こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交代で金曜日の〈大人の恋愛術〉をお届けしています。
少しずつ、春の足音が聞こえてきましたね。我が家の近くでも梅の花が咲き始めました。
今日は、先日のニコニコ動画の恋愛心理学アカデミーへの出演の話から。
カウンセリングサービスのカウンセラーの母校である神戸メンタルサービスは、ニコニコチャンネルで「恋愛心理学アカデミー」を提供しております。
平準司師匠をはじめ、弟子のカウンセラーたちがこれまで講演で話してきたものに加えて、毎週水曜日21:00から師匠がLIVEでお話しし、皆さまのご質問を受け付けております。
2/10(水)は、師弟対談のLIVEに私が招いていただいておりました。「わーい!」と大喜びで臨んだところが、途中から私が送っている画像が乱れて、凍るというハプニング!
もう、笑うしかない。
楽しみにお集まりいただきました皆さま、お見苦しくてごめんなさいね。
あの時間では、お話ししきれなかったことをここでこっそりお話ししちゃいます。
マザコンにはマザコンなりの事情がある
あの時間にお話したのは、私の、今のパートナーである〈ダーリン〉との出会いのエピソード。
ダーリンは、私の大学時代の同級生なのですが、当時ですでに20年くらい会ってはいませんでした。離婚して、子供がいて、40歳の大台にものったし、「もうパートナーシップなんか無理かな?」と諦めかけていた頃に、ひょんなことから再会しました(ここは「恋愛心理学アカデミー」で聞いてくださいね)。
初デートに、レストランに行き、ご飯を食べている間に、彼は、「女性にお金を使うのがどれほど甲斐がないか」を繰り返したのです。曰く「母親以外の女に3万円以上使うなんてもったいない」。
「すっごいマザコン!」。
だから、この人とのご縁は、「無いなぁ」というのが最初の印象でした。
でもね。
当時、すでに、カウンセラーになるための勉強をしていましたから。
「人には、それぞれ事情というものがある」
ということは、知っていました。
なので、なぜ、そうなるのかを聞こう、と思ったのです。
あくまでも一般論ですが、私たちは、みんな、人生最初の恋人は、異性の親だ、と言います。
男性ならば、それは「お母さん」であることが多くて、「お母さん」にどうしたら愛されるかと一生懸命に努力する幼少期になります。
「お母さん」を喜ばせたい。これが男性の女性を愛する原動力の最初のモチベーションです。
喜んでもらえれば、それがその男性の、女性を愛する「成功パターン」になりますし、なかなか喜んでもらえないと、「愛する」「愛される」ということに対して拗ねてしまい、ちょっと捻くれた態度になりがちです。
男性は、「お母さん」が大好き(女性は、「お父さん」が大好き。)という大前提とまずはケンカしないこと、ということまでは、当時の私も学んでいました。
それが必要以上に、「お母さんを僕が守らなくては」と力こぶが入る、もしくは「お母さんに逆らってはお母さんが悲しむから」と気遣うようだとしたら、それは、その「お母さん」が深い悲しみや寂しさを抱えていて、それを何とかしたいと思ったに違いない、のです。(参考/「マザコンと母親想いはどう違う?ホンモノの絆を求めてみよう」)
とはいえ、私に「3万円以上は使いたくない」では、パートナーとして困る、というのが当時の私の第一印象だったのです。
私にできることは何だろう?
それにしても、心理学を学んでいた私が、「おい、おい」と思ったのですから、彼が長い間独身だった原因の一端はここにあるのかも、と思ったのです。
そこで、ロマンスになるかどうかは一回手放して、そうでなくて若い頃に仲が良かった友人の一人として、
「女性にそんなものの言い方をしたら、始まるものも始まらないよ。ロマンスが欲しいとは思わないの?その態度、やる気なくない?」
と単刀直入に聞くことにしたのです。
「愛されたい」と私が思っていたら、きっと私は、彼が「女性に与えたくない」と言っていることが問題だよ、とわざわざ言いには行かなかったと思います。
せっかく再会したのだから、私が学んできたことを少し分かち合いたい気持ちもありました。それで、彼が、いい人と出会えたら、それでいいと思ったのです。
でも、彼から出てきた言葉はとてもストレートでした。
「女性は、払ってもらえて当たり前だと思っている。男に愛されて、与えてもらって当たり前だと思っている。男は、ご馳走してもらったこと、助けてもらったことは、一生、忘れないよ」。
「女の人は、男を捕まえて『マザコン』呼ばわりするけれど、事情があるんだよ」。
ごもっともです。
誰だって、助けたい人はいて、助けたい人を助けられないことほど残念で、情けない思いをすることはないでしょう。自分の人生を賭けて大切に育ててくれた「お母さん」を大切にしたい気持ちは痛いほどわかります。
どう愛したらいいのだろう?
「3万円」が私的には、ツボっていたので、その後も、何度か大きなプレゼントを彼に贈りました。
当時は、ジェットセッターのように出張の多い仕事をしていたので、海外の免税店で、ブランドもののベルトやジャケットを見つけては、彼にプレゼントしました。
心理学の法則に、「欲しいものは与えると増える」というのがあって、それは、普通は「心」の法則ですから、「優しさ」が欲しければ、「優しさ」を差し出す、という意味なのですが、「お金」にもそれを当て嵌めたのです。
「3万円以上のプレゼント」作戦。
実は、これは「お金」そのものがポイントなのではなくて、「女性に3万円以上使いたくない」を裏返すと「3万円以上使う」人は特別だということなります。
ならば、私が彼に3万円以上使えば、彼の感覚からすれば、それは「特別」になる、ということ。
シンプルに「思い」を感じてもらうには、相手の考え方に乗ること、です。
ハウツー的に言うとそうなりますが、本当のところは、私も、彼の言葉で少し反省したのです。
女性性が足りないから前夫と離婚に至った過去があって、「受け取る」ことが課題だったのですが、そう思うばかりに、対等であるためには「愛する」ことが大事だと言うことを忘れていたな、と。
なので、なるべくわかりやすく愛を伝える、ことをやってみたのです。
「お母さん」を大切にしたい、ちょいマザコンの男性は、根っこのところでは女性をものすごく喜ばせたい男性ですから、彼の愛が私に向かったときは、本当に大きなロマンスにつながっていきました。
その様子は、私のブログの方でご覧くださいませ。(←これは惚気です!閲覧注意)
love and abundance,
みずがきひろみ
ココロを学んでバージョンアップしたいあなたのために、、、
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