こんにちは。カウンセリングサービスのみずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーと交替で金曜日の〈大人の恋愛術〉をお届けしています。
この時期の東京の空はとても高くて大好き。抜けるような青空は、心はいつだって青天井、どこまでも自由になっていいのよね、って教えてくれるよう、です。
パートナーシップが欲しいと思っているのに、「いい人」に出会えずに、悲しい気持ちになっていらっしゃる方とカウンセリングをしていると、どこかで、「私は、パートナーと出会えない」と思い込んでおられることに気づきます。
いえ、正確に言えば、「思い込もう」としておられるようなのです。
そして、「どうして、そう思うの?」とお聞きすると、
「背が低い(高い)から」、
「太っている(痩せている)から」、
「年をとっているから」、
「美人(かわいい)じゃないから」、
「病気(怪我)があるから」、
「バツがついているから」、
「子供がいるから」、、、
と数限りなく、「不利」な条件を並べてくださいます。それも、「自分ではどうしようもない」こと、が多いです。
「運命的に」どうしようもない、と自分に一生懸命に言い聞かせていらっしゃるように、私には聞こえてきます。
いえ、私自身が、それをしきりにやっていた頃があったから、きっとそうなんじゃないかなぁ、と思うのですが。
男性だって、
「背が低い」、
「運動神経オンチ」、
「髪の毛が薄い」、
など、身体的なコンプレックスがないわけではないのですが、女性ほど、それを絶対的な条件とは考えていないように思われます。私は女性なので、あくまでも、そう見える、というだけなのですが。
とにかく、女性にとっては、この「年齢や身体的なコンプレックス」は、決定的に思えるので、それを持ち出されると「仕方がない」と諦めざるを得ないように感じてしまいます。
変な話、「諦める」理由としては、うってつけ、なのです。「私は、マス向けには受けない」から、私に合うパートナーなんかいるわけがない、ということなのですが、本当にそうでしょうか?
婚活市場でよく言われることを真に受けるのであれば、
日本の多くの男性は、自分よりも背の低い女性がいいと思っているのかもしれません。
自分よりも学歴の低い女性がいいと思っているのかもしれません。
若い女性の方がいいと思っているのかもしれません。そして、綺麗でかわいい方がいいと思っているのかもしれません。
でも、実際には、一般論的には条件が悪くても、パートナーがいる人はいて、一般的にはモテるはずと思う人が「出会えない」ことが、ままおこります。
なので、絶対的に、運命的に、ムリな理由に思われるけれども、本当は「そうムリでもないかも」です。
女性は、もともとオ☆ンチンがないため、「私は運命的に何かが足りない」と思いやすい、と言われます。年齢や身体的なコンプレックスなど、どうにもならないことは、女の人にとって、「思い通りにならないこと」へのすごく説得力のある理由なんですね。
しかも、ミスコンやアイドル選挙など、「美しい」こと、「かわいい」ことが、女性がモテるためには大事だと、子供の頃から刷り込まれていますから、「どうせ私は、、、」となりやすいです。
あまりにも説得力があるので、そこで考えが止まってしまうのですが、実際には、年齢の壁も、身体的なコンプレックスも乗り越えて、パートナーシップのある人もいるのですから、「ムリ」ではないはず、です。
つい説得力のある理由を「使って」、自分に諦めさせようとしますけれど、それは、もう「手に入らない」悲しみを味わいたくないからで、「欲しくない」わけでも、「要らない」わけでもありません。
でも、一旦「ムリ」という思い込みを持ってしまうと、今度は、その「ムリ」を証明するかのように、パートナーのいる人だったり、外国人だったり(みんながみんな難しいわけではありませんが)、あまり誠実ではない人や、結婚して幸せになりそうではない人との恋愛を繰り返してしまうこともあります。
それは、とても辛いです。
こういう「強い」思い込みを、切り崩して行くときに、私がおまじないのように自分に言い聞かせる言葉があります。
「そうじゃなくてもいい」。
「ムリよ!」と騒ぐ、自分のエゴに、静かに「そうかもしれないけれど、そうじゃなくてもいいよ」と語りかけます。
真っ向勝負だと、エゴの理屈に負けそうだから、コソッと「でも、そうじゃなくてもいいかも」と正面衝突を避けつつ、「自分」に、「ムリ!」ではない思い込み(人生脚本)を持つことを許します。
そんなことで?と思われるかもしれませんが、ボディブローのようにジワジワと効いてきます。
身体を強張らせて「ムリ!」って叫んでいたココロが、ホニャララっと緩んできます。
「幸せになってもいいよね」
「自分が欲しいものを欲しいって思っていいよね」
そんな風に、自然と明るい見通しを持てるようになってきます。
そうすると、不思議なことですが、目に入る男性のタイプがまた変わってきます。男性の純粋さや、優しさ、健気さと言ったものが見えてきて、男性を「自分を傷つける人」ではなく、「私を大切にしてくれる人」として見ることができるようになります。
運命的に変わらないものを、うまくいかない理由として持っているときは、欲しいものを欲しいと思うことに傷つきすぎて、自分に諦めさせようと一生懸命になっているとき、です。
それは、悲しいから。
「そうじゃなくてもいいよ」。
うなだれている自分を抱きかかえながら、そう言ってあげませんか?あなたはもっと幸せになっていいんです。
love and abundance,
みずがきひろみ
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