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ちゃんと怒るし、ちゃんと甘えるリアルな魅力をもつ

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こんにちは。みずがきひろみです。

私たちは、よく「怒りを感じられるほど成熟しよう」と言ったりします。

怒りは難しい感情だと思います。
激しい感情なので、つい脊椎反射的に他人にぶつけてしまいそうだから。

なので怒りを感じないように、と押し殺してみたり、
怒りを「悲しみ」に変換してみたり、
と優しい人ほど怒りを感じないための工夫をこらします。

たくさん誰かの怒りの的になった経験があれば、
尚のことその悲しみがわかるから、
怒りたくない、
怒りを感じたくないと思うでしょう。

でも、怒りを封じ込めようとすればするほど、
出口を失った怒りは
他人ではなく自分に向かい、
激しい自己攻撃が
生きる力を押し殺していく。

怒りを引き受けないようにすれば、
まるで幽霊のように行き場を失った怒りが
周りの人にとりついたかのように
周りの人が怒りんぼになってしまうこともあります。

ちゃんと怒るためには、
「自分」が必要です。
「自分」が傷ついていることに気づけて、
その傷ついた「自分」を守るという意志が必要です。
そこには怒ることを選んだ責任もあります。

反射的に怒ってしまうのではなく、
ちゃんと怒りを引き受けて怒るのはちょっと違うのかもしれません。

ずっとーんという怒りが身体を突き抜けていくのを許せると、
なんだかわからない自信のようなものを感じるかもしれません。
この怒りを受け容れ、
この怒りを感じ切ることのできる「自分」がここにいる、という感じかしら。

誰かの言動に刺激されて
うんと怒りを感じたとき、
それは、自分の心のどこかに痛みを感じたからなのだけど、
怒りの火柱が身体を突き抜けて、
その下の痛みがじーんと心を覆っていくのを感じながら、
シンプルに、
「私は〇〇に怒っている。それはXXが不愉快だから」、
と自分の傷ついている気持ちを守れたなら、

そして、
「本当はこうしてほしい(させてほしい)のです。お願いします」
と頼めたなら、

自分の気持ちも
相手の立場も尊重できたとしたら、
もっと生きやすくなると思うのです。

誰かに「お願い」をするということは、
誰かの存在を認めること、
誰かを信頼すること、
そして、
その人があなたを拒絶することも許すこと。

相手が自分を拒絶し、
自分が傷つく心のリスクを負うから、
「お願い」は勇気がいります。
ちゃんと「甘える」のって
勇気がいるんですね。

ちゃんと「怒る」ことは
自分の心を守るために責任をとること。
ちゃんと「甘える」ことは
相手の心を尊重するために自分が傷つくリスクを負うこと。

ただ自分が犠牲になるのではなく、
相手を否定するのでもなく、
自分の気持ちを大事にしながら、
相手の気持ちも大事にすることができる。

そんな「人」としてのリアルなあり方こそが、
大人の魅力ではないでしょうか。



お知らせです。

早いもので10回シリーズの【心理学サロン】もいよいよ後半に入ります。

自分のリミッタ―をはずし、プロセスに委ね、流れにのれるように応援していきたいと思っています。自分の心の枷をはずす、関係性では権威との葛藤をこえる、ヴィジョンを明確化する、などのテーマを扱っていきますので、どうぞお楽しみに。初めての方も大歓迎です。お気軽にお遊びにいらしてくださいね。

第6回【心理学サロン】心の自由を求めて~「べき」を手放す~

日時:  2013年7月18日(木) 13:30~15:30
場所:  渋谷区総合文化センター大和田 学習室2
受講料: 3,150円
(近日、申し込みを開始します。もう少しお待ちくださいね。)


みずがきひろみが仕事やパートナーシップについて日頃思うことを書いています。
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