こんばんは
カウンセラーの平です。
日曜日の恋愛心理学を原カウンセラーと隔週で担当しています。
人間にもペットにも、愛されやすい態度と愛されにくい態度というものがあるものです。
たとえば、シッポを振ってまとわりついてくる子犬や、ごはんが欲しくてまとわりついてくる子猫などは、とてもかわいいものですよね。
一方、あなたをにらみつけて、ウーッと吠える犬や、呼んでもふり向きもしないわがまま勝手な猫はいいかんじがしません。
そして、それは、私たち人間についても同様であるわけです。きょうはそのあたりのことをお話ししていきましょう。
愛されにくい態度の一つに、依存的な態度というのがあります。
依存的な人は、対人関係において、相手に「○○してもらって当たり前」と思っていることが多いものです。
すると、してもらったことのすべてに感謝することはありませんよね。だって、当たり前のことですから。
逆に、その当たり前と思っていることをしてもらえなかったときは、ものすごく腹が立ったり、理不尽に思ったりしてしまいます。
依存的な態度は、「私はまだまだ子どもで、こんなにダメなのだから、大人の人や恵まれている人は私にちゃんと与えてくれなければいけない」という考え方が土台になっています。
そして、「愛して、与えてもらうのが当然」と思っているので、愛されやすいようにしようとはしません。
むしろ、「言わなくてもわかるだろう！」とか「私に言わせないでよ。見ていればわかるでしょ！」などとちょっとえらそうな態度にもなりがちです。
これは、大人になりきれていないとき、まわりの人やパートナーを親代わりにしてしまうことでよく起こる状態です。
とくにティーンエージャーの恋愛では頻繁に起こっていて、自分が思うように相手が愛してくれないことにがっかりし、関係性が終わってしまうことも少なくありません。
愛されにくい態度の人は、欲しいものがもらえないと、怒りっぽくなったり、不機嫌になったりということがよくあります。
当然のことですが、怒りっぽい人や不機嫌な人を愛したいとはだれも思いませんよね。しかし、そうしてしまうのです。
では、男女関係においての愛されやすい態度とは、どのようなものでしょうか？
それは、秘密をなくし、オープンなあなたであること、つまり、パートナーにあなたのことをぜんぶ知ってもらうことからはじまります。
おつきあいがはじまると、あなたとパートナーはおたがいをぜんぶ知ることになります。パートナーの部屋に行くこともあれば、一緒にお風呂に入ったりもしちゃいますからね。
“特別な関係”というのですが、ほかの人とはしないさまざまなことをパートナーとはするわけです。
このような秘密のない関係は、親子関係と似ています。
少なくとも、子どものころ、あなたは自分のすべてを親に知られていて、そこに安心感を感じていました。
同じように、男女関係でも二人の間の秘密をなくし、あなたのすべてをパートナーに知ってもらうことが大切です。すると、そこには安心感が生まれ、疑いが入る余地はありません。
また、おつきあいをしているとケンカをすることはあるものですが、そこで悪い態度をとりつづけると、愛されるどころかケンカは長引いてしまいます。
たとえば、パートナーがあやまっても、あなたが悪い態度をとりつづけたとしたら、「じゃ、いいよ。一生、そうしておけよ！」と収拾はつかなくなり、二人の関係は破綻してしまうかもしれません。
ケンカを長引かせてよいことはなに一つありません。
仲直りするときはきまりが悪いものですが、日頃から、ケンカしてしまったときの仲直りの仕方を決めておくと、うまくいくことが多いようです。
たとえば、あるカップルは、仲直りしたいほうから握手を求め、そして、握手したあとは、どうすればよかったのかを二人で冷静に話し合うという儀式を行うそうです。
また、別のカップルは、仲直りのたびにちょっと高級なレストランで食事をすることにしているとか。
悪い態度では、パートナーから愛されにくいし、ケンカの仲直りもなかなかできないということを覚えておいてくださいね。
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