こんばんは
カウンセラーの平です。
日曜日の恋愛心理学を原カウンセラーと隔週で担当しています。
カウンセリングの基本的な考え方の一つに、“受容と共感”があります。
これは相手を変えることなく、そのまま受け容れること、そして、ともに感じ、ともに一喜一憂することを意味します。
日常的な男女関係においても、この受容と共感は大事な役割を果たします。
おつきあい当初のロマンス期を過ぎると、おたがいがおたがいに不平不満をもちはじめ、自分の思い通りに相手を変えようとしたりします。
人それぞれ、常識だと思っていることがあるものですが、自分の常識とパートナーの常識がじつは違うということに気づく時期がやってくるわけです。
そして、「じゃあ、どちらのやり方でやるのか?」という戦いが二人の間で始まるのです。
ここでは、立場が強い側、つまり、惚れられた側が主導権をとります。
ただし、単純な勝負事とは違い、男女関係においては、戦いに勝つことが勝利とはいえません。
なぜなら、あなたのやり方を押しつけ、パートナーのやり方を否定したとしたら、当然ながら、パートナーはいやな気分になりますよね。そうすると、必ずいつの日か今度はあなたがパートナーから否定されるときがやってくるのです。
あなたとパートナーはまったく違う環境で成長したり、物事を学んだりしてきました。
そして、たがいに、自分が育ってきた環境を基準に物事をとらえ、「これはきっと、こういうことに違いない」と決めつけ、判断しているわけです。
カウンセリングの基本は、「なぜ、そう考えるの?」、「どうして、そうしたの?」とクライアントに聞くことです。クライアントがそうしたのには、なにかわけがあったのだろうと考えるわけです。
それが仮に間違ったことであったとしても、その間違いを正す前に、その行動を起こした原因はなんだったのかということに着目するわけです。
カウンセリングは説教と違います。説教は多くの場合、間違いを咎めたり、叱ったりするときに行われます。
一方、カウンセリングの世界では、間違いは罰の対象ではありません。間違いは愛が欠如しているときに起こるものなので、そこには愛が必要であると考えるわけです。
一例を挙げると、子どもを虐待する母親には、そうしてしまう理由が必ずあるわけです。
夫婦仲がラブラブで、経済的な問題もなく、毎日がうまくいっていたなら、子どもを虐待しようとする人はそうそういないはずです。
自分に自信があり、十二分に愛されていると感じている人は、人に攻撃的になることはほとんどありません。
そうではなく、愛の欠如がある場所に、間違いは起こります。
したがって、あなたのパートナーがなんらか間違ったことや、あなたには理解不能のことをしたときも、責める代わりに「なんで、そうしたの?」とひとこと聞いてみてほしいのです。
罪悪感でいっぱいの彼は、その場かぎりの嘘や方便を使うかもしれません。
そこには、「正直に伝えると、ものすごく怒られるにちがいない」という彼の信念が隠れています。
自分の味方はだれもおらず、一人ぼっちになり、そして、自分は軽蔑され、見捨てられてしまうに違いないとおびえているわけです。
そんなときは、もしも、自分を愛してくれる人が現れたとしても、彼は疑うことでしょう。「こんな自分を愛してくれる人などいるわけがない」という信念があるからです。
そして、疑いがあるがゆえ、その愛してくれる人に対して、何度も何度も悪い態度をとります。
それでもあなたが彼の苦悩を理解し、「嘘ばかりついて生きているのはつらかったでしょ?」などと心から同情し、涙の一つも流すことができたなら、状況は一変することでしょう。
結婚したカップルたちに、どうして結婚したのかとたずねると、いちばん多く返ってくる答えが、「こんなに私を愛してくれる人はいないと感じたから」というものです。
「パートナーの不出来なところもどうしようもない部分も、私が愛し、守ってあげる」
そんな愛し方ができたなら、パートナーは自らをあなたを全面的に委ね、そして、あなたは永遠の愛をゲットすることができるようですよ。
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