こんにちは
カウンセリングサービスの村本明嬉子です。
今日は、前回に引き続き、自立女性のための女性性講座です!
出来るぎる自立女性がはまりやすい罠について
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<自立のプロセス>
前々回から3回にかけてお話してきた自立した女性について。
自立女性たちはそもそもなぜ、自立してしまったのでしょうか??
自立女性は第一子が多いことが特徴です。
(もちろん、第二子、第三子もいます^^)
自立した女性たちは、そもそも小さい頃から、人の気持ちや雰囲気を察する能力が高い人が多いんですね。
ご両親との関係が悪かったり、家族に何かトラブルが起きていたり、周りの大人や家族が問題を抱えている状況の中で、察する能力が高い子供たちは、大人の事情はわからないにしても大人達の大変さや感情を察していたりします。
そして心を痛めるんですね
いつの時代も、世界中どんな国でも、子供が無条件に欲しい物は親の愛情で、子供が願うのは家族が仲良く平和であることです。
健気で親への愛情に溢れた子供たちは、親が大変なことを察すると助けたくなります。
これも、無条件で、本能的。
ですが子供はとても無力で、できることは限られていますよね。
親がお金で困っていたとしても、お金を稼ぐことはできないし、ご両親がけんかをしていても、仲裁するすべもありません。
そして子供たちは我慢をするんです。
自分が我慢をする、いい子になるという方向で、親を助けようとするんですね。
第二子、第三子の場合、親だけでなく、上の兄弟を助けたい気持ちも入ってきますね。
第一子の場合は、妹弟に親を譲ろうとしたり、弟や妹の面倒を見ることで助けようとしたりもします。
そして、察すること、我慢をすることを強化しいてきます。
それが、昔々、あなたが小さかった頃の、ある意味、成功法則だったりするんです。
<大人になると。。。>
転じて、それが大人になり恋愛になった時に、そのパターンが出てきます。
コミュニケーションを取らなくても彼がして欲しい事がわかってしまったり、彼の気持ちが必要以上にわかってしまうのでそれを先回りして解決してあげたくなってしまうんですよね。
もしくは、気持ちを察しすぎて、コミュニケーションをしなくなってしまったり。
例えば彼の気持ちが大変そうだな、って察してしまうと、大変な気持ちがよくわかるから、自分の欲求や言いたい事を飲み込んでしまったりします。
我慢が得意なので、できてしまうんですよね。
耐えられてしまうんです。
あなたの幸せやあなたの幸福、あなたの心地よさ、あなたの欲求を我慢して優先する行為は、知らず知らずのうちにあなたを犠牲の位置に追い込んでしまいます。
そして、察してコミュニケーションする前に与える、というその行為は、知らず知らずに、あなたを彼のお母さんの位置に置いてしまうんですね。
家族を助けたいのに助けられなかった、という気持ちが無意識の中にありますから、無意識的にそれを追いかけようとするときに、助けなければいけない相手を選んでしまったり、自分が我慢して犠牲の位置にいる恋愛になってしまったりします。
これが、いわゆるダメンズを育成してしまったり、ダメンズばかり捕まえてしまうパターンなんです。
このパターンをお持ちの女性は、それを手放したときに、好きになる相手が変わったりパートナーとの関係性が変わってくるんですね。
<犠牲のパターンを手放す>
大切なのは犠牲をしないように意識することです。
犠牲しているなと気づいたら、勇気を出して彼にコミニケーション(お願いしたり)してみたり、察してしまったこと、分かってしまったこと、それをすべて行動しないことが大切です。
コミニケーションをしようとすると相手を責めてしまうような気持ちになったり、嫌われそうで怖くなったり、そんな気持ちになってしまうかもしれません。
でも相手を責めてしまうような気持ちになるのは、あなたが昔々、ご両親に怒りにも似た「愛してほしい欲求」を隠していたからです。
嫌われそうで怖くなるのは、本当の自分の欲求を出してしまったら、昔々の家族が崩壊するのではないかという恐れや、本当の自分の欲求を出したことがないからどうなるのか怖い、そんな気持ちからきます。
でも、今は、相手ご両親ではなくあなたと愛し合う対等なパートナーです。
パートナーの中にもあなたを愛したい気持ちがありますし、もし、今あなたがあなたとお付き合いをしようと約束をしているのであれば、それは、助け合おう愛し合おう、とう約束なんですよね。
あなたが、幸せな位置に入ることを許す。
その時に生まれる恋愛が、幸せな恋愛と言えるのではないでしょうか?
