こんにちは。神戸メンタルサービスの平です。
日曜日・恋愛心理学講座を原カウンセラー と隔週で担当しています。
ひと昔前から、ネットの世界には“バーチャル恋愛ゲーム”なるものがありますね
この種のゲームには必ず答えがあり、その答えを選択することで、高得点を得たり、パートナーをゲットしたりしながら、話が進んでいくわけです。
すると、バーチャルの世界には、ものすごい“恋愛の達人”が現れたりもします。
といっても、バーチャルの格闘技ゲームで世界チャンピオンになったからといって、実際のケンカではなんの役にも立たないように、バーチャル恋愛の達人になったとしても、現実の恋愛はうまくいかないということが多いようです。
私たち男性は、恋愛につきものの“感情”をあまり理解していないせいか、どうしてもハウツーにとらわれてしまう傾向があります。
その結果、恋愛のハウツー本やバーチャル・ゲームでは高得点が得られるあのやり方やこのやり方が、現実世界の彼女にまったく通用しなかったりするのですね。
その結果、彼女のことを「おまえは変だ」となじったりして、二人の関係を取り返しのつかないところまで悪化させてしまったりすることもしばしばあるわけです。
彼としては、「最高の切り札を出したのだから、僕の期待したとおりの結果がほしい」わけです。
しかしながら、ハウツー本で基本は学べたとしても、デートの現場ではいろいろな応用が求められるわけで、それなりの機転が利かないと恋はなかなかうまくいきません。
ある女性から恋愛相談を受けたのですが、パートナーがまさにこのバーチャルな彼なのでした。
で、いろいろ聞かれるそうなのです。「きみはどんなときに不機嫌になる?」、「キゲンを直すには、どうしたらいいの?」などと。
彼女は深く考えず、「おなかが減ったら機嫌が悪くなって、ケーキを食べると機嫌が治る」と答えたそうです。
その後の顛末は、みなさんのご想像通り。
二人でいてなにか気まずくなると、彼氏にレストランやカフェに連れ込まれ、それが何時であろうが、ケーキを注文される始末。
当然、彼女はブチ切れますよね。
しかし、彼は当然だという顔で、「きみが言ったようにしたのに」と答えるわけです。
「いつもいつも、おなかが減っただけで機嫌が悪くなるわけじゃないの。そんなこと、私をちゃんと見ていてくれたら、わかるでしょ?!」。ところが、「さっぱりわからない」という彼氏。
挙げ句、「そんなことを言うなんて、きみはわがまますぎる。僕はこんなに一生懸命がんばっているのに、きみときたら気まぐれすぎて、さっぱりわからん」と言われてしまったりするわけです。
まるで笑い話のようですよね。でも、この彼氏ほど極端ではないにしても、みなさんの男女関係にも、大なり小なり、あてはまる部分はあるのではないでしょうか?
恋愛について、じつに多くのみなさんから、「どうしたらいいの?」というご相談を受けますが、その答えはケース・バイ・ケースであり、「これをこうすれば、必ずよくなる」という答えはありません。
しかし、恋愛についての基本的なことや、感情の力学について、少しばかり学んでおいたなら、あなたのパートナーをいい気分にさせることはさほど難しくはありません。
が、それがなかなかできず、ついつい、いろいろなノウハウや道具に頼ってしまう人も少なくないわけです。
「自分にはあまり価値はない。自分なんてたいした存在ではない」という思いが強ければ強いほど、そうなることが多いようです。
男性のみなさん、もしも、あなたにその心あたりがあるのなら、自分の自信のなさをなにかによって隠そうとするかわりに、自信がないということを相手に素直に伝えてみてください。たぶん、それがあなたの好感度を上げる唯一の秘策です。
「きみを喜ばせたいんだけど、僕は自分に自信がないんだ。どうすれば、きみは喜んでくれるんだろう‥‥?」。そうストレートに聞かれて悪い気持ちになる女性は、そんなにいないのではないでしょうか。
このようなコミュニケーションをたびたびしていくと、自分のやり方で通用することと、うまくいかないことというのが見えるようになってくるでしょう。
「自分との違いをたくさんもつ彼女」を受け入れることができたとき、バーチャルなイメージやマニュアル的なノウハウに頼らずとも、男性は自分に自信をもてるようになってくるはずです。
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