こんにちは。みずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交代で金曜日の【大人の恋愛術】をお届けしています。
急に冷えてきました。ウチも、お布団を冬仕様に変えたところ。お風邪など召しませぬようにお気をつけくださいね。
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さて、本題。
パートナーが自分に関心が無いんじゃないか？もう私のことを愛していないのではないか？寂しくて、寂しくて、死んでしまいそう。そんなとき、「他に誰か好きな人でもいるの？」と問い詰めたり、「もう私たち終わりかしら」と諦める前にチェックしたいポイントを、まとめました。
男は逃げる。でも、愛していないわけではない。
真面目に向き合って話をしたいと思うと、彼の仕事が忙しくなって、なかなか時間が取れなくなる、と思ったことはありませんか？メッセージそのものがなかなか既読にならなかったり。
「男は逃げる」って。
そう思うと寂しいですよね。
でも、そういえばパパもそうだったかな。ママが、「パパ、これどうなってるんですか？！」と声を荒げると、「オレ、歯医者忘れていたわ」とか言って、お散歩に行ってしまいます。
「もうーー！逃げるんだからー」。
ママの悔しそうな声が聞こえてきそう。
私がピアノの発表会で失敗して大泣きしていた時も、パパにそばにいて慰めて欲しかったのに、「ママを呼んでくるから」っていなくなっちゃったとします。
「逃げられた！」って思います。「私に関心が無いのかな？」、「私がどんな気持ちでも、どうでもいいのかしら？」って。
これ、あえて「パパ」としてみました。「パパ」だと、悔しいけれど、まだ「それでも愛されている」って思いやすいからです。
そこに「彼」と入れてみると、あるある、なのがお分かりでしょうか。
彼も、「逃げる」かもしれませんが、愛していないわけではありません。
パパは、ママが怒っていると、自分はどうにもできないと思ってしまいます。娘が泣いていると、自分にはどうにもしてあげられないと思うのです。この「どうにもしてあげられない」という気持ちに耐えられないから、その「場」を立ち去りたくなるのです。
きっと、昔、昔、パパが少年だった頃、自分のお母さんが怒るのを見て、自分が悪いからだろうけれど、どうにもしてあげられないなぁ、と思っていたのではないかしら。その頃の無力感や寂しさを思い出しそうになるのかもしれませんね。
あなたの「彼」も、一緒。「逃げる」かもしれませんが、それは自分の「無力感」から逃げたくなるだけで、「あなた」を愛していない、ということではないかもしれないのです。
男は黙る。でも、愛していないわけではない。
本当に何も言わない男性っていらっしゃいますね。言葉を発してくれない。なので、何を考えているのかわからない。きっと何かを感じているのでしょうけれど、それがわからないから、二人でいても、ひとりぼっちに感じてしまいます。
「お願い、どうなってるの？教えて！」と女が叫べば叫ぶほど、貝のように押し黙り、ますます自分一人の世界に閉じこもります。
「もうううう！私がいらないの？！」。女性は、こういうの、苦手なんですよね。
今日のお稽古事の話を一生懸命にしても、それに何かコメントがつくわけではないし、質問を振ってくれるでもない。
「そもそも、私に興味が無いんじゃない？」
って思いますよね。
確かに、男性は、あなたの一日にあまり関心が無いかもしれません。
あなたがどの漫画の、どのコマで感動したか、なんて聞いてくれないかも。あなたの話に関係なく、
「明日は、ちょっと早めに家を出るぞ」
なんて、橋を架けようとするあなたの気持ちにおかまいなく、連絡事項だけを、伝えてくれるだけ。
思いとか、気持ちとか、もっと大事なものがあるはずなのに。でも、言葉で伝えられるものが全てではありません。
話さないからといって、彼があなたを愛していないわけでは無いんです。ただ、愛し方を知らないだけ、なんです。
彼のハートに耳を澄ませて
彼が逃げるからといって、あなたに関心があるように見えないからといって、あなたを愛していないとは限りません。
私たちは、みんな、「愛」を受け取るための、ハートの扉を持っています。
その扉は、愛を認知すると、フワーーーーっと開きます。ただ、その愛を認知するポイントがみんな違います。
言葉のキャッチボールが必要な方は、ハートが開くための扉は、「言葉」なのです。「言葉」で愛を伝えてもらえないと、愛されているように感じないのです。
ところが、言葉よりも、自然なボディタッチに愛を感じる、という方もいらっしゃいます。
女性もおいでですが、特に、男性は、ハートの扉が「ボディタッチ」の人が少なくありません。彼の手が、自分の膝を触ろうとすると、潔癖な女性は、愛が伝わらないのに、身体だけ触れようなんてダメよ、と思っちゃうかもしれませんね。
私たちは、自分のドアを通ってくれないと、なかなか「愛」を感じられません。ですから、「愛がないのにー！」って腹を立ててしまうのです。「愛」を感じられないと寂しいですもの。
でも、それは誤解です。
ちょっとあなたの手を、彼のハートに当ててみませんか？
彼は、何を感じていそうですか？
ついつい、自分の得意なドアで相手を知ろうとしてしまいますけれど、それを手放してみましょう。
相手が愛を感じやすい方法を見つけましょう。
自分の得意な方法で、相手に愛を届けさせようとしても、それは難しいやり方です。相手のドアを見つけて飛び込んでみましょう。
お相手も、自分の得意な方法で、あなたに愛を伝えようとしているだけ、なのかもしれません。それが伝わらないから、「自分では、ダメなんだ」と自信をなくしているのかもしれないのです。
相手のドアに合うやり方をしたからといって、すべてに同意した、ということではありません。
でも、相手の気持ちとつながるのです。相手のハートの音を聴きながら、どんな気持ちでいるのかを身体全部で聴いてみて。
あなたが相手の気持ちとつながりたいと思えると、彼があなたをどれだけ大切に思っているのかがわかりますから。
あなたの怒りと向き合えないかもしれないし、あなたの欲しい言葉を言ってくれないかもしれませんけれど、大切にしたい気持ちは、必ず伝わりますから。
そんな風に、相手のハートに耳を澄ませると、「寂しい」のはあなただけでは無い、ということに気づけるかもしれません。ただ、隣に座り、「寂しい」気持ちを一緒に感じられるようになれば、また頑張ろうって思えますよね。
今年も、お会いできますように！
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