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恋愛と過去の体験の影響

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浅野
カウンセリングサービス浅野寿和 です。いつもご覧いただきありがとうございます。



さて、今日のテーマはコチラです。



恋愛と過去の体験の影響



実際にカウンセリングの現場にいますと、このようなご意見を伺うことがあります。


例えば、恋愛や夫婦関係で関係性がギクシャクしてしまった時


「彼の気持ちを分かってあげられなかった、私がダメなんでしょうね、きっと。」
「私が悪いんですよね。だから彼も他の女の人に意識を向けちゃうんでしょうね。」


などなど。



どこか「謙虚」でいらっしゃるんですよね。


ただ、ときにその謙虚さを超えてどこか自分を責めておられるような感覚を強く感じることがありますね。



僕自身様々なご相談をお受けしますが、元々他人の男女が一緒にいれば分かり合えないことがあってある意味当然。そう思う部分があります。


そのお互いの違いを見せ合って、どうすればうまく行くのか?お互いに理解し合えるのか?を模索し続ける部分に「愛しあう」行為の意味がある気がします。


しかし、どこか謙虚な態度を取られる方や、問題があると自分の方に原因を求めやすい方は、どうしても

「自分が悪いのでは?」という罪悪感や疑いを感じやすいのかもしれませんね。


時にパートナーに対しても、どこか敬語を使ったり、気を使いすぎてしまったり、心理的な距離を感じるような言動をされる方もいらっしゃいますね。もちろん、好き好んでそうしているわけではないケースもありますしね。それがいい悪いという話ではないんですけれども。



■さて、そんな謙虚であったりとても気を使う方の恋愛のご相談をお受けし、深くお話をお聞きしていくと、こんなお話になることって少なくありません。



それが過去のちょっと辛かった体験のお話。



例えば、


過去に大好きだった人にフラれた痛みであったり。


家族や友人関係で、自分がどこか必要とされていない感覚を感じ続けた経験があったり。


人によっては、過去のいじめの経験や対人関係でのトラブル、仕事上での失敗、身体的なコンプレックス、なども隠れていることがあるのですが。




時に、人は不思議な観念(思い込み)や感覚を自分の中で作ることがあります。


自分が何かしら辛い思いや経験をした時に、誰に言われたわけでもないのに、どこかで「そんな状況に遭遇する自分が悪い」と自分を責めてしまうことがあるのです。


失敗したという経験を自分の恥・劣等感にしすぎてしまったり、その事実で自分を強く裁いてしまうことがあるんですよね。



例えば、大きな失恋を招いた私が悪い。誰にも必要とされない自分が悪い。などなど。


そして、自分を省みる力「内省」が強い方ほど、ここで自分を強く批判し責めてしまうことがあるんですね。


どこか自分を厳しく扱うことで、もう二度と同じ過ちをしないようにとお考えのケースもありますし、自分を責めていれば誰にも迷惑はかからないという思いをお持ちの方もいらっしゃるようです。



もちろん人にとって内省することも必要なことです。ただ、何事も程度の問題というのがあるのも事実、なんですね。



■このような「自分が悪い」という観念や感覚。



あまりに強く持ちすぎてしまいあなたの心の癖(何が起こっても自分が悪いと感じてしまう)になってしまうと、時に素敵な恋愛やパートナーシップの妨げになってしまうことがあるんですよね。


例えば、


彼に嫌われないように気を使いすぎてしまう。


彼があなたを愛しているからこその彼の愛情表現にも、「ありがとう!」ではなく「気を使わせてゴメンね」と答え続けてしまう。


彼が少し不機嫌になっていると、物凄く怖れたり、不安が募ってしまう。


彼が仕事で忙しいと言うだけで、良からぬ妄想が湧き出て抑えきれなくなる。


などなど



その感覚の根っこにはどこか「自分は愛されないのでは?」「自分が悪いから?」といった罪悪感がある事が多いんですね。


この部分が過去の体験からくる心理パターンと呼ばれるものであることはとても多いものです。


たとえ、目の前にいるパートナーはあなたを愛しているわけですから、あなたに対して批判をしたり傷つけたりという言動をとっていないとしても。


どうしても心が不安に支配されたり、怖れを強く感じてしまうことがあるんですね。



そんな時、心は「過去に起きたような最悪の事態」に備えようとします。


心理的な防衛の反応、と呼ばれるものですね。


だから、あなたに悪意はなくとも、結果的にパートナーの言動を「疑ってしまったり」「本心を確かめようとする」ことになってしまったり・・・。



もちろん、その状態を客観的に見れば


「あなたが過去の体験で傷ついていて、その傷が癒えていないので、今ある愛情を受け入れることよりも、過去のように傷つかないよう自分を守ろうとしている」


ということになるのでしょう。



しかし、あなたの言動をパートナーはどう思受け取るか?という部分。


・・・正直、そうあなたを捉える方少ないのでは?と思います。


むしろ、パートナーがあなたを愛し、好意を持ち、心を開いている度合いだけ



「あなたに拒絶された」だとか「あなたに何をしても疑われる」「あなたに信頼されていない」ように感じるかもしれません。


そしていつしか気持ちがすれ違っていく・・・なんてことが起こることも。




■このようなケースで大切なことは


「あなたの過去の体験から培われているネガティヴな観念を少しでも癒やすこと」


なのだと思います。


どこか心に染み付いちゃっている感じです。何事も自分が悪いと感じてしまう癖がね。


ただ、この種の罪悪感は非常に手強いので、一朝一夕に「癒されますよ」と僕は言えないなーと思う部分がありますね。



何故なら、この「自分が悪い」と感じる感覚によって


・表面的な人間関係が円滑に進んだり
・人に気を使う部分を人に評価されてしまったり
・あなたにとっても気配りや危機察知能力は身についたり


と、全てあなたに不利益だけをもたらすものではないこともあり、意外と問題なんだけど、それも有用であると感じていることも少なくないからです。


もちろん結果的には「自分が悪い」=「自己犠牲」的な発想が根強くありますから、ストレスは凄く貯まるんですけどね。


その結果、もう誰にも自分の人生を邪魔されたくなくなって、一人で生きようとされる方もいらっしゃるぐらいですから。


ただ、今回書いたような恋愛パターンになるのであれば「過去の体験・過去の自分」を許し、愛し、受け入れる部分が効果的なメソッドになります。



ひたすらに過去の自分に愛を向けていく、自分を抱きしめて許していく感覚ですね。



もちろん、ある程度の時間をかけて取り組むことが必要になることが多いですけども。



セルフワーク的には「自分を肯定する言葉を言い続ける、つぶやくこと」が有効ですね。


凄い、素敵、可愛い、かっこいい、頑張ってる!・・・いろいろな肯定的な言葉を自分に向けていくんです。


(ただ、あまりに痛みが激しい時はストップです。感情的なリスク・・・苦痛や強い感情を感じる場合は決して無理なさらないでくださいね。)



一番避けたいのは、自分を自分で諦めてしまうこと。いたずらに自分の粗を探し続け、批判し続けること。


その分きっと、パートナーからの愛が欲しくなって依存してしまう・・・けど、それも相手に申し訳ないと感じ遠慮して・・・・とグルグル問題のループにハマり込んでしまうこともありますから。


そんな時は、信頼できる人やカウンセラーなどのサポートを受けながら歩んでいかれるといいかもしれませんね。



今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。



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