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別れることが癖になる。

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こんにちは。カウンセリングサービス根本裕幸 です。いつもありがとうございます。


先日、日帰りで東京出張をしてました。朝、7:20の飛行機に行き、夜、19:07の新幹線で帰ってきたのですが、あっさりしすぎて「普段の出勤みたいだ」とじわじわと感じていました。

普段も10時から18時頃まで休憩を挟みつつカウンセリングしていますから、ほんと違うのは通勤時間だけなんです。ま、30分と3時間ですから、随分と違うんですけどね(苦笑)


さて、今週も私、東京へ参ります。土曜日は無料説明会 、日曜日は心理学ワークショップ 、ご都合宜しければ是非お越し下さいね。


1/29(日)心理学ワークショップ 東京・五反田・ゆうぽうと

13:30-17:30 『心を自由に解放する方法~あなたの自由を奪う“心の鎖”からの解放~』
18:30-20:30 『心を自由に解放する方法~『好き』で心を解放する!~』



さて、「根本は今、どこにいるの?どこの枠が空いてるの?」と思ったら、こちらの根本のスケジュール一覧を参照下さい 。(パソコンからの方が見やすいです)



私たちなりに貢献できることは・・・ということで、震災特集 をカウンセラーたちと立ち上げました。
心のケアや考え方などを書かせていただいていますので、良かったらご覧下さい。



Aさん:「10年付き合った彼に別れようって言われたんです。半年くらい前に。でも、なかなかそれが受け入れられなくて・・・」


私:「それは辛いですよね・・・。10年ですか・・。」


Aさん:「でも、実は、付き合ってる間に2回ほど別れていた時期があるんです。1回目は3年目くらいだったかな。彼から『好きな人ができた』って別れ話を切り出されて。でも、半年後に『やっぱりお前がいいと思った』って。私もまだ好きだったので、寄りを戻したんですね。その後、何年かして、結婚もしたいし、でも、彼はその気がないみたいだしで苦しくなって私から別れ話をしたんです。その後、1年ちょっと別れてましたし、その間に他の人ともお見合いで付き合ったりしたんですが、でも、やはり彼のことが忘れられなくて、それで私から連絡してまた付き合いだしました。彼もその1年の間に他に付き合いかけた人がいたみたいなんですけど。でも、その後やはりギクシャクしてしまい、それで半年前に、彼から『距離を取ろう』て言われてしまって・・・。でも、私、まだ好きなんですよね。それに彼が戻ってくるような気がしていて・・・」



10年とは限らないんですが、このAさんみたいなケース、私、ちょくちょくご相談いただくんですよね。


付き合っている間に他に好きな人ができたり、相手が浮気したり、忙しくてすれ違って距離が空いたり、価値観が違ってケンカ別れになったり、そうして一旦距離を置くんだけど、でも、しばらくしてお互い落ち着くと、関係が戻ってしまう、なんてケース、皆さんの周りにもありませんか?


友だちとしては『あんたたち、いい加減にしなさいよ』とか『結構呆れてるんですよね』みたいなこともあるかもしれません。



ただ、今回の例でもそうですが(もちろん、この事例は私の創作です。具体的にどなたかの話を勝手に拝借しているわけではありません)、付き合っているうちに何度も別れて、ヨリを戻すとしたら、お互いの中に“別れ癖”みたいなものが生まれます


Aさんのように、2回別れて2回元に戻ったら、何だか運命を感じてしまいませんか?赤い糸で結ばれているみたいな感じ、してしまいませんか?


そうすると3回目も・・・、彼が戻ってきそうな気がするんです。

だから、なかなか別れが受け入れらないんですよね。いや、むしろ、まだ付き合っている状態(別れてはいない)のような気がしてしまうのです。


そもそも、10年など長い間付き合ってしまうと、それだけで彼が体の一部になったような感覚を持つようになって、別れ話自体が受け入れられないことも多いんです。

それが、過去に“別れてヨリを戻す前科”があるとしたら、ますますもって、今回の別れも「いつものことよ」みたいになったりするのです。



だから、頭ではもう終わりだし、彼とはやっていけないし、今回の別れは正しい、と思っていたとしても、感覚は以前のままになっています。


だから、少し時間をかけて別れを受け入れていく作業も必要になるかもしれません。だからこそ、いつも以上に焦りは禁物ですね。


そんなカウンセリングの中では、じっくり彼とのことを向き合っていくように特に注意を払います。


Aさんの深層心理の中には「もし、別れを受け入れたら絶望が強すぎて、もう立ち直れないかもしれない」という感覚や「彼と元に戻れるんだったら、何でもしてしまう。たとえ、セフレでも構わない」という自虐的な感覚が根付いていることもあります。

また、「もう二度と男は信じられない。いや、人は信じられない」という傷の深さや、「一体この10年、自分は何をしてきたんだろう?」という虚しさも出てくるかもしれません。


しかし、そうした心の声、素直な感情に目を背けていても何も始まりません。

辛いけれど、苦しいけれど、、、、寂しいし、むかつくし、絶望的だけれど、、、心の声を一つ一つ丁寧に受け入れていくこと、傷ついた自分を真綿で包むように愛してあげること、が大切だと思うのです。


時間がかかることも少なくありません。

無理もありません。10年間の葛藤なわけですから。


だから、心が別れを受け入れ、そして、新たな一歩を踏み出すまで、私達は気長にじっとお付き合いしようと思っています。


そうして、次の扉を開いていきます。


特に、こうしたケースでは、この10年間に得た成長、ギフト、魅力、輝き、価値、才能を探していくようにします。


失恋から立ち直るきっかけは「この失恋は決して喪失ではない。むしろ、自分が成長するためのギフト、恩恵なのだ」という気づきによります。


だから、すっかり曇ってしまったように感じている、Aさん自身の価値や魅力、そして、恋の素晴らしさを改めて蘇らせるよう、目を向けていこうとするのです。


しかし、こうした経験のある方をカウンセリングしてきて不思議に感じるできごとがあります。彼がいるという「習慣」なんでしょうか。心がもう「彼氏がいる」という状態に慣れているからでしょうか。


その10年付き合った元彼を手放せた後、(意識あるいは無意識で異性を拒否しなければ)、Aさん、男性との出会いには不自由しないんです。(もちろん、必ずしも素敵な男性ばかりが寄ってくるわけではないので注意が必要なんですが)

だから、その自然な流れに乗って、新たなパートナーとめぐり合えることも多いように感じています。


さて、皆さんのケースはいかがでしょうか?


参考になりましたら幸いです。



>コラムやスケジュールなどが読める“根本裕幸”のブログはこちら!



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