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セックスレスについて 〜コミュニケーションが二人の気持ちをつなぐ〜

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こんにちはラブラブ
カウンセリングサービスの村本明嬉子です。

あけましておめでとうございます晴れ
今年も、皆様に役立つ記事を書いていけたらと思っていますので、恋愛テクニックともども、よろしくお願いします!

さて、新年早々ですが。。。
今日からセックスレスについて、何回かに分けてお話したいと思います。

セックスレスはカウンセリングの案件の中でも、多いジャンルです。

一口にセックスレスといっても、身体的な原因から、心理的なものまで。
また、仕事など全く関係ないようなところが原因のものから、夫婦の愛情や関係性などの大切な部分が関わっていることもあったり。
原因は、本当に様々。

なのに、なかなか相談もしにくいし、その分、悩みだすと深みにはまって悩みこんでしまったりもしがちですよね。

そんなセックスレスについて、何回かに分けて、様々な角度から見ていきたいと思います。

***

セックスレスかも!

それまでは、何となくそんな雰囲気にならないなーと思っていても、こちらからは言い出しにくかったりして。

でもある日気がつくと、結構長い間してないも?、これセックスレスかも?って気づいて驚いたします。

気付いてしまったら、なんとかしようと一生懸命なりますが、デリケートな話なので相手にうまく伝えることもできず、1人奮闘したりする方もいらっしゃいます。
そうなると、自分を責めてしまったり、出口がないような気持ちになったり、つらくなっちゃいますよね。

私は、以前に、スローセックスで有名なアダム徳永さんの携帯サイトで、セックスの相談を受けるコーナーを持っていました。
そのコーナーでも、最も多いご相談がセックスレスのお話でした。


その携帯サイトのセックスレスのご相談で、一番多く出していた答えが、実は

コミュニケーションキラキラ」だったんです。

日本人は、我慢が本当に上手。

相手を思いやり、尊重し、礼節を大切にする。
そんな気質は、とてもすばらしく、誇らしいと思います。
ただ、一方で、不満や希望もついつい我慢してしまいがち。

ぶつかるよりも、我慢する方が楽だと感じるんですね。

ですが、我慢した不満や感情は心の中に溜まっていきます。
これは、心の自然な法則です。

この>我慢することによって心の中に溜まった感情が、二人の間の滞りとなり、二人の間に距離を作ります。
その我慢が、たとえ、ちょっとした遠慮や、ちょっとした不満だったとしても、です。
だって、おつきあいや夫婦生活が長くなると、そういった「ちょっとしたこと」が、実はとても大切なことになっていくことも少なくありませんから。

そして、この心の距離こそが、セックスレスの一番多い原因なんですね。


<ぶつかり合ったらセックスレスが解消された>

セックスレスのとあるご夫婦のお話をしましょう。
(クライアント様のご了承を得て掲載しています)

はじめは奥様だけで、ご相談に来てくださいました。

そして、何回かの後、ご主人も来てくださるようになりました。
(男性が人前でセックスの相談をするのは、とても勇気のいることなので、本当にすばらしいことなんです!)

ある時、二人に、今まで言いたかったけど言えなかったことをシェアしてみましょうと提案しました。

はじめは、お互い言いにくそうに一つずつ話していました。

途中で奥様が、実は今までいいにくかった「とある一言」を伝えました。

それは、とても些細な「不満」の一つ。

そこから、 2人の本音のコミュニケーションが始まったのです。

付き合っていた時代のほんのちょっとした一言の不満。
今までいいにくかった、お金の使い方の相違について。
遊びに行った先での、ちょっとした振る舞いについての不満。
生活の中での、お互いにもともと育った文化の違いによる不快感  etc

そして最後に出てきたのがセックスの中でのお互いの欲求でした 。


そう、「夫婦喧嘩は犬も食わない」

端から聞けば、微笑ましい不満の数々なのですが、本人達にとっては、なかなか言いづらいことだったんですね。
実は、後から奥様に聞けば、「離婚する覚悟で話した」とおっしゃっていました。
「どんな状況になっても、仲裁してくれる人がいる」という安心感が、二人を解き放ったのでしょう。
すばらしい勇気ですよね。

近しくなればなるほど、ちょっとしたことが言いづらくなる経験は、私もありますから、十分わかる気持ちでした。


この後、このご夫婦は、セックスが戻ってきました。


二人の間に、長年たまった不満をお互いに吐き出したことで、二人の間に滞っていた感情の交流が生まれ始めたんですね。

停滞していた気持ちが通い始める時、新しく恋をしたような気持ちになることがあります。
これを、私たちカウンセラーは、「再びロマンスがやってきましたね^^」と、表現したりします。

***

このご夫婦の場合は、「犬も食わない」けんかでしたが、シリアスなお話が隠れているご夫婦もいらっしゃいます。
が、どんな問題が隠れているのかが問題ではなく、どんなお話が出てきても、二人で向き合って解決していこう!という姿勢が、セックスレスを解消していく、大切なプロセスになるようです


また、コミュニケーションですから、もちろん、けんかばかりではありません。
どちらかが、言い出せない問題(例えばお金、健康に関して、仕事に関してetc)を一人で抱えていて、その言えない気持ちが二人に溝を作っていることもあります。


ただ、様々なケースを見ていると、やはり言いにくくて、言えなくて、最後まで残っている話題というのは「不満」が多いので、結果、けんかのようになってしまうことが多いんですね。


<セックスがお仕事になる>

コミュニケーションが不十分で、二人の心が滞ってしまっていると、セックスがまるでお仕事のように感じてしまうことがあります。

これは、セックスの中で、「こんなセックスがしたい」「こんなふうにしてもらいたい。」というものや、「今日はちょっと、そういう気分になれない」など、「No」を表現することもコミュニケーションです。


そういったコミュニケーションの不足は、セックスをお仕事にしてしまいます。


お互いの体を感じ合う、とてもセンシュアルな場がお仕事化してしまうと、それはとても辛い気持ちになりますよね。
お仕事から帰ってきて、安らぎや安心、つながりやぬくもりを感じる場のはずなのに、そこもお仕事になってしまう。。。そんな感じでしょうか。
そうして、セックスから遠のいてしまうこともあるんです。

そんな時は、お仕事のように感じてる側に、「相手を傷つけたくないから我慢している何か」があるはずなので、そのことについて話してみるといいと思いますよ^^


***

夫婦のあり方、向き合い方は千差万別、本当に、人それぞれです。

だから、誰もがコミュニケーションを持たなくてはいけないわけではありません。
向き合い方、ペース、深さも人それぞれ。
それでいいんです。

セックスレスは、どんな夫婦も経験する、パートナーシップの「風邪」みたいなもの。
もし、風邪を引いたかな?と思ったら、肺炎にならないうちに、コミュニケーションというお薬を飲んでみるといいかもしれません^^

そんなお話でした。

次回もセックスのお話は続きます!
お楽しみにラブラブ


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