こんばんはカウンセリングサービス清水三季央（しみずみきお）です。年末押し詰まってきましたね。今年もコロナで大変な年ではありましたが、1年間お疲れ様でした。引き続き、新型コロナ感染防止を続けていきましょう。
さて、今回は、アドバイスをテーマにしました。
■話を聴かずにアドバイスばかりとは？
少し落ち込んだことがあって、相手にただ話を聴いてほしいのだけれど、相手からアドバイスをされて、説教されているような気持ちになって、さらに落ち込んでしまう。
男女関係でのコミュニケーションでのご相談によく登場します。カウンセラーのコラムでも似たようなテーマが多いですね。
アドバイスが悪いわけではないですが、話を聴かずにアドバイスばかりだとコミュニケーションがうまくいかない場合がありますね。
このような心理についてお伝えしていきます。
■なぜアドバイス？
なぜ話を聴かずにアドバイスばかりするのでしょうか？
話を聴くだけでは価値がなくて（役立たなくて、意味がなくて）、アドバイスをすることは価値があると考えているから、なのかもしれません。
例えば、僕がただ話を聴いても何も価値がないよ。アドバイスをして、問題を解決できたら価値があると思う。だから僕はアドバイスをしているんだ。
こんな感じですね。
■さらに
さらには、相手は、自分という存在に価値がないと思っているから、価値のない自分がただ話を聴くことに価値がないと思っている、ととらえることができます。
聴いてほしい側は、無意識的に（当然のように）相手という存在に価値を感じているから、価値のある存在に話を聴いてもらうことを求めているのかもしれません。
例えば、私が好きなあなたに話を聴いてもらえるだけで、私はうれしい。ただ話を聴くだけのあなたは十分に価値があるのに。
こんな感じかもしれません。
■まとめると
こちらとしては相手の存在に価値があると思っているから、ただ「うんうん」と言ってくれたり、ただ目を見てくれたり、ただスタンプを送ってくれるだけで、ただ一緒にいてくれるだけで、うれしいのだけど、相手が自分の存在の価値をわかっていないから、ただ話を聴くことがなくアドバイスばかりしてしまうのかもしれません。
すべてに当てはまるわけではありませんが、1つのとらえ方として、ヒントにして下さいね。
■終わりに
終わりまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
存在の価値というと難しい印象かもしれませんが、何もせず、ゆったりした時間を過ごすというのは、ただいるだけという存在を感じられるチャンスでもあります。年末年始に意識してみて下さいね。
今年も1年ありがとうございました。良いお年をお迎え下さい。
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