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毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案をさせていただいています。
恋愛・夫婦問題で悩んでいらっしゃる方、パートナーをみつけようと思っている方、現在の、また将来の結婚生活に、役立つご提案を発信してまいります。
担当は、池尾昌紀・池尾千里の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信していきます。
今週は、池尾昌紀が担当です。どうぞよろしくお願いします。
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*** 好評連載中! ***
>>>「池尾昌紀の『シリーズ・自立三点セット(我慢強い・弱音が吐けない・一人でやってしまう)の心理学』」
*** お待たせしました。本日の記事をお届けします ***
あけましておめでとうございます。
毎週記事をお読みいただきありがとうございます。
今年も池尾昌紀・池尾千里とも役に立つ記事を発信していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
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失恋を手放して幸せを手に入れるための短期集中連載中です。
◎前回までの記事はこちらへ!
>>>『失恋した彼を取り戻せるかもしれない手放しのステップ(1)』
>>>『失恋した彼を取り戻せるかもしれない手放しのステップ(2)』
>>>『失恋した彼を取り戻せるかもしれない手放しのステップ(3)』
今日は、ちょっと心の深いところまで踏み込んだお話です。
失恋した彼を手放したくない!と思っている時。
彼ともう一度やり直したい。
今だったらきっとうまくやれるはず。
そんな風に思うものです。
これって今の状況を変えたい!動かしたい!と強く願っている時ですよね。
ところが、深層心理の上ではその真逆で、
「執着を手放せない時は、1mmも自分が動きたくない時」
と思っているとしたらどうでしょう。
別の言い方をすれば「自分が変化したくない」と思っているということです。
なかなかこんな風には感じられないものですが、
「もし、自分が変わりたくなくて、現状から動きたいくないと思っているとしたら。
そのために彼に執着しているとしたら」
という視点をあえて持ってみてください。
このことに気づき、自分が動くことを選択できれば、執着を手放していく道を段々と進んでいくことになり、それは、自分が今よりもっと素敵で素晴らしい自分に変化していくという道につながっていきます。
◇心は変化することを怖がっている
失恋した時のショックはあまりに大きすぎて、それを感じることができないほどの痛みです。
すると、心はなんとか自分を守ろうとします。
その働きの一つは
「彼との今までの恋愛が間違っていないはず」
と感じること。
心からこれを認めてしまったら、今までの自分の恋愛を全否定してしまうと感じているのです。
もし、それを感じさせないようにするために、今もこの恋愛が継続していると思うことで、自分を守ろうとしているのだとしたら。
この話が本当だったとしたら、そのことそのものを否定する必要はありません。
それほどまでに深く傷ついているということだから。
ある意味やむ得ないことなのです。
まずは、こんな風に自分が感じていることに気付いて、それを受け入れてあげることからやってみましょう。
そして、この話は自分を守ることだけで起こっているのではありません。
心は変化するのを怖がる性質があります。
現状維持をすることで、問題が起こった時にすぐに対処できるようにという機能が働くからなんですね。
逆に言えば、ここまで変化を怖がっているということは、あなたが大きく変われるチャンスがきている証拠と考えることもできるのです。
「もしかしたら、私は変化するのを怖がっているかもしれない。そうだとしたら、これは自分が今までにないほど大きく飛躍できるチャンスが来ているかもしれない。」
この視点を持ってみてください。
自分が変化するのを怖がっていることに気づきを持って、それを変化のチャンスと捉え、その上で、前に進みたい、より良い自分に変わっていきたいという意欲を持つことで、この怖れを超え
ていく力が生まれてきます。
◇「彼が戻ってくる」から「自分が変わる」に順番を変えてみる
もし彼が今の二人の状態のまま戻ってきてくれたとしても、また同じ問題が起こり別れることになるでしょう。
寄りが戻ってうまくいくには、必ず変化が必要です。
あなたに悪いところはなく、彼が悪いからうまくいかない恋愛もあります。
しかし、人は変えられませんから、変えられるとしたら自分です。
彼が変わることをのぞむやり方は、なかなかうまくいかないものです。
まずは、あなた自身が変わっていこうと思ってみてください。
そのために力になるのが、先に述べてきた変化への恐れについて、まず気づくことです。
もし、彼を思う気持ちよりも、自分が変化することの方が怖いとしたら。
自分が変わることのブレーキのために、彼を思い続けているかもしれないのです。
順番を入れ替えてみよう、と思ってみてください。
「彼が戻ってくる → そしたら私たちは新しくやり直せる、今までより良く変わっていける」
ではなく、その逆。
「私がより良く変わる → 彼が戻ってきた時に二人は新しくやり直せる」
この順番でやれば、彼が戻ってきても同じことは繰り返されません。
人は変えられないと言いましたが、あなたが変化することで、その影響を受けて彼が変わってくれることもあるのです。
あなたが変わっても彼が変わらないのだとしたら、それは真実のパートナーが彼ではないということになり、変化した後のあなたなら、自然とそのことに気づいて、彼を選ばなくなるでしょう。
ここまで気づきが進むと、もうすでに、あなたは以前のあなたとは変化しています。
彼への見方、自分への見方が全く違ってきているのですね。
こうなると、視野も広くなり、新しい選択肢も見えてくるし、周りの人もよく見えるようになります。
そのことで応援者の存在に気づけてサポートしてもらえるようになったり、新しい出会いが生まれやすくなります。
この時、もうあなたは彼に執着していません。
彼への執着を手放して、正しい大きさで彼のことを思うことができるようになっています。
すると、彼が真実のパートナーかどうかも選ぶことができるようになるのです。
◇この失恋に意味を見つけ、学びと成長のチャンスと捉えることで進んでいける
改めて、あなたが彼への強い思いを持っていることに対して、
これほどの思いを持っているのは、自分が大きな愛を持っていて、彼のことをこれほど愛せた証拠なんだと認めてあげましょう。
そして、この失恋に意味を見つけ、学びと成長のチャンスと捉えていきましょう。
あなたはこの恋愛で何を学んだのでしょう。
後悔ではなく、意味を見つけ、学べたことを書き出してみます。
そして、この学びから、あなたがこれからどんな風に変化していきたいか、
どんな自分になりたいか、どんな恋愛がしたいか、を考えます。
最終的には、自分にとって幸せとは何か、を探していくのがゴールです。
一人でやらないで、あなたの応援者の助けを借りて、一緒に作ってもらいましょう。
自分のことは自分ではわからないもの。
あなたの応援者はあなたの価値をよく知ってくれています。
そして、今年一年のビジョン(叶えたい夢、手に入れたいこと、なりたい自分)を作ってください。
*具体的な方法は下記の記事をご覧ください
>>>『失恋した彼を取り戻せるかもしれない手放しのステップ(3)』
あなたにとって今年一年が素晴らしい一年になりますように。
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◎前回までの記事はこちらへ!
>>>『失恋した彼を取り戻せるかもしれない手放しのステップ(1)』
>>>『失恋した彼を取り戻せるかもしれない手放しのステップ(2)』
>>>『失恋した彼を取り戻せるかもしれない手放しのステップ(3)』
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次週、2020年1月13日(月)は妻、「池尾千里」が担当します。
どうぞ、お楽しみに。