こんばんは
カウンセラーの平です。
日曜日の恋愛心理学を原カウンセラーと隔週で担当しています。
女性のみなさんにとって、いちばん理解しづらい男性心理の一つが「男はいつもだれかと競争している」というものでしょうか。
これは闘争心といってもかまわないと思います。男性は本能的にたえず戦いに明け暮れていて、その心にも「いつもまわりより優れていたい」という思いがあるのです。
たとえば、父子がゲームで対戦したとき、父親はけっして手加減などはせず、毎回、息子にコールドゲームで勝利し、大人げなく喜んでいるという構図があるものです。
また、なにかの話し合いをしているとき、男性は自分の主張をけっして曲げず、譲らず、押し切るということも少なくないですよね。
つまり、自分の主張を押し通すことが勝利であり、相手の意見に沿うことは敗北であるかのように感じるのです。このタイプの男性は意外と多いのです。
一般によくある話では、ドライブ中に道に迷っても、けっして地元の人に聞かないという男性というのもその典型の一つです。
助手席にいる奥さまは、「ねえねえ、ちょっと聞いたほうがいいわよ」などと言うのですが、運転席のご主人は「いーや、間違っとらん。地図ではこうなってる」などとガンコに言い張ります。
このご主人にとっては、間違いを認め、人に教えを請うことが負けることになるわけです。
そして、「負けるぐらいなら、わしは腹を切って果てる」とでもいうような、わけのわからない男性特有の闘争心のために、けっして道を聞くことはないわけです。
さらに、人に教えを請うということは、自分の間違いを認めるということになり、それだけでもいやなのに、その失敗を愛する妻に見られるのは、もっと耐えられないという人も少なくありません。
それはまるで敵に負けたヒーローが、その姿をマドンナに見られるごとくの恥ずかしさであるわけです。
変ですね、男って。
女性たちからは、どれだけバカげて見えることでしょうか。
私はよく昔話の『桃太郎』を使って男性心理を話します。
物語の中で桃太郎は鬼退治に成功し、金銀財宝を持って、おじいちゃん、おばあちゃんのところに帰ります。故郷に錦を飾るわけですね。
しかし、万が一、鬼退治に失敗していたら、桃太郎はどうなるでしょう?
ほとんどの男性は、「そりゃ、もう故郷には帰れんわな」と答えます。
鬼に勝てず、金銀財宝も手に入れられなかったので桃太郎は、どうやらその後、“フーテンの桃さん”か“さすらいの桃さん”になるようです。
お世話になったおじいさん、おばあさんの元に手ぶらで帰ることはできないわけです。
しかしながら、桃太郎が手ぶらで帰ったとしたら、あの人のいいおじいさん、おばあさんはどうするでしょう?
「よくも手ぶらで帰ってこれたな。恥を知れ!」などと言うのでしょうか?
いや、そんなことはまったくなく、なにも持って帰らずとも、二人は「よく帰った」と桃太郎を受け入れ、彼のことをいままで通りに愛することでしょう。
ところが、男性心理はなにもできない自分を許すことができません。
さらに最悪なことに、できない自分を隠そうとします。自分の弱さを、ガンコさや意地っぱりという間違った強さの表現でごまかすのです。人によっては、自分の強さを暴力的に使うという、最悪のパターンに陥ることもあります。
「なにもできない自分は愛してもらえるわけがない」
男性は無条件に愛されたり、“こんな自分”が愛されたりするとは、どうしても考えられないようです。
ちなみに、昔の男性は強がることにより、自分の弱さ、無力さを隠してきました。
最近の男性は、女性を遠ざける、女性に興味を持たないという方法で、自分の弱さが晒されることを防衛しているようです。
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