あなたを許せるのは

いつも御覧頂きありがとうございます。

　あっという間に９月ですね。どんな夏を過ごしましたか？

私はマウンテンバイクを買ったので、チャイルドシートをつけたMTBで足腰を鍛えるべく、走り回った夏でした。

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～私が悪いんです～

　私の過去の恋愛を思い返してみると、いつも相手の機嫌を伺っていたような気がします。
何かあると、「私が悪いんだ」そんな風に感じることもしょっちゅうです。

　約束をすっぽかされても、怒るどころか、逆に何か気を損ねることをしちゃったんだなんて思ってしまいます。

　一緒にいて彼が機嫌が悪くなれば、それこそ何しちゃったんだろう？と自分の行動を疑ってしまうこともしばしばでした。

　いつもびくびくしていたわけではないし、そこそこのわがままも言っていたんでしょうけど、心の奥では、いつ別れる事になるのかに怯えていたんだと思います。

　自分が作っているネガティブストーリーの中で生きていたんでしょうね。

「私は幸せにはなれない」とか、「自分を好きになってくれる人などいない」と言う価値感の中にいますから、付き合えるだけでもラッキーなわけですよね。

　こうなると、どんな付き合いでもそれをどこまで長く続けることができるかと言う不安の中に住むことになってしまうんですよね。

　自分が愛されていることを信頼していないし、受け取れていませんから、結局相手の方も私の心の奥で感じている世界を受け取って、私の描くストーリー通りに去っていくことになってしまうんでしょうね。

　そして、私は思うわけです。

やっぱり私は愛されないんだと・・・

*

　私たちは子供のころに、自分を指摘されると言うパターンの中で生活しています。

これが長く続くと、何か問題があったら自分が悪いと受け取りやすくなってしまいます。

　これに加えて、自分に自信がなかったり、自分を嫌っていたり、自分の価値を感じられなかったり、周りに自分を受け入れてくれない人がいたり、理解してくれない人などがいる状況であれば、なおのこと問題があったときに、「私が悪い」と感じてしまうかもしれません。

　また怒らせるのか

　こんなに怒らせるやつはいないよ

　がっかりしたよ

　なんでそんなことを言うんだ

　などと相手から言われる事で、自分が悪いんだと言うことをどんどん受け入れて信頼していってしまいます。このパターンを何度か経験するだけでも、パターンへの信頼感は大きくなってしまいますよね。

そして強化されていってしまうと言うことになってしまうんです。

　この罠にはまるのは、実はとっても簡単なんです。

だって、「周りの人から自分が責められるという現実」があり、「大好きな人から否定されるという現実」があるんですから。

自分が悪いに違いない。彼を彼女を怒られてしまったに違いないって思ってしまうんですよね。

*

～あなたを許せるのはあなただけ～

　自分自身が悪いんだと言うパターンにハマってしまうと、「自分が悪い」とか、「責められるに値するんだ」という自分を受け取ってしまう事になります。自己概念が変わってしまうんですよね。

そして、知らないうちに、自分でも自分を責めてしまうようになってしまいます。

　心の中に誰も味方がいない状態になってしまうんですね。

これほど悲しい事はありませんよね。

　ここまでの状態に追い込まれてしまうと、なぜかわからないけど、今度は周りで自分を責めるような出来事が増えてきたりします。

　人は、良い意味でも、悪い意味でも、心の中と目の前の現実世界が一致している方がストレスが少ないんですよね。

その上、ポジティブな方ではなく、ネガティブな方に合わせてしまうんですね。

　そこで、信頼しているネガティブなストーリー「私は幸せになれない」や、心の奥で感じている「責められるべき自分」に合う現実を無意識的に引き寄せてしまう事が起きてしまうんです。

　どこにも味方がいないどころか、いろんな人から責められ攻撃される状況ではあまりにも辛すぎますよね。

　この時、この状況を変えるためには、環境を変えるよりも、自分が自分を責める事をやめて、自分を許してあげる事。自分を認めてあげる事なんですよね。

　他から責められているという現実があれば、ついつい「自分が悪いんだ」とそれを受け取ってしまったり、逆に相手を憎む事しか出来なくなってしまいますよね。

　でも、あなたを許せるのは、世界中であなたしかいないんです。

だって、周りの人と一緒に自分を責めているのは自分自身なんですから。

責められるべきなのは、自分自身だって思っているのは、自分自身なんですから、そこから自分を解放してあげてくださいね。

*

　現実の世界は変えられないかのように感じてしまうかもしれません。

これまでいっぱい努力して来た人ほど、そう感じてしまうかもしれません。

こんなに頑張ったのに何も変わらないどころか、もっと責められる状況があるように感じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。

　でも、少なくとも自分で自分を責めている部分だけは変えられると思いませんか？

自分自身で自分を許してあげる事がとても大切なんです。

　あなた自身を許し、優しい目で見てあげる事。

パートナーシップは、あなたの心の内側を現す鏡でもあります。

あなたが自分自身を厳しい目で見つめ、自分を罰していれば、同じ事をあなたにするパートナーか、あなた自身がパートナーに厳しくなってしまうかもしれません。

　優しいパートナーや自分を理解してくれるパートナーと幸せになりたいのであれば、自分を許してあげる事にチャレンジしてみてもいいと思いますよ。

何かあるたびに、自分に苛立ち、その自分におびえてしまう必要など何もないのですから。

　幸せになるために、自分を責めている恐い自分を手放してみませんか。

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