2週に1回、池尾カウンセラー と記事を担当しております、小川のりこです。極寒くなってきましたね。旦那様が去年、長く使っていた手袋を紛失してしまったまま、今年まで放置していたため、買いに行きました。
いやぁ。
モノもきちんと時代に対応しているものです。
普通の寒さ対策の手袋・・・・と。
スマートフォン対応手袋・・・・・！！！！
がありました。
確かに、この時期は手袋は重宝いたします。でも外出中に使いたい時、暖められた手を、わざわざその極寒の外へ出して、スマートフォンを触るというのは、いささか抵抗がありますし、めんどうです。
開発者って素早いなぁと思います。
では、今回の記事です。
本当に便利な世の中になったなぁ～。
などと、44歳の私はとてもよく思います。
いつでも見れなかったテレビは見れて、いつでも分からないことは手元で調べられ、欲しいものも必ずそこに出向かなければ手に入らないという時代ではなくなりました。
私が20代の頃とは比べられないほど、とんでもない速さで世の中は変わって来たと思います。
こころの世界も同じですね。
両親との長い間の関わり方が、その後の人間関係や男女関係には少なからず影響がある。
自分にとっての普通が、他人にとっての普通とは限らない。
似たような経験をしていても、考え方は違って来る。
同じような家庭環境であっても、その後関わる人間関係で、考え方はどんどん変化していく。
男女間の考え方に違いがある。
恋愛の仕方にも当然違いがある。
それは、若い頃の私には考える発想さえありませんでしたが、今は本屋さんでも、こういった情報を教えてくれる雑誌は山ほどありますし、インターネットの世界でも、たくさん学ぶことが可能です。
今皆さんが、それぞれに何か問題だと思うことを抱えてしまったとき、私共のようなサイトを探して、とても膨大な情報を学ぼうとされるでしょう。
苦しいから、しんどいからこそ、一刻も早くその状況から脱出したい。
そう思うがゆえの行動ですね。
だからこそ、私たちは少し頭でっかちになってしまったところも、あるのかもしれません。
ようするに、インプット（情報入力作業）は山のようにあるんです。
でもこころのことは、インプットするだけでは、人によっては苦しくなる場合が少なくありません。
本当に大事なことは、アウトプット（情報出力作業）することなんです。
社会では、情報を手に入れて、それを解析していくことが出力作業に繋がりますが、こころの場合はそれをする前に、間にもう一つ作業があります。
とても大事な大事なことです。それは、
その情報に関して、私はどう思うか。どう考えるか。どう感じたのか。
という ”気持ち（感情）の整理” というアウトプットです。
多くの人が言います。
「分かっているんです。自分でもいっぱい勉強して同じようなお話も何度も聴きました。なのに出来ないんです。もうどうしていいか分からないんです。」
情報を何度も何度も手に入れたのに、行動できない時、私たちは自分をとても責めます。ここまで分かっていることなのに、どうして自分自身がこんなにも行動することが出来ないんだろうと。たくさんたくさん自分を責めて追い詰めて、そして自己評価が低くなってしまいます。
本人にとって、こんなに苦しいことはありません。
でもこういう時、
自分の感情、思いを心行くまで声に出して外に吐き出して（アウトプット）いない
場合がほとんどです。
それでも言われる方も多いです。
「あんなにたくさんいろんな人に話したのに。」
「今まで友達にも親にも話したんです。」
でもここにね。
遠慮や罪悪感
が入っていませんでしょうか。
誰かに話すのはもちろんおすすめです。ただ、そこに相手に対する遠慮や罪悪感があると、なかなか本当に言いたい深いところまで言えなかったりするんですね。
ずっと言い続けているから、あまり言えなくなってしまった。
言うと、怒られるようになった。
あまり心配してくれるから、話せなくなった。
何度も同じ話ばかりしか出来なくて、申し訳なくなった。
こうなってしまうのも仕方ないのかもしれません。あなたが相談する人は、あなたが大好きな人、信頼している人。だから相手もあなたに元気になって欲しくて、一生懸命すぎて、あなたに意見することもあるでしょうし、心配すぎて、あなたを不幸にしていると思う相手の悪口を言ったりしてしまうかもしれません。
