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私には指一本触れないのにっ!!

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ラブ・カウンセリングのブログ-プロフィール-大門昌代

木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」がテーマです。

担当は、大塚統子・大野愛子とお送りしています。
今週は、わたくし大門昌代の担当となります。

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「私には指一本触れないのにっ!!」

ここまでではなくても、彼女や奥さんとは、セクシャルな雰囲気になると話題を変えたり、その場から離れたりするのに、他の女性と浮気という形で、イチャイチャしていてムカついたという話しは、よくお聞きする。

こうなると、「私には魅力がないの?」と思ってしまう女性も多いし、「私が女性としてダメだからだ・・・」と落ち込んんでしまう女性も多い。

でもちょっとまって下さい!!

これ、男性側の都合というか、理由によることも多いのです。

決して、彼女や奥さんに魅力がないわけではないのです。

男性側の都合とは??

もし、自分がヘドロまみれで、とんでもなく臭かったとしたら、みなさん大切な人に触れられますか?

大切な人を近くに置けますか?

「嫌われてしまうかも?」という怖れもあるし、「大切な人を汚したくない」という想いも持つはず。

そうすると、「あっちに行けっ!!」と、相手を追いやってしまうことだってありますよね。

何も男性が、ヘドロまみれで臭いというお話しではありません。

男性自身が、自分の性的な部分を汚いものとして扱っている場合、大切な人に対して性的な欲求を持つことは、相手を汚してしまう怖れというのを抱くからなのです。

「人間なんだし、性的欲求があって当たり前だよね」と思えればいいのですが、あまりに彼女が清楚で、清らかであるとか、奥さんが子供を生んだことによって、神聖な母性を感じたとか、女性を清らかな神聖なものとしてみてしまうことによって、男性側が自分は汚れていると感じてしまうことがあります。

また、子供の頃まわりにいた大人の男性達が、暴力的だったとか、怖かったという場合も、男性は、男性の力強さや男性らしくあるということに嫌悪感を持ってしまうことがあります。

そうすると、性的な欲求を持つということは、自分が男であると感じることでもあるので、そんな自分に嫌悪感を持つのです。

その感覚が、まるで自分はヘドロまみれで、とんでもなく臭いというような感じ。

そうなってしまうと、大切であればあるほど、相手の女性を遠くに置こうとしたり、触れないようにガラスケースに入れて、観賞用にしてしまうということが起こります。

大切には扱ってくれるのだけれど、触れてくれない、セックスレスという場合、男性が女性をガラスケースに入れてしまっているのかもしれません。

とても大切に扱うんです。
ガラスケースはピカピカに磨くのです。
でも、決して触れないのです。

これは寂しい!!

つらいっ!!

それだけならまだしも、浮気相手をつくり、その浮気相手とは、イチャイチャ、ベタベタしていたということがわかったら・・・

「女性を神聖なものとして扱っているのなら、浮気相手も神聖なのでは?」と思われるかもしれませんが、こういったとき男性は、浮気相手のことを、失礼にもモノ扱いしていたりします。

「大好き」「愛している」「大切」という感情はなく、ただ性的なことに対して必要なモノという感じ。

また、浮気相手は、自分と同じように汚れているという感覚を持つことだってあります。

「元々汚れているのだから、汚しちゃっても大丈夫だよね」という感じ。

これもまた、失礼な話しです。

では、性的な欲求を持つ自分を嫌悪している、ヘドロまみれで、とんでもなく臭いと自分のことを思っている男性がパートナーだった場合、どうしたらいいのでしょうか?

男性に対して、価値を伝える。
パートナーの素晴らしいところを伝える。
伝え続けるというのも方法の一つです。

でも、自分自身がヘドロまみれでとんでもなく臭いと思っているので、そう簡単には信じてはくれませんけどね。

また別の方法だと、女性側が、人間臭さを見せるというのもありです。

完璧な女性、素晴らしい女性ではなく、人間臭さがあって、失敗もすれば、怒るときもある。
泣くときもあれば、羽目を外して大騒ぎするときもある。

そんな人間らしい側面を、見せてあげることで、パートナーの自己嫌悪を楽にしてあげることもできます。

できる限りのことはやって、それでもガラスケースから出してくれないのなら、一切触れてくれないのなら、人間らしい関わり、喜怒哀楽を共にできる関わりを求めて、飛び出していくのも悪くはありませんよ。

ただしそのときは、できる限りのことをやってからです。
そうでないと、後悔をたっぷり残して、引きずってしまいますからね。

男女が逆のパターンもあります。

「性的な欲求を持つ私は、嫌われる」「私は、汚れている」という感覚を女性が持っていたとしたら、パートナーとセクシャルな関係にならないように、子供っぽく振る舞ったり、清く正しく生きることを最優先にして、完璧な女性になろうとしたりします。

また、男性バージョンと同じで、性的なことに関しては、大切なパートナーとではなく、浮気相手とだったりなんてこともあります。

やっぱり、大切なパートナーを、ガラスケースに入れてしまうんですよね。

セクシャルなことも含め、心も身体も触れ合いたいと思うのは、自然なことです。

ガラスケースに入れられたり、入れたりするのではなく、生身の身体と心で、パートナーとは触れ合いたいものですね。

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大門昌代の『あの時知りたかったよ』シリーズ  はこちら>>>  

『大門ママの言葉の解説』はこちら>>>  

私が子供だった頃シリーズはこちら>>>  

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