こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交代で、金曜日の〈大人の恋愛術〉コラムを担当しています。
誰しもコンプレックスってありますよね。太っているとか痩せているとかの身体的なこともあれば、酒癖が悪いとかお金の管理がヘタクソみたいなのもありますし、ヤキモチ焼きとか怒りっぽいという性格的な自己嫌悪もあります。自分のことを好きになれないのは、とても悲しいし、辛いです。パートナーは、それでもそんな「あなた」が好きと言ってくれるというありがたい存在。お互いにお互いのコンプレックスをどう受け入れるか、はパートナーシップの永遠の課題です。真実のパートナーは、あなたが隠したがっているコンプレックスをひるまずに受け入れてくれる人。だから、メロメロになってしまうんですよねー。今日は、そんな情熱的な恋のお話です。
その前に、、、
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自分のことが嫌い→きっと彼も私が嫌い。
私たちは、自分のことが嫌いだと思うと、その嫌いなところはきっとみんなも嫌いだと思うから（これを心理学では「投影」と言います）、「隠したい」と思います。ましてや、大好きな彼に知られてしまったら、超、超、困ります。自分が好きになれないのだから、彼だってムリよね、と思うとどうにかよく見せられないかって思います。
例えば、私で言えば、狭いおでこ。今でこそ、おでこを出したヘアスタイルですが、前髪でおでこを隠していた時代がめちゃ長いです。だって、こんなに狭いなんて恥ずかしいですもの。
ちょっと古いですが、映画のブリジット・ジョーンズの日記で、デートの前に勝負パンツを選ぶ時の、「外見が美しく見えた方がいいか、実際にコトに及んだときにセクシーに見えた方がいいか？」というセリフに込められた、「状況によって隠したいものが違うんだけれど、、、どうしよう」という乙女ゴコロです。
でも、自分が好きにはなれないところだからこそ、誰かが、「ふーん、可愛いと思うけどね」って、ものともせずに受け入れてくれたら、メチャ嬉しいじゃないですか。それが、大好きな彼なら、それこそ勇気をもらえます！
コンプレックスは、隠したいし、知られたくないけれど、一番大好きな彼には、実は、それを見て、愛して欲しい、って、私たちは思っているんです。
そんな人には見せられないところを、見せ合う相手だからこそ、お互いに「あなたは特別！」という気持ちにもなります。
それくらい、コンプレックスは、私たちが隠したいけれど、受け入れてもらえたらものすごく愛を感じられるもの、でもあります。
コンプレックスを認められる人は愛されやすい
コンプレックスは出来れば隠したい。他の人にとってはともかく、自分からすると、コンプレックスは自分のダメさの象徴であり、「弱み」なので、他人に自分の「攻撃されたら困る」ポイントを教えるようなものだからです。
でも、だからこそ、それを教えられる相手は、「味方」だということになりますね。そして、それは伝わるので、相手は、「私を味方と認識してくれたのね」と思い、好意を持ちます。おつきあいしていると、自然と、お互いのコンプレックスが見えてくるようになりますが、そういう特別な関係でなくても、自分の「弱み」を隠さずに人前に立てるのって勇気がいりますね。大勢の前で、無防備でいられるくらい人を信頼することができたら、間違いなく、愛されます。
私は、自分が昔、おでこを出すことも恥ずかしくてできなかったくらい恥ずかしがり屋ですし、「ダメ」だと思われるのがとんでもなく怖いので、このように自分の「残念なところ」を晒せる人は、無条件に尊敬します。
自分の「ダメ」なところ、恥ずかしくて隠したくなるところを、「それも自分だから」と受け入れられる人は、他人のコンプレックスにも寛大になれる人なのではないかしら。そう思うと、パートナーに選ぶなら、そんな人がいいな。ありのままの私を愛してくれそう、ですもの。
「これでもか」攻撃はゾッコン一歩手前の怖れの仕業
「私、太っているし」、
「私、ゆっくりだし」、
「私、慢性的な病気を持っているし」
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と「これでもか」「これでもか」とコンプレックスが上がってきて、繰り返し、
「私ってこんなに不十分で、愛されるにふさわしくないんです」
と訴えているように聞こえる方もおいでです。特に女性に多いですね、このパターン。
「こんなにダメなのに、やっぱり私のことが好き？」と聞きたい気持ちがあるみたい、です。だから、何回でも何回も、相手が「もう、いいよ！」と面倒くさくなるまで聴いちゃうんです。
それくらい相手（彼女）が自分のことを好きかどうか心配になるのってどんな時だと思われますか？そう。めちゃくちゃ好きになりそう、な時です。これだけ「ダメ」だけれど、初めから言っておくから、後になって「ダメ」って言わないでね、そんな祈るような気持ちがありそうです。誰かをものすごく好きになるのって怖いですもの。
男性は、言葉で言わなくても、行動で、まるで自分のダメさ加減をアピールするかのように、グダグダな自分を見せてくることがあります。これも、気持ち的には一緒で、「こんな自分でも受け入れてくれる？？？」って聞いているんですね。
「しょーがないわね！」と笑ってあげられると、絆が強くなりそうです。
あなたも、どうぞ相手のコンプレックスにひるまずに、愛してみてくださいね。
真実のパートナーは、コンプレックスを超えてやってきてくれますよ。
love and abundance,
みずがきひろみ
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