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いい彼なんだけど、なぜか居心地が悪い

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ラブ・カウンセリングのブログ-プロフィール-大門昌代

木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」がテーマです。

担当は、大塚統子・大野愛子とお送りしています。
今週は、わたくし大門昌代の担当となります。
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恋愛テクニック

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浮気を含め、いい加減だったり、暴言を発したりする彼とお付き合いしていて、もうボロボロに傷ついてしまってお別れした女性がいました。
そんな彼女が、新しい男性と出会いました。
今度の彼は、誠実で、まじめ。

とっても優しいですし、彼女をとても大切にしてくれます。

彼女は「こんな男性もいるんだ!!」と、最初は驚くばかりだったのですが、「なんだか、これでいいのかなと思うんです」と教えてくれるようになりました。

彼女いわく、デートするにしても「どこに行きたい?」「何を食べたい?」と彼が聞いてくれるのですが、それがやさしすぎると感じると言うのです。

彼女が、友達と遊びに行って、帰りが遅くなったときは、彼は必ず迎えに来てくれるそうなのですが、それが「なんだか私の足になろうとしているようで・・・」と言います。

はたから見ると、「どうして?」「いい彼じゃないの」「何の不満があるの?」と思ってしまうものなのですが、当の本人がそう思うのですから、仕方ありません。

いわゆるダメンズと呼ばれる男性とお別れして、誠実で大切にしてくれる男性と知り合ったのに、大切にされることに違和感を感じてしまうのです。

色々な理由が考えられるのですが、そのひとつに、「私は大切にされるにふさわしくない」という自己概念を持っていることがあります。

こういう自己概念があると、大切にされればされるほど、居心地が悪くなってしまい、逃げ出したくなってしまうのです。

「私は大切にされるにふさわしくない」という自己概念は、言いかえると、無価値観ということになります。

彼にわざと無理難題を押し付けて、彼を困らせることを繰り返して、わがままな女になって彼に嫌われることで、逃げ出そうとする人もいますし、「あなたじゃつまらないの」と言って、前の彼や、前の彼に良く似た男性に乗り換えることで、逃げ出してしまう人もいます。

確かに、あまりに大切に扱われすぎて、「外は危ないから、どこにも出かけちゃだめだよ」などと言われると、自由を奪われてしまって嫌なものですが、人として女性として大切に扱ってくれることに、違和感を感じてしまうのは、少々問題です。

「私は大切にされるにふさわしい」と、自己概念を書き変えておかないと、大切にしてくれない相手ばかりを求めてしまうことになってしまいます。

自己概念を書き替えるには、自分が書き替えたい自己概念を紙に書いて、それを破り捨て、別の紙に新しい自己概念を書いてみるといいですよ。何度も何度も新しい自己概念を紙に書いて心に届けて上げて下さいね。

また、そんなに大切にしてくれる彼がいるということは、「前のダメンズの彼との間で、私が耐えてきたあんなことやこんなことは、無駄だったんじゃないの?」という思いにしがみついてしまうこともあります。

人間、無駄な事は嫌なものです。
自分がやった仕事が、何かの都合でキャンセルになってしまったとしたら、何だか嫌な感じがしますよね。
あれと同じです。

嫌なので、昔自分が耐えてきたあんな嫌な事や、こんな嫌な事を無駄にしないために、今の優しい彼が幻のように扱ってしまうのです。
「どうせ、今だけでしょ」
「男性が私のことを大切にするなんて、きっと裏があるのよね」
そんな態度になってしまったりもします。

もし、どうせ今だけなのだとしたら、今の彼を信頼しようとは思いませんよね。
どうせ何か裏があるのだとしたら、これもまた今の彼を信頼しようとは思いませんよね。

信頼するのは、どうせ今だけで、きっと何か裏があって私と付き合っているだけなのよという思い。

その思いを信頼することで、ダメンズ彼との間で自分が耐えてきたこと、傷付いてきたことを無駄でないようにしようとするのです。

何を一番大切にしたいのか?
少し考えてみてもいいかもしれませんね。

彼女に信頼してもらえない彼は、どれくらい悲しいでしょうか?

いろんなことをのり越えてきた、耐えてきた、頑張ってきた、そして傷ついてきたことは、事実としてありますが、そちらに目を向けるよりも、今目の前にいる彼を大切にしたいと思えるといいですね。
彼に、悲しい思いをさせたくないな。

怖いけど、無駄になってしまうように思うけど、でも彼がやってくれていることや、彼の言葉を信頼してみよう。
そうなれるといいですね。

「どうせ、今だけでしょ」「どうせ何か裏があるのよ」という自分のキズよりも、目の前の彼を大切にする。
そうすることで、彼の愛や好意を受け取れるようになってきます。

無価値観を癒すのは、価値を受け取るということが課題になってきますからね。


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