一途なロマンチストにロマンスが来ないわけ。

こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交代で、金曜日の【大人の恋愛術】をお届けしています。

今日は、随分と暖かくなりました。桜がびっくりして3月になる前に咲いたらどうしようと思わず心配してしまいました。皆さま、いかがおすごしですか？

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えっ？！ロマンスが来ないのは、「一途なロマンチスト」だから？

これは、男性にも、女性にも見られるパターンですが、私が女性なので、女性のこととして書きますね。男性の方は、同じことが男性にも当てはまる、と理解してくださいませ。

どう見ても魅力的な人なのに。

「パートナーがいない」なんて信じられないくらい。

しかも、何年も「ひとり」なんて。

オシャレだし。

お仕事もしっかりやっていて。

趣味もたくさんあって。

お友達も多そう。

なのに、なぜ？

当人も、なぜ恋がうまくいかないのかわからないみたい。

側から見ると、「欲しい」って言っているのに、できないなんてありえないように思いますけれど、当人的には、「だって、できないものはできないんだもの！」ってことになります。

そんな方のお話をよーく伺っていると、大概、過去にものすごく大好きだった人がいらっしゃいます。いえ、今となっては、「大好き」だったかどうかもわからなくなっているケースもありますけれど、でも、その時は、どうやらすごく愛していたみたいです。

それなのに「別れてしまった」ということが、とんでもないハートブレイクなんです。

「元彼にまだ執着しているんじゃないの？」と聞けば、「大好きだったけれど、もういいのよね。昔のことだし」と、手放した風です。もうあまり恨みもなくて、ただ「残念」な感じが少し残っているだけ、みたいです。実際、その元彼と、その元彼の新しい彼女も含めて、明るくお友達づきあいをしている人もいるくらい。

で、自分も新しい恋に乗り出そうという意欲はあるのだけれど、どうも出会いがなかったり、不釣り合いな恋愛ばかりで、なかなかパートナーシップというところまでたどり着けません。

そんな人は、ご自分がとんでもなく一途なロマンチストであることに気づいてくださいね。

大好きすぎて、「永遠」という名の「呪い」にかかったロマンチストだった

ロマンチストさんは、「永遠」が大好きなんです。

恋も、絆も、「永遠」でなくては、とどこかで思っていらっしゃいます。

「永遠」の恋を育めるような相手を求めるから、なかなか一人に決められなかったり、「結婚」のような具体的なコミットメントができない方もいらっしゃいます。

「この人と永遠の絆を育めるかしら？」と思うと、途端に相手に対しても、自分に対しても、ハードルが高くなってしまいます。

このタイプの方は、ご自身で思っていらっしゃる以上に一途なので、結婚すると、そのコミットメントはそれこそ一生のもの、と心の奥底で決めておいでです。

なので、関係性がこじれて、もう離婚するしかない状態になったとしても、その相手へのコミットメントは変わらないのです。

「誰かいい人がいればいいんだけれど」、と嘯きながら、本音では、別れた相手ほどの人はいないのだから、もう恋をすることもないだろう、と思っていたりします。

相手のことが「大好き」すぎちゃって、他の人は目に入ってこないというと言い過ぎかもしれませんが、ちょっと浮かれても、なかなか本気になれないのです。

そして、それくらい「大好き」な相手と「永遠」の絆が結べなかったのだから、そこまで本気になれない相手となんか目があるわけがない、と感じます。

一途なロマンチストだからこそ、ロマンスが入ってこないとう矛盾が出てきます。

許すべきは「諦めちゃった自分」だった

それだけの熱量で愛した相手ですから、こじれてもやっぱり大好きなんです。

最大限の愛を持って、理不尽な別れであったとしても、最初の文句や痛みが癒えてくる頃には、元彼のことも許せちゃったりします。

元彼の幸せを祈れたりもするんです。なので、もうちゃんと「過去」にできたような気がします。

でもね。「永遠」の愛が大好きなロマンチストさんにとっては、「永遠」という自分との約束が果たせなかったことが何よりも辛いんです。

元彼は許せても、「永遠」にできなかった「自分」は許せない！そんな気持ちになるのでしょうね。

「離婚したこと、別れた自分が許せない！」。

そんなガッカリが心の奥底に横たわっていると、かなりいい線のお相手との出会いがあっても、愛を素直に受け取れなくて、パートナーシップに進めないこともあります。

そんなあなたが許すべきは、「諦めちゃった自分」です。自罰的にペナルティエリアに閉じ込めた自分を解放してあげましょう。

自分ではどうにも許せそうになければ、イメージの中でいいので、その当時のあなたを愛してくれた誰かにお願いして、その人に「許すよ！」と言ってもらいましょう。誰でしたら、当時のあなたを理解して、許してくれるでしょうか？

その人（たち）の優しい眼差しを、心いっぱい感じてみてくださいね。それだけ愛せるあなただからこそ、もう一度、誰かを愛し、今度こそ、大きな愛を受け取っていただきたいです。

あなたが、本来のあなたらしさを生きることで、人生を楽しめますように。

今日も、幸せ。明日も、幸せ。そんな、ずっと続く幸せを見つけられますように。

love and abundance,
みずがきひろみ

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