こんばんは
カウンセラーの平です。
日曜日の恋愛心理学を原カウンセラーと隔週で担当しています。
われわれ日本人は外国の人に比べ、自分を表現する力が劣っているといわれています。
よく聞くのが、外国では自分をアピールすることなしにまわりの人に理解してもらうことはできないし、仕事に就いたり、パートナーをゲットしたりすることもできないという話です。
一方、統一された言語をもち、人々の一般常識にも大きな相違のない日本では、それほど自己アピールせずともまわりの人に理解してもらうことができます。
しかしながら、こと恋愛に関しては、「この人はどんな人なんだろう?」といぶかしがられるよりも、自分らしさをきちんとアピールし、わかりやすい人でいたほうがモテやすいといわれます。
そこで、セミナーのときなどは「自分の魅力をできるかぎり表現しましょう」と提案するわけですが、そうすると「私、魅力なんかないもん」とおっしゃる人が必ず現れます。
「自分の魅力がよくわからない」という人は少なくありません。
だからといって、「私には魅力がない」と言い切ってしまうのはどうでしょう?
その信念があるときのあなたは、パートナーになにも与えようとしないのではないでしょうか。
「私には魅力がないから、愛する人にあげられるものがなにもない」と言っているようなものですからね。すると、この考え自体があなたの魅力を奪ってしまうのです。
でも、あなたにまったく魅力がなかったら、パートナーはあなたに恋をするはずがないですよね。あなたは気づいていないかもしれませんが、パートナーはあなたに魅力があると感じているのです。
一つ、魅力の力学のわかりやすいたとえをご紹介しましょう。
ここに、賢い人と愚かな人がいると思ってください。この二人の比較では、賢い人のほうが魅力的に見えますよね。
次に、それぞれに[冷たい]という要素を加えてみましょう。
[賢い]+[冷たい]=慇懃無礼・表裏がある
[愚か]+[冷たい]=最悪・救いようがない
[冷たい]という要素が、賢い人にはネガティブなイメージを、愚かな人には救いがないようなイメージをつくり、いずれもいいことはありません。
では、[温かい]という要素が加わった場合はどうでしょう?
[賢い]+[温かい]=尊敬できる
[愚か]+[温かい]=人がよい
賢い人は最高のイメージになり、愚かな人も悪くない印象の人となります。
[温かい]は[やさしい]に置き換えてもよいかと思いますが、このように一つ要素が変わるだけで、人はきゅうに魅力的になることもできるのです。
では、[温かい]、[やさしい]といった要素をもつ人は、どのような表情や雰囲気の人なのでしょうか?
もちろん、眉間にシワが寄っていたりはしませんよね。そうではなくて、「笑顔である」、「ゆっくりしゃべる」といったことが温かさややさしさをかもしだすといわれています。
もう一つ、みなさんにお伝えしたいのが外見的な魅力の話です。
ティーンエイジャーの時代は、かわいい女の子やカッコいい男の子に惹かれやすいものです。
ところが、そんな女の子や男の子に恋をしては失恋するということを繰り返しているうちに、私たちが感じる異性の魅力は外見的なことから内面的なことにどんどん重点が移ってくるものです。
「誠実な人がいい」、「やさしい人がいい」というように。
ティーンエイジャーの結婚は、外見的な魅力に惹かれあってすることが多いといわれますが、その離婚率はじつに60%にのぼるといわれます。
一方、私どもでは数えきれないほどの離婚にまつわる相談をお受けしてきましたが、外見的な理由で離婚を決めた人はほとんどといっていいほどいません。
「あんなにフサフサしていた髪がこんなに抜けてしまうなんて、もう離婚です!」とか、「あんなにスリムだったのに、こんなにおデブになってしまったので、もう離婚です!」という相談は一度も受けたことがありません。
離婚の理由のほぼすべては内面的なことにあります。
「こんなに冷たい人だとは思いませんでした」、「こんなに不誠実な人だとは思いませんでした」といったものですね。
ですから、外見的な魅力に必死にこだわっていたり、自分には外見的な魅力がないと思ったりしているみなさんにお伝えしたいこと‥‥、それは「最後の決め手はすべて、あなたの内面の美しさです」ということなのです。
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