木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」がテーマです。
担当は、大塚統子・大野愛子とお送りしています。
今週は、わたくし大門昌代の担当となります。
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「君は、僕の言うことを信じてくれない」
「君といると疲れてしまうんだ」
そんなことを彼に言われてしまう人がいます。
彼の行動を疑い続けているから言われるわけでも、彼をワガママで振り回しているわけでもなくそう言われてしまう。
なぜか?
必ずそうであるとは言えませんが、多くの場合【否定的肯定法】という技(?)を使っているからです。
「私のこと嫌いでしょ?」
「私のこと好きじゃないよね?」
「私かわいくないでしょ?」
「私て役に立たないでしょ?」
「私て重荷でしょ?」
「私といても楽しくないでしょ?」
こんな質問を、彼に延々と投げかけているのかもしれません。
それは、自信がないからこその言葉なのですが、この言葉を発する目的は、「そんなことないよ」と彼に否定してもらうことが目的です。
「私のこと嫌いでしょ?」
「そんなことないよ」
こうやって否定してもらうことによって、自分を肯定しようとしているのですが、元々が相手に肯定してもらわないと自信が持てないと思っているくらいに自信が
ない人ですから、「そんなことないよ」と言われても、そう簡単には信じられません。
そうすると、また彼に聞くのです。
「私のこと嫌いでしょ?」
「そんなことないよ」
「そんなこと言って、本当は嫌いでしょ?」
「そんなことないよ」
「またまた~本当は嫌いでしょ?」
「そんなことないって言っているじゃないかっ!」
こうやって相手が怒ると、「ほら、怒るってことは、私のこと嫌いなんだ」となります。
相手を使って、自分を肯定しようとするのですが、肯定してくれる言葉が受け取れない、信じられない。
そしてまた同じことを繰り返すことによって、相手は「もういいっ!」となってしまいます。
変な話しなのですが、相手が「もう信じてくれなくていい!」と怒ったときに、実は「ほらね」と自分が信頼している私は愛されない、私は嫌われる、私は役立た
ずであるということが証明されたようになって、ホッとしていたりするのです。
でも、これって相手に対して失礼でもありますよね。
相手を使って自分を攻撃させているわけですからね。
「私のこと嫌いでしょ?」と聞きたくなったら「私のこと好きでしょ?」
「私てかわいくないでしょ?」と聞きたくなったら「私てかわいいでしょ?」
と言いかえればいいのかと思うかもしれませんが、これもやっぱり同じなんですよね。
「私のこと好きでしょ?」
「好きだよ」
「嘘だ~」
「私てかわいいでしょ?」
「かわいいよ」
「嘘だ~」
やっぱり否定してしまうのです。
自分で自分のことを肯定できるようにならないと、なかなかこれはやめられないのかもしれません。
相手が何と言おうが、自分がどう思っているか?て、とても大切なんですよね。
ところが、自分で自分を肯定する。受け入れるって、とっても難しい。
人のことは肯定できるし、受け入れることもできるけれど、自分のこととなるとみなさん苦しみます。
「私のこと嫌いでしょ?」と聞きたくなったら、「私あなたのこと好き」
「私てかわいくないでしょ?」と聞きたくなったら「私かわいいって思ってもらいたい」
「私といても楽しくないでしょ?」と聞きたくなったら「私といると楽しいと思ってもらいたい」
この言い変えから始めるといいかもしれませんね。
自分の本心を言葉にすることです。
まずは型から入ってもいいですよね。
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