こんにちは。神戸メンタルサービスの平です。
日曜日・恋愛心理学講座を原カウンセラー と隔週で担当しています。
今年もいよいよ残り2日となりました。
みなさんにとって、今年はどのような年だったでしょうか?
そして、来年はどのような年にしていきたいでしょう?
今回は、来年に向けての“心の力の使い方”について、提案させていただきますね。
私たちの人生は、「どうしたいか」、「どうなりたいか」という望みをもつところから、現実がスタートしていきます。
たとえば、町でハワイ旅行のパンフレットにふと目が留まったときなどに、「ハワイに行きたいな」と思ったりするものですが、「行きたいな」という思いがなかったとしたら、あなたはハワイに行くことはないでしょう。
同じように、「できるか、できないか」はちょっと横に置いておいて、まず、あなたが自分に「どのような現実を手に自分にを許すか」、「どのような体験をすることを許すか」ということに、あなたの未来はかかっているわけです。
たとえば、あなたが「素敵な彼を作りたい。そして、ラブラブに過ごしたい」と思っているとしたら、「じゃあ、そんな素敵な彼とは、どこで会えるんだろう?」などと考えたりしますよね。
しかし、「彼がほしい」という発想がなかったとしたら、思いもその先にはいけないわけです。
なかには、「彼ができたら、どんなデートがしたいか、いっしょにどこに行きたいかといったことは、考えれば考えるほどつらくなってしまうので、あまり考えないようにしている」などという人もいます。
が、これでは、まったくの逆効果。理想の彼らしき人が現れたとしても、「ほんとに? この人が“真実の人”? 私を傷つけたりはしないでしょうね‥‥?」などと疑ってしまうことが多いのです。
今年の8月、大阪で5日間セミナーを行った際、アフターセミナーのイベントとして、受講生のみなさんといっしょにおしゃれなバーを回ったりしたのですが、そのとき、ほとんどのみなさんが、「こんどは彼氏を作って、このお店に来たい!」と言っていました。
いま、これを読んでいるみなさんにも、機会があったら、ぜひ、そういう経験をしていただきたいのです。
こう言うと、「一人でとか、女の子どうしで、そんなロマンチックな場所に行っても、つらいばかりだから行かない!」と心を閉じてしまう人もいるかもしれませんね。
でも、たとえそれが同性のお友だちだったとしても、あなたの心はそこできっと、「もし、大好きな彼と、こんなに素晴らしい場所でロマンチックな時間が過ごせたら、どんなにうれしいだろう」と考えはじめます。
このような状況を、われわれは「恋する心のスイッチが入る」と呼ぶのですが、このスイッチが入ると、あなたは彼とともに、そんなロマンチックな状況を過ごしたくて過ごしたくてたまらなくなってくるわけです。
人間というものは、必要なものを心が感知すると、その状況をどうしてもつくろうとするのです。
それは、たとえば、あなたの心がなぜかだか急に「牛丼が食べたい!」とか「いちご大福が食べたい!」と思いはじめたら、どうしてもそれを食べないと気がすまなくなるのとよく似ています。
あるいは、あなたが肉体のどこかにケガをすると、そのケガした場所が「痛い、痛い!」とメッセージを送ります。
これはとても不快な感情なので、あなたの心は「早く治りたい! 早く治りたい!」と思い、そして、体に治させるための命令を送り、その結果、ケガはどんどん治っていきます。
ところが、このとき、マヒという状態になっていると、不快さが感じられません。すると、この「治りたい」というメッセージも弱まり、ケガが治りにくいといいます。
例をあげれば、ハンセン氏病やらい病などのマヒが起こる病気では、ちょっとした傷では痛みを感じないそうです。マヒがある度合いだけ、体も治そうとしませんから、傷が化膿したりして、ひどい状態になってしまうといわれています。
そして、どうも、心も同じように、「彼がほしい」とか「ロマンチックなデートがしたい」などと思ってしまうと、つらすぎるから、そんなことを考えるのはやめようとすることがあります。すると、「彼が必要だ!」というパートナーシップを求める力も弱まってしまうようなのです。
あなたが、「彼とこんな素敵な場所でいっしょに過ごせたら、どんなに素敵でロマンチックなんだろう。あぁ‥‥♡」とため息をつくような状態になれたとしたら、そのときのあなたにはなぜか、スキのようなものができているようです。
イメージとしては、パリのマロニエ通りで落ち葉を見てため息をついている女性です。そこに、紳士が登場し、「お嬢さん、どうしましたか?」と声をかける‥‥というかんじなのですが、イメージが古すぎたでしょうか。
心理学で、「あなたの弱さは、パートナーの強さ。あなたが強くなると、パートナーはどんどん弱くなってしまいますよ」という常套句があります。
ロマンスの感情を強く感じているときは、なぜか、自分がちょっぴり弱くなってしまったように感じる人は多いようです。が、じつはそれは弱さではなく、あなたが恋するオーラを発している状態ということができるようです。
どうか、来年こそ、恋するオーラをどしどしガンガン発するあなたでありますように。
そして、そのオーラに引き寄せられて、ミツバチさんたちがたくさんあなたのもとを訪れますように。
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