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人から好かれたいと思っているのにうまくいかないのはナゼ?(4)

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恋愛テクニック-成井裕美
こんにちは、カウンセリングサービスの成井です。
本年もよろしくお願いいたします。
火曜日は今年も秋葉秀海阿部純也とともに『モテオーラ養成講座』をお送りしています。

ただいま福岡へ移動中の新幹線の中でいそいそとこの原稿を書いております。
この記事が公開される頃には、きっと福岡のおいしい物を食べてちょぴり丸くなっている私がいることと思いますo(^-^)o

。・ ゚・。* 。 +゚。・。* ゚ + 。・゚・

シリーズでお届けしています、
「人から好かれたいと思っているのにうまくいかないのはナゼ?」

”人に好かれたい”
”人から好感を持たれたい”
これは私達が多く持つ自然な欲求だと私は思っています。

だからこそ私達は相手に気配りや心配りをしたり、
遠慮や我慢をしてみたり、
時には自分の気持ちを抑えこんで好かれるであろう人物像を演じてみたり・・・なんて事もあるのだと思います。
そんな風に人から好かれたいと思っているのに、何故だかうまくいかないということが起きてしまう事があるのです。

そこで、その"理由(わけ)”と、じゃあそこからどんな風に考え方や気持ちを切り替えていけばいいんだろう?という”対策”についてお届けしているのが前回から始まったこのシリーズ。

シリーズ1回目は『「好き」「嫌い」以外の距離感を自分に許す』
シリーズ2回目は『気疲れしない「気がきく人」になろう』
シリーズ3回目は『「して欲しくないこと」を意識してあげよう』
というお話でした。

今回は『「居心地のいい距離感」を知ろう』です。


人には誰にでも「パーソナルスペース」と呼ばれる、自分だけの空間があります。
それはある意味、自分のまわりに張り巡らされた見えないバリアのようなもので、「この距離までだったら人に近づかれても安全」と感じれる距離や空間のようなものです。

小学生の頃とか、隣の子と机をひっつけてあるのだけれども、「ここから入って来ないでください~。空中もダメです~。(`ε´*)」とかって境界線を引いたりしませんでした?
相手の教科書や筆箱が自分の机まで侵入してきた時に、なぜだか相手の方にそっと押し返したくなったり。
それも1つのパーソナルペースと言えます。

別に相手のことが嫌いとか、受けつけられないとかは関係なく、「自分にとっての安全で安心できるスペース」が誰にでもあるのです。

そしてみなさんも日常でよく体感されているように、このパーソナルスペースは相手によってや、その時の自分の感情によっても広くなったり、狭くなったり、と変化します。
家族親しい友だちのような、親密な関係では肩が触れるくらい近くても、膝と膝が触れるような近い距離に座っても不快感は感じません。
しかし、それが初対面の人だったとしたら、「・・・もうちょっと離れて」と圧迫感を感じたり、居心地が悪くなったりします。
それは別に相手がど良い人であったら初対面でも近くて平気、という訳ではなりませんし、相手の体格が小柄だったら平気という訳でもありません。
外的な要素やその人の人格などは関係なく、なんとなく居心地の悪さや不快感を覚えるのは、お互いに相手のパーソナルスペースを侵しあっているからなのです。

また、「今日の私はとっても気分がいい♪」というような、心がオープンになりやすい日は、若干パーソナルスペースが狭くなったりもしますし、自分がピリピリしていたり、落ち込みやすい日には、普段だったら何とも思わない人との距離が、とたんに窮屈に感じれたりもします。

『自分のパーソナルスペースは決して一定ではない』というのが最初のポイントですね。



パーソナルスペースは、相手との親密度が増すほど狭くなるという傾向があるのですが、その距離感はみんな同じという訳ではありません。

同じ家族でも(特に異性の親や兄弟に)あまりくっつかれたり、自分の事を根ほり葉ほり聞かれると嫌な気分になる人もいれば、スキンシップや自己開示になんの抵抗もないという人もいるように、パーソナルスペースは1人1人それぞれに「私なりの距離感」を持っています。
なので、実は人と比べるということが出来ないのです。

しかし、多く私達が相手との距離感で傷ついてしまったり、困ってしまう時には、
「自分以外の他の誰かとの距離感と比べる」
「自分と、過去の人との距離感と比べる」
という事が起きている
のです。

例えば、今までお付き合いしてきた彼氏は、デートする時に手を繋いだり腕を組んだりしていたのに、今の彼氏は私から手を繋いでも何かのきっかけで離れてしまうと彼からはつなぎ直してくれないんです。
時には1人ですたすた先に歩いて行ってしまうことも。。。
これって、あまり私の事が好きじゃないってことなのかなぁ?