***
実際に、とあるクライアントさんが察すること、我慢すること、犠牲することを手放していった例をお話しします。
彼女は小さい頃からご両親の仲が悪く、自分の気持ちを我慢して迷惑をかけないように、いい子でいるようにという犠牲のパターンがありました。
「いつも彼に気を使っている自分がどこかにいて、不満や満たされない気持ちをどうしていいかわからないんです。」
「どこかにいつも、なんでこうしてくれないの??といった気持ちがあるんです。」
そういって彼との関係性についてカウンセリングに来られました。
我慢や犠牲をやめてコミュニケーションしていく、というように、しばらく彼との関係性について取り組んだある日、彼女はこう言いました。
「私は、彼のほしい物をたくさんあげたいと思うけれど、彼は私が欲しいものをくれないんだなぁと思いました。」
「そう思うと、彼を男だと思えなくなってしまいました。」
彼女が犠牲をやめたとき、それまで愛情だと思っていた彼を助けたい気持ちが、なくなってしまったんですね。
その助けたいというドラマチックな気持ちが、恋愛のスパイスになっていたんです。
(このスパイスは悪くありません^^やり過ぎは注意ですが。。。)
そのスパイスがなくなったときに、「好きじゃないのかな?」と感じたのでしょう。
そして、これまでの、「与える」「受け取る」というバランスが、満足できなくなったんです。
彼女は、与えすぎていたんですね。
そして、お母さんの位置から降りて、対等なパートナーの位置に立つ過程で、彼を男性だと思えなくなってしまうという現象が起きたんです。
そこから彼女は、勇気を出して、彼にしてもらいたいこと、自分の気持ち、どんな二人になりたいか、そういったことをコミニケーションし始めました。
とても勇気がいったと思います。
そんな作業を続けていた結果、彼女は再び彼に男性としての魅力を感じ始め、 2人の関係性が変わりました。
「楽に、自然体で彼といられるようになってきました。
今までは、自然体じゃないことにも気づいていなかったんですね。」
「愛されること、受け取ること、そんなことを少しずつ感じられるようになってきました。」
彼女はそうおっしゃっていました。
彼女は、関係性を変化させていくプロセスでしたが、中には別れて次の恋愛へ進んでいく方、彼氏のいないところからスタートしてこれまでとは違うパターンの恋愛を始める方、様々な方がいらっしゃいます。
(このパターンについては、お話したい例がたくさんあるのです(笑))
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もしあなたが、自分が犠牲の恋愛をしているのと思ったら、当たり前のように、今までやってきた我慢や犠牲することをを少し変えていく必要があります。
彼を助けたい、サポートしたい気持ちが、あなたを苦しめるほどになっているのだとしたら、それを一度下ろしてみるといいかも知れません。
その先に、幸せや心地よさを受け取れるあなたになることができたら、それはとてもハッピーな関係になりますよね。
何度も言いますが、わかったとしても察することができたとしても全てをやらないこと、自分が犠牲だと思うことはしないこと、恐れにのみこまれるのではなく勇気を出してコミニケーションしてみることです。
例えば、こうした方がいいんだろうなと察することができたとしても、それをやった後にあなたが疲れてしまったり、「なんで私ばっかり」という気持ちが出てきてしまいそうなときは、それをやってみないことが大切なんです。
わかっててやらないのは、とても気になるし、悪いことをしているような罪悪感が出てきたりします。
でも、そこがチャレンジポイントなんですね。
また、あなたがしてほしいこと、言ってほしいこと、こんな二人になりたいんだというような気持ちをコミュニケーションしていくことも大切です。
あなたを幸せにするために、 2人がもっといい関係に、 2人がもっと長く長く続いていく関係なるために、ぜひ、チャレンジしてみてください。
日本人は、察することや我慢することが得意です。
あなたが心地よくないほどに我慢してしまっている時、それはやり過ぎなんですね。
与えすぎていて、受け取れない状態になっている可能性が高いんです。
そこから、自分を自由にしてあげましょう。
受け取ってもいいんだと、自分にはその価値があると。
あなたはもっと楽になってもいい、あなたはもっと幸せになってもいい、あなたはもともと愛されてもいい、そう、自分に許してあげて下さいね。
日本の女性たちが、幸せな、愛される、心地いい、そんな恋愛に出会えますように
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