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長く続く「別居」に起こっていること

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毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案を、池尾昌紀池尾千里、夫婦でさせていただいています。

 

今週は、私・池尾千里が書かせていただきます。

お読みいただけたらと思います。

 

 

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チョコカップケーキ
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カップケーキ
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カップケーキ

 

 

別居が数年、数十年に渡るというケースがあります。

もうとっくに二人は破綻していると、誰もが思いますし、当のご本人がそう思っていらっしゃいます。

 

ところが、お二人の間にあるバランスについて申し上げると、絶妙な塩梅でバランスを保っているといえるのですね。今日は、そんなバランスについて、見ていってみましょう。

 

 

■喧嘩にならない距離まで離れる

 

 

何らかの理由で、パートナーシップがうまくいかなくなると、当然、顔を合わせることが嫌になりますよね。

顔を見れば、何か言ってやりたいような気持ちになって、ついひどいことを言ってしまう。相手もそれに怒って、喧嘩になる・・なんてことを繰り返していると、顔を合わせないようにしようとするのは、賢明な方法かもしれません。

 

顔を合わせなければ、言葉を交わすこともありませんし、喧嘩にもなりませんから、顔を見ないで済むうちは、しばらく心の平安がやってくるでしょう。

 

夫が出かけて、ほっとした。

妻が仕事の週末は、のびのび過ごせる。

 

この状態の延長上に別居もあります。

 

お互いの顔をみることで、お互いが心穏やかでいられないから、なるべく見えないところへ、なるべく影響を受けないところまで離れる、距離を置くことが、別居です。

 

少し冷静に考える時間が欲しい、頭を冷やすための冷却期間として、別居を選択される方もいらっしゃいます。

 

別居をしている間にも、お互いに話し合いができるケースもあります。

喧嘩をしなくて済むようになって、お互いが冷静になり、二人の今後について、きちんと話ができるケースです。

 

一緒には居たくないけれど、別れるには、あれこれ話し合う必要があるのが「離婚」の一番厄介なところかもしれません。

 

 

■別れるのに向き合う必要がある?!

 

 

養育の必要なお子さんがいたり、家があったりすることで、お金や財産に関わる話し合いが必要なご夫婦は、多いです。必要な手続きがたくさんあることも。

 

離婚を考えているとしても、その前に解決しないといけないことがたくさんある!すると、やらなければいけないことがあるんです。

 

それは、お二人がもう一度「向き合う」ということ。

 

もう顔も見たくない相手と会ったり、話をしたり、さまざまな事柄に、相手と折り合いをつけていく作業は、なかなか辛いことです。

 

直接相手と交渉が難しい時には、弁護士などの第三者を入れることで、直接対決にはならないとしても、相手の要求や考え方に一喜一憂してしまうなんてことを避けるのは、本当に難しいものです。

 

人を介するにしても、「離婚」には、やはり、二人が向き合うプロセスがあるようなのです。

 

 

■良い妻(夫)でなかった悔い

 

 

別居の状態が長いという時、どちらかがテーブルにつかない、または、二人の中に「向き合う」というプロセスを避けている部分があるのかもしれません。「向き合う」ためには、またあの人と近づかなくてはいけないからですね。

 

近づいたら、また嫌な思いをさせられるかもしれない、というものもあるでしょう。

それだけでなく、いろいろな感情をオートマチックに感じることになることも、近づきたくない理由になったりします。

 

例えば、

 

 

良い妻、良い夫であり続けることができなかった。

理解してあげられなかった。

上手に愛せなかった。

 

 

相手への責めではなく、自分の中に悔いを感じたり、責めてしまうこともあるようです。

 

相手を責めてしまうにせよ、自分を責めてしまうにせよ、どちらも、苦しい気持ちに変わりはありません。誰かを責めている時は、そんなことをする私のことも、もれなく責めていますから、とっても苦しいのです。

 

すると、それをしないように交渉ごとを避けたり、話し合いの場を持たなかったりを繰り返していると、二人の将来を決めないでおくということになってしまいます。

 

 

■バランスを取ってしまう理由がある

 

 

二人ともが、そういう気持ちであれば、別居状態は長くなります。バランスが良くも悪くも取れてしまっているからですね。

 

もしくは、そもそも「離婚」ということに前向きでないケースもあるでしょう。

どちらかの意向を優先した結果、別居になっているが、片方には別れる気がないケースもあるでしょう。

 

しかしながら、別居という辛い状況、はっきりしない状況が長くなっている時、それをお互いが、もしくはご自身が、受け入れ続けているということがいえそうです。

 

パートナーシップのバランスは、片方に負荷が掛かっている格好のまま、持ちこたえてきてしまうこともあるんです。どちらかが、我慢強かったことで、何年も状況がキープされてしまうという現象です。

 

 

では、どうしたらいいのでしょう。

 

 

負荷がかかっているほうは、とても辛いはずです。

でも、辛いけれど、何かしらのメリットがあったようです。

 

我慢したり、踏ん張ることを止めたら、どうなってしまうと感じているのでしょう。受け入れ続けることをやめたら、どうなってしまうんでしょう。

 

この状況が変わることが、とても嫌なのかもしれませんね。

 

「離婚」することも

「復縁」することも

 

どちらでもいいはずなのに、どちらにもなれないと感じることで、今の状況を保ってしまうほうにエネルギーを注いでしまっているのかもしれません。

 

ご自身が幸せになるのでしたら、どちらでも良いはずです。

 

まずは、ご自身の状況と気持ちを整理なさると良いと思います。そして、その次には、

 

 

今より、楽になってもいい

今より、幸せになってもいい

 

 

そんなふうに、ご自身に言ってあげてくださいね。

 

ひとりだけで、たくさんのものを背負おうとされないでください。信頼できる人に聞いてもらい、頼れる人には頼りましょう。一緒に考えてくれる人と一緒に進んで行くようにしてみましょうね。

 

いつでも、応援者は近くにいますよ。

 

 

池尾千里

 

 

最後までお読みくださって、ありがとうございました。


 

次週、来年6月22日(月)は、池尾昌紀が担当します。

どうぞお楽しみになさってくださいね。 

 

 

池尾昌紀のプロフィール&ブログ

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