察するのが得意だからこそ表現する

こんにちは

カウンセリングサービスの那賀まきです。

野村香英（第1週）
成井裕美 （第3週）と交代で、
火曜日の「モテオーラ養成講座」（第2・4・5週）を担当しています。

どうぞよろしくお願いします。

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さて、今日の本題です。

今日は、私の友人と彼に起こった出来事を例にして話を進めていきたいと思います。

（この記事を書くにあたって、友人に書いていい？と聞いたところ、仮名にしたうえでちょっとだけフィクションも加えてくれるなら・・といわれましたので、事実に基づいたフィクションとしてお読みくださいね）

年末で、忙しそうな彼。

連日の残業で、疲れているかも？

疲れているのに、わたしに気を使って無理してくれてるのかな？

わたし、迷惑かけてるんじゃないかなぁ？

そんなふうに思った「さちさん（仮名）」は、彼と会う約束が入っていた日の前日、彼を気遣い、彼の負担を少なくしようと

「明日なんだけど、ムリに会わなくても大丈夫だよ」

とLINEしました。

すると、彼からは「わかった」とだけ返事が返ってきたあと、

LINEがこなくなったのです。

それまで、こまめにLINEで連絡を取っていた「さちさん（仮名）」は彼の態度が変わったことに戸惑ってしまいました。

わたし、彼を怒らせるようなことをしたんだろうか？？

実は、「さちさん（仮名）」の彼は、

「さちさん（仮名）」と会えるのを楽しみにして仕事に励んでいたので、「さちさん（仮名）」からのLINEを見て、

「忙しい時間をさいてでも、僕はさちに会いたいと思っているのに、さちは、僕に会いたくないんだ」と感じ、さちさん（仮名）に腹を立てていたんです。

場の空気を読むのが得意だったり、他の人の状況や気持ちを先読みするのが得意な人の中には「さちさん（仮名）」と同じように、相手の気持ちを察しすぎた結果、心のボタンを掛け違ったという経験を持つ方も少なくありません。

人の心を察するのが得意な人は、自分と同じように周りの人も人の心を察することができると思いがちです。

このように自分が思っているように周りの人も思っているだろうを感じる心の働きを「投影」と言います。

そのため、親しい人と話をするときや、メールやLINEなどで、説明を省くことがあるのです。

「さちさん（仮名）」の場合、彼のおかれた状況を見ているわたしが彼のことを心配しているということが前提になっていました。

だから

「ムリに会わなくて大丈夫」と伝えれば、彼も「さちは僕の状況をわかって気を使ってくれているんだな」と通じると無意識のうちに思い込んでいたのです。

また、くどくどと自分の気持ちを伝えたりしたら、彼に迷惑をかけるとも感じていたので、できるだけ用件だけを簡潔に伝えようとしました。

ところが、残念なことですが、彼は、自分の状況を見て「さちさん（仮名）」が自分のことを心配しているとは思っていませんでした。

（まさか、自分の状況に対してそこまで気を使ってくれる人がいるとは思っていなかったのです。）

ですから

「明日なんだけど、ムリに会わなくても大丈夫だよ」

というLINEを見た彼は、

「さち（仮名）」は僕に会いたいと思っていないんだ。今までもムリして会ってたのかもしれない・・。」

と感じ、

僕は君に会うのを楽しみにしてたのに、なんなんだよ！と腹を立てたというワケなんですね。

幸い「さちさん（仮名）」の彼は、さちさんに会いたい気持ちが強かったので、1週間もたたないうちに、「会いたい」という内容のLINEを送ってきたので、それをきっかけにしてお互いの誤解を解くことができたのですが、そういうことが起こらないことだってあります。

気を使いすぎて、言葉を省略していませんか？

自分の本音や気持ちは表現しないと伝わりません。

「さちさん（仮名）」は、この経験から、

わたしは、会いたいんだけれど、もし、忙しくて時間が取れないなら、ムリしなくていいよ。

○○くん、最近忙しそうだけど、スケジュールの変更をしなくても大丈夫？必要だったら遠慮しないで言ってね。

というようなLINEの文面を書くようにしているようです。

自分の気持ちや相手への気持ちを少しつけ加える。

それも優しさのひとつなのかもしれませんね。

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次回（12/18）のモテオーラ養成講座は

成井裕美カウンセラー

が担当します

どうぞお楽しみに～！

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