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【男性向け】不倫をする既婚男性の心理

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みなさん、こんにちは。カウンセリングサービスの大野愛子です。

木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」をテーマに、大門昌代大塚統子と共にお送りしております。今週は、大野が担当させて頂きます。  

 

ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇

 

夫婦関係で浮気問題が起こったときには、浮気した人・浮気された人が存在します。カウンセリングにお越しになるのは圧倒的に浮気をされた人が多いのですが、浮気をした人からのご相談も増えています。

 

浮気をした人がご相談に来ることは、ひじょうに勇気がいることです。悪いことをしている自覚があるので、「カウンセラーに怒られるのではないか」「すぐに別れろと言われるのではないか」と思うからです。

 

とくに浮気をしているのが男性である場合、だいぶ行き詰まってからでないとご相談にいらっしゃいません。どうにもこうにも抜け出せないような八方塞がりの状況になって、ようやく藁を掴む思いでカウンセリングに辿り着くのです。

 

どの方も「こんなことは話しにくいのですが、でも相談するところがなくて」と言います。男性はとくにそうかもしれませんね。なので、今回はあえて記事にしてみることにしました。

 

※いろいろな立場の方が読む記事です。今回のお話は不倫の是非を問うのではなく、心理面からのお話をさせていただくことをどうかご理解いただければと思います。

 

●浮気をしている男性の気持ち

 

たとえば、妻がいるのに浮気をしてしまった男性がいるとしましょう。バレたら妻に責められるし、離婚になるかもしれないので、なんとしてでも隠さなければいけません。すると、どんな顔をして家に帰り、妻や子供たちと顔を合わせるのでしょうか?

 

だいたいは2つのパターンに分かれるようです。ひとつめは無表情、目も合わせない抑圧的で頑なな態度に出る。ふたつめはいつもよりもハイテンションで、無駄に明るい態度に出る。

 

どちらにしても不自然な自分でいるのですから、居心地が悪くなります。家族と顔を合わせないで済むようにさっさと自分の部屋に閉じこもりたくなるでしょう。

 

部屋に閉じこもったところで、もし浮気を疑われたときはどんな嘘をつけばいいのか考えたりします。そんな都合のいい嘘がつけるはずもなく、しだいに「こうなったのは俺だけが悪いわけじゃない」と自分を正当化したくもなります。

 

いずれにせよ、いい気分ではありません。家族といるとますます罪悪感を感じるので、家にいることが苦痛になることもあります。そんな時どこに居場所を求めるでしょうか?

 

言うまでもなく、浮気相手の女性のもとになります。罪悪感からの緊急避難場所として、浮気相手の女性との関係にどんどんのめり込んでいくようなこともあるのです。

 

不倫のことを「罪悪感同盟」と表現することがあります。お互いに自分の家族や相手の家族に罪悪感を抱えていて、そこから逃避するためにふたりの関係にのめり込んでいきます。

 

そこでは、ふたりは不倫の共犯者のようになっているので、罪悪感同盟といいます。罪悪感という感情を接着剤にしてお互いにくっついているので、なかなか離れることができなくなってしまうのです。

 

罪悪感が強い人ほど罪の意識から逃れたくて現実が見えなくなります。浮気相手が運命の人のように思えて、ますます関係性にはまり込むこともあります。

 

●浮気をしている男性の本当の気持ち

 

私たちカウンセラーが浮気をした人に聞くのは「なぜ浮気をしたのですか?」という問いつめではなく、「なぜ浮気をしなければいけなかったのですか?」という問いかけです。

 

「毎日が幸せでいい気分だな。じゃぁ浮気でもしよう」なんて人はいません。なんらかの心の痛みがそこに存在しています。「もし浮気をしなければいけない理由があるのだとしたら、それはいったい何だろう?」と考えてみてほしいのです。

 

もちろん、浮気をしてしまったことへの責任はあります。傷つけている人がいることも確かです。ですが、現実から目を背けずに自分と向き合うためには、責めるのではなく自分の心の痛みを見てあげることが必要です。

 

私は「浮気をして平気だ。何の罪悪感も感じない」という人には、未だにお会いしたことがありません。もしそのような人がいたとしたなら、わざわざカウンセリングをお使いにならないでしょう。

 

浮気をするに至った心の痛みはもちろんですが、浮気をしたことで背負った心の痛みがあることも忘れてはいけません。ですが、多くの男性はこの心の痛みを自覚しておられません。

 

それを最後にお伝えして、今回の締めくくりとしたいと思います。浮気をしたことで背負った心の痛みは「自分は誰ひとり幸せにしていない」という大きな罪悪感です。

 

幸せにすると一度は誓った妻のことも、自分との結婚を望んでいるであろう女性のことも、そのどちらも選んでいない以上、誰も幸せにしていないのです。

 

この「誰ひとり幸せにしていない」というのは、男性にとってはひじょうに大きな苦しみです。自分の手で誰かを幸せしたくてここまで生きてきたからです。もちろんそこには子供たちも含まれています。これが浮気をしている既婚男性が抱える、いちばん強い胸の痛みです。

 

もとの家庭に戻ることが正解だと言いたいわけではありません。浮気から真実の関係性に変えていったケースも実際に見ています。

 

最後にひとつだけ聞かせてください。あなたはいったい誰を幸せにできなくて苦しんでいるのでしょうか?

 

もしよければ一緒に考えてみましょう。苦しみを苦しみのままではなく、幸せに変えていくことだってできるでしょうから。


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大野愛子のプロフィール&ブログ 

Blog30代からのうまくいかない恋愛と40代からのこじれた男女関係に。

婚活・失恋・復縁・不倫など、恋愛についていろいろ書いています。

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