木曜日担当、カウンセリングサービス の大門昌代 です。
木曜日は5月よりテーマが「うまくいかない恋の処方箋」になります。
担当は、大塚統子・大野愛子とお送りしています。
今週は、わたくし大門昌代の担当となります。 />
----------------------------
先日、とある方からご質問をいただきました。
『どうして、浮気したら彼女を傷つけるとわからないのですか?』というもの。
このご質問を下さったかた、長年お付き合いをしている彼がいらっしゃるのですが、いままでに数回彼が浮気をしました。
その度に、彼は大反省し、『申し訳ない。もう二度としない』と謝ってくるのです。
この女性は、何度も傷付きましたが、彼のことが好きだし、彼のことを信用しようと思って、彼を許してきました。
そんな彼女が、とても疑問に思っていたという質問なのです。
彼は毎回、彼女を傷つけたことを、とても反省します。
その後も、彼女に優しく接しますし、しばらくは本当に浮気もありません。
でも、しばらくすると、ちょっとしたメールのやり取りや、他の女性とお茶に出かけたりしてしまうのです。
彼女は、こう何度もするということは、その度に、私が傷ついていることを彼はわかっているはずと思ってきた。
それでも、浮気をするということは、この人は、もしかして私を傷つけるということが、本当はわかっていないのでは?と疑問に思ったのです。
人は、怖れがあると、その部分を見ないようにします。
例えば、学生時代なかったですか?
テストが近づいてくると、どんどん嫌な気分になる。
「勉強しなきゃいけないんだけど・・・」
「前のテストの点数悪かったし・・・」
「また親に怒られるかな・・・」
そうしていると、どんどんテストと言うものに怖れを感じるようになります。
そして・・・
テスト勉強したほうがよい期間に、「テストのことなんて忘れて、パーーーーーッと遊ぼう!!」
そして、テストのことを忘れて(見ないようにして)遊びほうけ、テストの点数は最悪に・・・
実は、あれと同じなんですね。
ただ、これをするのは、精神的に子供ということです。
大人になれば、怖れから目をそらすというのは、社会では通用しません。
テストならば、怖れから目をそらして、パーーーーーッと遊んだとしても、その結果は、自分が引き受ければよいだけです。
でも、会社で商談を任された。
商談相手が、ちょっと苦手なタイプ。
だから、商談のことは忘れて、逃げちゃえ!では、多くの人に迷惑がかかってしまいます。
責任感がないということですからね。
ですから、大人になれば、嫌なこと、怖いことがあっても、そこから目をそらすのではなく、きちんと向き合っていく必要があるのです。
このご質問をくれた女性の彼も、自分が浮気すれば、彼女がどれぐらい傷付くかは、ちゃんとわかっています。
でも、自分が彼女を傷つけるというのは、罪を犯すのと同じことで、それを直視するのは、とても恐ろしいことです。
そうすると、「テストのことなんて忘れて、パーーーーーーーーッと!」と同じようになるのです。
彼女が傷付くことは、わかっている。
でも、「彼女のことを忘れてパーーーーーーーーーッと!」
そして、彼女にバレて、彼女が傷付いてしまうわけです。
許しがたい行為ですね。
まったくもって、精神年齢が子供としか言いようがありません。
怖れを見ないように、忘れようとするから、仕方ないですよというお話しではありません。
そういう心理がありますよというだけで、だからといって、浮気はやっていいことではありません。
必ず、傷付く人が出てきますからね。
怖れを直視できる強さを持って欲しいですね。
ただ、「彼が自分を傷つけてもかまわないと思っているんだ・・・」「私は、そう扱われて当然の女なのね」とは、思わないで欲しいのです。
傷つけられて当然の人などいません。
精神年齢が子供な相手と、このままつきあっていくのか、どうするのかは、大人の自分が決めていいのです。
------------------------------------------------
◆ダウンロードサービス「きくまる」
聴いて学べる、癒される!カウンセリングサービスの音声配信