイデンティティの喪失に等しい出来事ともいえるのです。
また、断捨離という言葉がありますが、大掃除したり、いらなくなったものを手放したりすることが上手な女性に対し、男性には収集癖のある人が多いものです。
多くのものを集め、なかなか手放そうとはしないわけですが、これはたくさん持つことによって保険を掛けているといえます。心理的に見ると、落としたり、失くしたりすると困るので、たくさんのオチンチンの予備を持っておきたいと思っているわけです。
この考え方は、何人も愛人をもちたいという男性心理にも通じます。つまり、いつも失くしたときの不安感に怯え、そうならないようにと複数の予備を必要としているようなのです。
われわれ男性はいったいどのぐらいオチンチンにしがみついているのでしょうか。これはフロイト心理学の考え方なのですが、こんなふうに見ていくと、なんとも滑稽でおもしろいものですね。
それでは、みなさま、よいお年を![]()
来年も変わらず、ご愛読のほどよろしくお願いいたします。![]()
* * *
さて、お読み頂いております、心理学講座は、耳で聞いてい頂くことも可能です。
「きくまる」の無料音源サービスで、私どものいろんな講師の講座やレクチャーを無料試聴頂けます。
私、平は「平準司の公開カウンセリングシリーズ」を発売しており、その内容を一部無料公開しておりますので、よろしければ実際のカウンセリングの現場のリアルな音源をお楽しみ下さい。
「平準司の公開カウンセリングシリーズ パート1」販売記念「さくらさん編」をアップしています。
本来は2時間のカウンセリングですが、お聞き頂きやすいよう、クライアントの協力・承諾により、30分程度にしてお届けしております。
よろしければ、1度ご視聴下さい。
また毎週土曜日配信のしております無料音源は、2015年より7のつく日(7,17.27)月3回に配信変更したします。
さて今年最後の無料音源は12月27日にアップされます。
原裕輝「あなたの愛し方愛させ方、相手の愛し方愛させ方」です。
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日曜日・恋愛心理学講座を原カウンセラー と隔週で担当しています。
年の瀬も押しせまりましたが、みなさま、いかがお過ごしですか。
今年も一年間、誠にありがとうございました。

では、今年最後のブログをお届けいたします。
さて、みなさんからいただく質問でよくあるのが、男性と女性の考え方の違いに関することです。
心理学的なお話をすれば、じつはその違いのいちばんのルーツは、「オチンチンがあるか、ないか」というところにあるようなのです。

私たち人間は3歳ぐらいになると、自我が発達し、自分のことやまわりの環境について理解できるようになってきます。そのとき、女性のみなさんはとある衝撃の事実に出会います。
それは、「私にはオチンチンがない」ということです。
3歳ぐらいですから、ただ無邪気に「なぜ、ないのだろう?」と考えます。それは、オモチャを持っている人と持っていない人、お菓子を持っている人と持っていない人と同じようなものです。だから、自分は持っていないとしたら、純粋に「私も持ちたい」と思いますよね。
そして、「どうしたら、持てるようになるのか」と考えますが、その考え方はいくつかのタイプに分かれます。
たとえば、「男の子のようにふるまっていれば、いつか生えてくるのではないか」と考えるジャジャ馬娘タイプ。

「そういえば、おかあさんにもおねえちゃんにもない。ということは、私はおかあさん族なのだ。だから、女らしくふるまわなければいけないんだな」と思うブリッ子タイプ。

「あるべきものが私にはない。私には欠けているものがあるということだから、なにかで埋め合わせなければならない」と考え、いろいろなことにものすごく努力する埋め合わせタイプ。

