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期待すればするほどイライラが増える

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ラブ・カウンセリングのブログ-プロフィール-大門昌代

木曜日は「うまくいかない恋の処方箋」がテーマです。

担当は、大塚統子・大野愛子とお送りしています。
今週は、わたくし大門昌代の担当となります。

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相手にイライラしてしまうという場合、そこには何らかの期待があります。

カップル間でももちろんそういったイライラは起こることがありますし、その他の人間関係においても起こり得ます。

わかりやすいところでは、「そろそろプロポーズしてもらいたい」という期待があるのに、相手がなかなかプロポーズしてくれない状況が長く続いたりすると、「どうしてプロポーズしてくれないの!」とイライラするという感じです。

相手も相手で、「プロポーズしてほしいと思ってるよな」とわかっている場合であっても、勇気がでなかったり、何らかの心配事があったりして、プロポーズになかなか踏み切れないでいるとしたら、「色々と事情があるんだよ!わかってくれよ!」と、イライラしたりもしますしね。

期待というのは、誰もがしてしまうものではありますが、「〇〇してほしい」「〇〇であってほしい」という自分ではない誰かの行動や思考に対してするものですから、自分の思い通りにはなかなかならないのです。
また、その期待していることが相手に伝わっていたとしても、何だかコントロールされているような気持になりますから、嫌な感じがするわけです。

イライラしてしまうとき、私たちは多くの場合、自分ではない誰かや、何かを、自分の思い描いているようになってもらいたいという期待してしまっているのです。

期待というのは、人間が抱えるストレスの中でもかなりの上位にランキングされるものですから、期待が大きければ大きいほど、多ければ多いほど、ストレスがどんどん積み重なっていくことになってしまいます。

また、イライラというのは一種の怒りですので、期待したことが、期待通りにならないということが増えてくれば、怒りが爆発してしまうことにもなります。

最初は、相手のことが好きであったとしても、期待が多くなり、イライラが増えてくると、相手に対して怒りがたまってきてしまいます。
怒りが心地よいと思う人は、いないので、怒りを嫌うわけですが、その時に怒りを感じるのは相手のせいだと思ってしまうので、相手のことも嫌いだと感じてしまうようになってしまいます。

本当は相手のことが好きなのに、怒りが出てきてそれを嫌ったために、相手のことを嫌いになってしまうというのは、何だかせつなさを感じてしまいますよね。

期待は誰もがしてしまうものですが、できるだけ期待する場面は少なくしたい。

相手に、「〇〇してほしい」「〇〇であってもらいたいと思っている」という自分の欲求を伝えてみるのも一つの方法です。
伝えたからと言って、その期待に相手が応えてくれるかどうかは別の話になりますが、何も伝えずにただわかってもらいたいと思っているよりは、ストレスは少なくなります。

また、期待している側というのは、相手へ何かを叶えてもらいたいという立場になりますから、関係性から言うと依存のポジションになります。
自立のポジションから、相手を理解してみようとすることでも、相手に対する感じからをかえていくこともできます。
依存のポジションからだと、期待通りにいかなかったときに、「どうしてやってくれないの!」とイライラになりますが、自立のポジションからだと、「できないのには、何か理由があるのかも?」と相手を理解しようとすることになりますから、イライラしなくなります。

ちなみに、相手から期待されてばかりで、そのことにイライラしてしまうということもありますが、それもまた「こちらの気持ちもわかってほしい」という期待ということになります。
私たちは、期待する生物とも言えるのかもしれません。

好きな人であればあるほど、「そうであってほしい」と思いますから、カップル間ではよく起こる問題なのかもしれません。
どうでもいい相手には、期待もしませんからね。

 

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大門昌代の『あの時知りたかったよ』シリーズ はこちら>>> 

『大門昌代の【言葉の解説】』はこちら>>> 

私が子供だった頃シリーズはこちら>>> 

 

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