全てあなたが大事だからですよね♪
そういう相手にどんどん遠慮してしまうのは、当然のことかもしれません。
でもそういうことなく、徹底的に話すということが何度も何度も出来れば、あなた自身のこころは少しずつ軽くなっていくものです。軽くなるということは、余裕が生まれるということ。そうすると、人は、自然に自分から頑張ろうと言う勇気や力になっていくものです。
そうすると、手に入れた情報を、今度は行動というアウトプットとして活かすことが出来ます。
こころの場合はその手順が必要なんですね。
人は誰しも苦しいと、情報を手に入れて、すぐに行動を起こしたくなります。
でもこころが軽くないうちから行動しようとしても、それは、もし出来たとしても一時のことでしかなりません。無理して頑張って、続けてしまうと、しだいに悲しみや苦しみに繋がってしまいます。
頭で分かっているけど・・・。
もしそう思うなら、あなたはこれ以上の情報を詰めなくてもいいということです。ハウツーを学んで行動する時ではないと言うことなんですね。
行動を起こす準備は出来ているんです。でもその前に、
あなたのこころを軽くしてあげて下さい。
こころに関して時に情報は、とても重く感じます。だから、その情報を軽く受け止められるように、あなたがその情報を手に入れた後、どう思ったか、どう感じたか、今自分はどう思うのか、そういった、感情の整理 をしてみてはどうでしょうか。
これは悩む方すべてにお伝えしたいことです。
情報をインプットする場合は一人でいくらでもできますね。ただし、アウトプットする際の感情の整理は、なかなか一人では出来ません。必ず聴く人が必要になります。フラットな気持ちであなたの話を聴いてくれる方に、苦しくなるたびに話してみてください。
もちろん、私たちも、お手伝いできれば幸いです。
そして、その際に、あなたのこころから出て来た感情に対しては、自分で否定はしないこと。
どんな思いもあなたの本音であり、あなたの思うがままです。
誰も否定する権利はないんです。
ただ、違うよと言う人も中にはおられます。それは、あなたに対する否定ではなく、誤解していると思うから伝えるのでしょう。
それでも話す権利があなたにはあります。
こんなこと、話したって・・・・。そういう思いも出てくるかもしれませんが、それはちゃんと言葉にして口から出してあげて下さいね。
そうすることで、頭でしか分からなかったことが、余裕の出来たこころにすーっと入って来ます。
ああ、これってそういうことだったのか！
その時初めて気づきます。
この気付きというのが、あなたの人生をゆっくり変えていくんです。
気付くというのは、人の脳を一気に活性化するようです。あなた自身がどんどん元気になりますよ♪
元気が出たら、どんな時でも人は立ち上がれます。何度も何度もチャレンジできます。そしてその一歩一歩が無駄ではないとちゃんと受け止めることも出来ます。
頭で分かっているのだけれど…
そう思う時こそ、動かずに、まずは、
”頭で分かっているのだけれど、何が邪魔になって、どんな気持ちがあって、出来ないのか。”
ということを、誰かに聴いてもらって下さい。
どうしても誰かがそばにいなくて、吐き出したいときは、声に出しながら、書き留めてもいいことです。でもまた必ずそれを誰かと話し合ってみて下さいね。
話すこと。吐き出す作業というのは、本当に大事です。それは社会ではなかなか出来ないことかもしれませんが、実は仕事においてもとても大事なことです。
どんな問題も、解決するには、ここを通らずしては上手く行かないものだと私は考えます。
それほど絶大な効果があるんです。
頭で分かっているけれど、動けない自分。
その自分を責める必要はいっさいありません。
次に吐き出して感情を整理する作業をする時なだけです。
ここまで来ている方は、実はもう大半はやって来ているのですから、大丈夫ですよ♪
この記事が、これからの皆さんの生活に、活かされれば幸いです。
ありがとうございました♪
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