「欠けたところを埋め合わせなければ」という考え方は、「自分になにかを付加する」という行動に結びつきます。たとえば、お化粧、ファッション、料理、お稽古事、資格の取得などにエネルギーを注ごうとするわけです。
いずれのタイプであれ、どれだけがんばったってオチンチンは手に入りません。それゆえ、「われわれには生まれもって決まっているものがあり、それはどれだけ努力しようが変わらない」などという運命論的な考え方をする傾向が女性は強くなりがちです。男性に比べ、女性は占いにハマりやすいのも同じ理由です。
一方、男性は「男の子でしょ、オチンチンついてるんだから!」などと言われて育ちます。オチンチンが大事なアイデンティティであるわけです。そのため、「このアイデンティティをけっして失わないように」などと考えます。

男性の多くが、家柄、学歴、地位、企業などに強くしがみつこうとする傾向があるのも、それが自分のアイデンティティであり、自分を守ってくれるという考え方があるためです。
ですから、リストラをされたときなどに死んでしまいたくなるのは、ほとんどが男性です。リストラされることは、自分のアイデンティティが失くなったということであり、言い換えれば、オチンチンを切り落とされてしまったような衝撃であるわけです。

失恋したとき、より大きなショックを受けるのは女性よりも男性のほうだとよくいわれます。

男性は女性を“もの扱い”するといわれることがよくありますが、つまり、失恋とは、自分のものだと信じて疑わなかったものが切り落とされてしまうようなことであり、アイデンティティの喪失に等しい出来事ともいえるのです。
また、断捨離という言葉がありますが、大掃除したり、いらなくなったものを手放したりすることが上手な女性に対し、男性には収集癖のある人が多いものです。
多くのものを集め、なかなか手放そうとはしないわけですが、これはたくさん持つことによって保険を掛けているといえます。心理的に見ると、落としたり、失くしたりすると困るので、たくさんのオチンチンの予備を持っておきたいと思っているわけです。
この考え方は、何人も愛人をもちたいという男性心理にも通じます。つまり、いつも失くしたときの不安感に怯え、そうならないようにと複数の予備を必要としているようなのです。
われわれ男性はいったいどのぐらいオチンチンにしがみついているのでしょうか。これはフロイト心理学の考え方なのですが、こんなふうに見ていくと、なんとも滑稽でおもしろいものですね。
それでは、みなさま、よいお年を

来年も変わらず、ご愛読のほどよろしくお願いいたします。

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さて、お読み頂いております、心理学講座は、耳で聞いてい頂くことも可能です。
「きくまる」の無料音源サービスで、私どものいろんな講師の講座やレクチャーを無料試聴頂けます。
私、平は「平準司の公開カウンセリングシリーズ」を発売しており、その内容を一部無料公開しておりますので、よろしければ実際のカウンセリングの現場のリアルな音源をお楽しみ下さい。
「平準司の公開カウンセリングシリーズ パート1」販売記念「さくらさん編」をアップしています。
本来は2時間のカウンセリングですが、お聞き頂きやすいよう、クライアントの協力・承諾により、30分程度にしてお届けしております。
よろしければ、1度ご視聴下さい。

さて今年最後の無料音源は12月27日にアップされます。
原裕輝「あなたの愛し方愛させ方、相手の愛し方愛させ方」です。
こちらも宜しければご視聴ください。
(※こちらの音声は、スマートフォンなどでのストリーミング再生が可能ですので、通勤、通学の空き時間などに、ぜひチェックしてみてくださいね。
(機種によりましては、再生いただけない場合もございます。)
心理学講座音声配信サービス「きくまる」は毎月15日が新作アップ日です
「プロセスという考え方」(平)
「異性と距離が近づいても自分が保てる方法」(根本)
「愛のリーダーシップが取れる人になろう」(みずがき)
「エディプスエレクトラコンプレックス」(村本)
「実録!罪悪感物語~基礎講座より~」(大門)
「ありのままの自分になるとは~恋愛、結婚生活の事例から~」(浅野)
まぐまぐ殿堂入り
2014年まぐまぐ大賞「恋愛結婚部門」で入賞いたしました
平が執筆の「恋愛心理学」は毎週金曜日無料にて配信しています
こことは違う全く違う内容の男女関係や恋愛ネタ、パートナーシップについてさまざまな角度からお伝えしてます
