こんにちは。神戸メンタルサービスの平です。
日曜日・恋愛心理学講座を原カウンセラー と隔週で担当しています。仕事などでとても忙しい一日が終わったとき、私たちはついつい「ああ、疲れた」と言ってしまいます。それ以外にも、「疲れた」と言ってしまうことは、日常生活の中にとてもたくさんあるものです。
でも、こういうときはどうでしょう?
きょう、あなたは朝一番で東京ディズニーランドに行き、夜のパレードの時間まで、あの広い敷地を走り回っていました。ものすごい運動量の一日で、肉体的にはものすごく疲れているはずです。
が、しかし、ここであなたは「ああ、疲れた」と言うでしょうか?
たぶん、多くの人は「ああ、楽しかった」というのではないでしょうか。
では、なぜ、ディズニーランド帰りだと、「疲れた」より「楽しかった」になるのでしょう?
私たち人間は、どうも、やりたくないことをしているときや、やりたくないことをやらされているときにストレスを感じ、思わず「疲れた」という言葉が口に出てくるようなのです。

それに対し、ディズニーランドで遊んだり、朝からずっと彼とデートをしていたりと、あなたがしたいことをしているとしたら、どんなに肉体的に疲れたとしても、それは「楽しいこと」として認識されるようなのです。
あなたが「あー、きょうはほんとに疲れたなぁ」と缶ビールのフタを開けながら言ったとき、そのときのあなたはたぶんぜんぜん疲れていませんよね。だって、いまは家でくつろいでいるはずですから。
ほんとうにあなたが疲れていたのはもうだいぶ前のはずなのですが、つまり、この「疲れた」というのは、肉体的なことよりも精神的なことをいうことが多いようです。
ということは、もしも、あなたが「明日はデート」と思ったときにちょっといやな感じを感じたり、「明日は彼の家に行かなきゃ」というときに「でも、ちょっと疲れたなー」などと感じたとしたら‥‥?
それは、どうも、パートナーシップがあなたの喜びになっていない、つまり、やりたいことではなくなっているサインであるようです。

そんなとき、多くの人は、「せっかくのデートなんだから、こんなこと考えちゃダメ。楽しもう、楽しもう」と思います。
が、おつきあい早々のころは「楽しもう」なんて思わなかったですよね。だって、デートのことを考えるだけで、もう、ウキウキ楽しくなったはずですから。
でも、私たちは「そんなことを考えちゃダメ」と心の声を抑圧してしまいます。
すると、自分でも気づかないうちに、楽しいはずのデートがまるで仕事と同じようにやらなければならないことに変わっていきます。
あなたの心の中の「疲れた」という感覚もどんどん強くなっていき、そして、しばらくすると「もう別れようかな」となったりするわけです。

もしも、パートナーのことで疲れを感じたとしたら、なんらかの不満があなたの中にあり、そして、それをコミュニケーションすることが求められています。
それも、できるかぎり、ためこまないうちにコミュニケーションすることが大切です。

不満をためこんでからだと、怒りをぶつけるというコミュニケーションになりがちです。すると、話し合いもケンカという形にしかならないのです。

その点、ささいな不満のうちにコミュニケーションすることができれば、心にはまだおたがいの言い分を聞くゆとりがあるので、大事に至ることもほとんどありません。
二人の間に疲れたという感覚がでてきたら、それはコミュニケーションの必要のあるサイン。

どうぞ、気づいてくださいね。

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