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パートナーに色々上乗せして不満を持っているかも?

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ラブ・カウンセリングのブログ-プロフィール-大門昌代

木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」がテーマです。

担当は、大塚統子・大野愛子とお送りしています。
今週は、わたくし大門昌代の担当となります。

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同じ人と長く付き合っていると、相手に対する不満の内容が違ってきたりするものです。

私たちは、その人に対する純粋な不満だけでなく、その人を投影する様々な人に対する不満も、今目の前にいる人に対して上乗せしてぶつけてしまうことがあるのです。

 

もちろん、付き合い初めのラブラブな時期は、相手に対する不満などほとんど見当たらないでしょうが、しばらく経過すると、「もう少し気持ちをハッキリ言って欲しいな」とか「服のセンスが…」なんて不満が出始め、更に経過すると、「たまには向こうからデートに誘ってくれてもいいんじゃないかな」とか「他の人より、私のことを優先してくれてもいいんじゃないかな」となったりする。

 

さらに時間が経過し結婚して夫婦となって数年経過したりすると、「食べ方が嫌い」とか「もっと優しくすべきだ」なんてことになり、「夫(妻)なんだから○○すべきだ!」と強く思うようになり、「お父さん(お母さん)は○○してくれたのにな。愛してるならそれくらいしてくれて当たり前なんじゃないの?」となって、相手への欲求が大きくなってしまうこともあります。

 

あまりに相手へ欲求を突きつけた結果、「僕は君のお父さんじゃない」とか「私はあなたのお母さんじゃない」という言葉が返ってくることも多発します。

 

そもそも私たちは、関係性が遠い人には、あまり欲求を満たしてもらいたいとは思わないもので、だから不満も当然持たないわけです。

不満というのは、満たされないという意味ですが、何が満たされないのかというと、欲求が満たされないということなのです。

 

見ず知らずの人が、あなたに「きれいだね」と言ってくれなかったとしても、「言ってくれないなんてひどいっ!」とは思いませんよね?

だって、見ず知らずの人に、「きれいだね」と言って欲しいという欲求をそもそも持たないから。

でも、相手がパートナーだった場合は、言って欲しいという欲求を持つ。

でも相手が言ってくれないので不満になるというわけですね。

 

でも、同じ人と長く付き合っている場合、相手は同じ人なわけですから、相手への不満の内容がどんどん変化してくるのって、ちょっと不思議な感じがしませんか?

 

もちろんこれだけが原因というわけではないのですが、私たちは、パートナーに対して様々な人を投影します。

よく言われるのは、パートナーには親を投影するというお話です。

もちろんそうなのですが、つきあい出した頃は、友人を投影していたけれど、つきあいが長くなったことで親密になり、お父さんを投影するようになったということがあるのです。

 

パートナーに対して、ある場面ではお父さんやお母さんを投影し、別の場面ではおじいちゃんを投影する。

また別の場面では、元カレを投影するなんてこともあるので、パートナーには必ずお父さんやお母さんを投影するのだと決めつけない方がいいのかもしれません。

 

一般的には、「自分」を中心にして、母→父→きょうだい→祖父母→職場の同僚(友人)→知人→他人という順番で心理的な距離を取っていると言われています。

パートナーとは、最初は他人ですから、心理的距離が遠いポジションから、段々と親密になるにつれて両親と同じにポジションが移動してくる感じになります。

最終的には、自分とパートナーの二人が中心になるのが理想的なパートナーシップなのかもしれませんが、今回はそのお話は置いておきます。

 

つきあい始めた頃は、男性(女性)全般に対する自分が持っているイメージを投影していたけれど、段々と親密になるにつれて、職場の同僚や友人を投影するようになり、最近はとても心理的距離が近づいてきたので、お父さんを投影した結果、そもそもお父さんに対して持っていた不満がパートナーにむいてしまった。なんてことが起こったりするのです。

 

実際は、こんなにシンプルではなく、1日の中で、同僚Aさんを投影した次にはBさんを投影したりしますし、朝起きた時はお父さんを投影したけれど、夜はお母さんを投影しているなんてこともあるわけで、とってもややこしい。

 

でも、あくまでも投影ですから、「パートナー自身」を見れているわけではないので、様々な行き違いが起こる。

パートナーへの不満だと思って、「もっときれいだねとか言ってよね!」と怒ったけれど、パートナーは普段からそれなりに言ってくれていて、その不満は、本当は子供の頃、お父さんに「かわいいね」と言ってもらいたかった不満をパートナーに上乗せしてぶつけていただけなんてことも多々あるわけです。

 

もちろん、普段からパートナーは全然何も言ってくれないという場合であっても、その不満はお父さんの分も上乗せしているわけですから、パートナーからすれば、ちょっと割りに合わないということになってしまうわけです。

 

パートナーに対して不満が溢れて出てくる時、それがパートナーに対する正当な不満なのかどうかはちょっとチェックしてみた方が、無駄な喧嘩を減らせるかもしれません。

 

「あっ!元彼を投影してた!」

「あっ!お父さんを投影してた!」

と気づいたら、それだけでも効果絶大ですし、パートナーとの心理的距離が近づいているのか?実はどんどん親密になっている?なんてこともわかるかもしれませんね。

 

【お知らせ】

1DAYワークショップを9月5日に開催しますワークショップを開催します。

ブログをお読みの皆様のご参加お待ちしております。

 

2021年9月5日(日)1DAYワークショップ【制限の解除】

 

◆開催場所:ZOOMでのオンラインでのワークショップ
      参加費決済後、ミーティングIDをお知らせします。
◆テーマ:【制限の解除】 
◆日時:2021/9/5(日) 10:00~18:00
◆料金:¥18,700-(税込み)
◆トレーナー:大門昌代


<お申し込み受付中!>
>>お申し込みフォーム

>>お支払いはこちら

事前決済制ですので、お申込みと事前決済が完了した方へ当日の参加IDなどをお知らせさせていただきます。
2021年9月4日(土)15時までにお申込みと決済の両方を済ませておいて下さいね。

 

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大門昌代の『あの時知りたかったよ』シリーズ はこちら>>> 

『大門昌代の【言葉の解説】』はこちら>>> 

私が子供だった頃シリーズはこちら>>> 

 

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