こんにちは。カウンセリングサービスの村本明嬉子です。
セックス&セックスレスシリーズ、今回が最終回です!
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<雰囲気も結構大切>
付き合う前や付き合い始め、どんな所で食事をするのか、どんな所でお酒を飲むのか
どんな所に遊びに行くのか、その先々での雰囲気はとても大切ですよね。
場所の雰囲気が良ければ二人の雰囲気も良くなり、距離が近づきやすくなったりするし、
雰囲気が良ければ気分も良くなっていい時間が過ごせます。
しかし時間が経って二人の距離が縮まり慣れてくると女性はあまり雰囲気を重視しなくなる傾向があるようです。
いわゆる女性として気を使わなくなるということですね。
往々にして女性は付き合う始めの段階での雰囲気が重要だったりするんです。
一方、男性はお付き合いが長くなった後に、マンネリをし始めたくらいの頃からの雰囲気が大事な人が多いようです。
ここのずれが、セックスレスを引き起こしている場合もあります。
以前にもご紹介した話ですが、結婚して3年目の男友達と話をしていた時に「奥さんが裸でお風呂から出てきたのを見てゾッとした。」
という話をしていました。
なぜゾッとしたのか聞くと「そんな姿で出てこられたら女として見れなくなるよ!」と言っていました。
奥さんの方も友達ですが、その話をすると「だって面倒臭いんだもん。」
奥さんの気持ちもよく分かります(笑)
が、こういった一見ごく小さいと思われるすれ違いがセックスに影響を及ぼしていることもあるようです。
セックスって繊細です。
例えば他にも私の長年のリサーチによると
部屋に下着が干してあるだけで、セックスをする気を失くすという男性や
部屋が散らかっているとする気になれないという男性や
部屋着がダサいと誘う気を失くすという男性。。。etc
こうやって並べてみると、男性って面倒臭いって感じるかもしれませんが、パートナーが何を大切にしているか
それを大切にしてあげるといい、というお話なんです。
女性は感覚派、触れ合う事で気持ちが上がります。
一方男性は視覚派が多いので、服や部屋の話など、見える部分についての要求が多いんですよね。
どんな雰囲気が好きなのか、どんな風に過ごすといいなと思える時間を過ごせるのか、パートナーと話し合ってみたり、
パートナーの傾向を知っているといいかもしれません。
素敵な夜を過ごして下さい!
<女性性のお話>
心理的には男性はセックスで女性の弱さを見たいと望んでいます。
そうする事で、男性性を感じるんですね。
また女性もセックスで弱さを受け止めてもらう事で守られている感覚や愛されている感覚を感じて、
満たされていきます。
始めのうちは恥ずかしさもたくさんあるので(恥ずかしさも弱さの一つです)弱さを見せることはそんなに
大変な事ではありません。
何事も同じ事が続けば飽きてきます。
変化し続ける事が、二人の関係をフレッシュに保つ秘訣です。
変化し続ける事、つまり、マンネリやセックスレスになっている時は、
新しい女性性の扉、新しい弱さの扉の向こうに飛び込む時にきているのかもしれません。
とあるクライアントさんは男性的なタイプで、セックスの中でも男性的な気持ちよさを好む、スポーツ的なセックスを
楽しんでいる方でした。
セックスの回数が極端に減ってしまったというご相談を受けて女性性を開いていく提案をしました。
自分の弱さや受容性や感情を受け入れていく度に、自分の中にある繊細さや柔らかさを感じられるようになっっていきました。
そうすることで、スポーツ的なセックスから二人が溶け合う官能的なセックスへと変化したのでした。
彼女の女性性が上がった事で彼女から発される雰囲気が変わったんですね。
そしてセックスの内容も変化したんです。
そうして、以前のように日常的なセックスが戻ってきました。
女性性はあなたの雰囲気に大きく影響します。
それがパートナーシップに影響することもある、そんなお話でした。
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セックスは気持ちやエネルギーを交換する繊細な作業です。
人にしろ、空間にしろ、その雰囲気が影響している事があるんです。
雰囲気があなたの味方になりますように。
そんな願いを込めて。
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セックスレスについて 〜雰囲気と女性性のお話〜
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