今までの彼氏とはお互いに仕事が忙しい事もあって月に1,2回デートすればいい方だったし、私もそのペースでも別に寂しくなかったんです。
でも今の彼氏は少しの時間を作ってでも会いたがる人で、最初は私も新鮮だったんだけど、段々と自分の時間が削られるようでしんどくなってきたんです。
これって私があまり彼のことを好きではないってことなのかなぁ?

私はできれば彼氏とは頻繁に会ったり連絡を取り合いたいのだけけれど、今の彼氏はあまりそういうのが好きではないのか、彼からはあまりメールのないし、休日以外に夜時間を作ってデートというのがないんです。
もちろん会えば楽しいし、彼は優しいし、2人でラブラブな時間を過ごせているとは思うのだけど、その時だけ盛り上がっているような感じがして、彼にとって私はあまり大切な存在ではないのかなぁ?

しかし、過去の彼氏と今の彼氏が別人なように、「パートナーとの距離感はこれくらい」という風に、恋人との距離感が誰も同じという訳ではありません。
人によっては今までは恋人とのパーソナルスペースは比較的狭かったんだけど、そこで相手にはその距離感を受け入れてもらえなくて傷ついたり、とても好きだった人を失った経験があるからこそ「もう2度と同じような思いは嫌だ」と自分の心の中に誰かを入れるのを怖がってしまって以前の自分のような近い距離感では接することができにくくくなってしまった、という人もいるでしょう。

上のは過去の彼氏と今の彼氏との比較、についての例えばばかりですが、例えば職場や学校の対人関係で「あの人は他の人にはあんな風に接しているのに、私に対してはなんだか距離があるように感じれる。私が嫌われているのかなぁ?」と他の人と自分を比べる、ということも多いですね。

私にも会えば必ずハグをする友達もいれば、とても気が合うし一緒にいるととても居心地がいいけれども、お互いにあまりスキンシップは取らない、という友達もいます。
しかしハグをする友達の方が距離が近いとか、スキンシップを取らない友達との方が取る必要がないくらい心が繋がっている、と言う訳ではなく、どちらも大切な親友なのです。

なので2番めのポイントは『誰かと自分のパーソナルスペースを比べなくていい』ということですね。



相手が自分に感じている距離感と、自分が相手に感じている距離感。
この距離感がお互いにフィットしている時が、私達にとって”お互いに心地よい関係”といえると思うのですが、元々人それぞれ違っているこの心の距離感が最初からフィットするというのは、実は奇跡的なことなのです。
だからこそ、最初から距離感が噛みあわなくてもOKなのです。
「前はこうだったのに・・・」と過去の自分と相手との関係と比べて焦りを感じる必要もありませんし、
「他の人とはあんな接し方なのに。。。」と自分以外の人と比べて自分を責める必要もありません。

相手との距離感がうまくとれる人が「人付き合いが上手」と呼ばれるのだと思いますが、そんな人になるためにも、まずは自分のパーソナルスペースを知ること、が最初のステップです。

自分の距離感を、”いい・悪い”ではなく、
「あぁ、これが私にとっての居心地のいい距離感なんだな」
「この人にはこのくらいで、あの人にはこのくらいなんだな」
「こんな時には私はこれくらいの距離をとりたくなるんだな」
という風に、一定ではなく変化するパーソナルスペースを持つ事を自分に許してあげれるようになると、
「私がそうなように、相手だって常に一定の距離感を持っている訳ではない」ということを許可できますから、
相手との距離感の変化や、お互いの距離感が一致しない状況が起きても、そこに「私が好かれている・嫌われている」という風に”自分の価値”を直結してしまうことを防げます。

それだけでも、対人関係の中で私達の気持ちがかき乱される事が減りますから、よりあなたらしくいることが出来ますよ。


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