毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーシップの問題の修復や、もっと幸せな二人になるためのご提案をさせていただいています。
担当は「池尾昌紀」・「池尾千里」の夫婦カウンセラー。毎週交代で発信しております。今週は、池尾千里が担当です。よろしくお願いします。
最近、週末出かけると、いろんなところで、赤ちゃんを抱っこひもに入れて歩いているパパを見かけるようになりました。家族でいて、パパが抱っこひもという光景から、とくに最近は、まわりにママがいなくて、パパと子どもだけが出かけてきているらしい親子もよく見かけます。
10年前の子育て
現在6年生の娘が生まれた頃は、まだ抱っこひもの普及率はうんと低くて、抱っこひもや、スリングに赤ちゃんを入れているママが珍しい時代でした。もっと言えば、小さな赤ちゃんを、外に連れ歩くことが、ようやく解禁になってきたような感じでした。
大きなショッピングモールに、おむつ替えの設備が整い、おっぱいをあげたり、ミルクを作ることができるお部屋が登場すると、赤ちゃん連れのママたちは、ものすごく出かけやすくなりました。そして、赤ちゃんがお腹が空いたり、オムツが濡れて、機嫌が悪くなっても、お腹を満たし、オムツを替え、もうちょっとお買い物を楽しめることができるようになったんですね。
こどもとふたりきりの昼間の時間を、ママたちは、ちょっと出かけて気分転換できるようになりました。
女子トイレの中にしかなかったおむつ替えシートが、男子トイレの中にも登場し、おむつ替えができちゃうパパは、今では珍しくなくなってきました。いつだったか、ホテルの男子トイレから、おむつ替えをグズられて、大泣きされている声が外に漏れてきていて、女子トイレにいた女性たち全員、無言の応援モードになったことがありましたっけ。
ここ10年くらいの子育てに関する、社会と男性は、大きな変化をしたのではないかなと感じます。
イクメンブームと女性の社会進出
「イクメン」という言葉も、みんなが知っていますよね。育児に協力的、育児に積極的に関わるということが、男性にも求められ、実際にそれをする男性が増えてきました。
女性が社会進出するようになり、男性と平等に雇用されるようになってから、ずいぶんと遅れて追いついてきた感じでしょうか。
「イクメン」という言葉ができた頃と、今とでも、変化があるようです。
今では、育児に関わることが、わざわざもてはやされるものではない、もっと自然なものではないかという流れです。
これは、社会的に年収が下がってきて、共働きをしないと、家を建て、ローンを組んだり、こどもを産み育てることが難しい時代になったこともあるでしょう。夫婦ふたりが同じように働き、男女の年収もそんなに変わらなくなってくると、男性が経済的な大黒柱という考え方は、これからどんどん変わっていくのかもしれません。
それは、男性の力が失われていくということではなく、男女が対等であることの大切さが、もっと表面化していくように思います。男性だから、女性だからという役割の括りを解いていく時代になってきているようです。
メディアが時代を作っているようなところもありますが、実は、多くの情報を発信するメディアは、時代の流れを読み、汲んでいるものが注目を浴び、共感を呼びます。一時的なスパイスのようなものは、あまり長続きせず、消えていきますよね。
男性の新しい貢献
「イクメン」も、それに飛びついた男性が、「いいご主人」「いいパパ」という評判を手に入れたとしても、育児に関わることや、妻を、経済的だけでなく、ソフト面でサポートすることができ、そうすることで、パートナーや家族が幸せになり、それに貢献できている自分も幸せだと感じることができなければ長続きすることはないでしょう。
「イクメン」ブームは、そこに一石を投じたともいえます。
年収が思うように上がらない、不景気な時代に、忙しさは変わらない、ストレスは増している、そんな時代に生きる男性は、女性には、なかなか理解しずらい自信のなさを感じているようです。そんな男性たちが、パートナーや家族に対してできることが、まだまだあること、そこに喜びを感じることができることに気がつく、ひとつのきっかけになっていたのではないでしょうか。
女性のもつ古い観念
男女のパートナーシップにおいての対等さは、これからどんどん進んでいくでしょう。
ただ、今の子育て世代にとっては、昭和の流れ、もしかすると、祖父母やもっと上の世代の考え方や、価値観を脈々と心の中に受け継いでおり、現代のそれとの擦り合わせが必要になっているともいえます。
育児を夫にさせている
家事を夫に手伝わせている
これは、本来、女性である私がするべきことなのに、できていない。
そんな観念が、私たちの中には存在しています。実際にそうしなさいと言われたことがある方もいらっしゃるでしょうし、そんなことは言われたことはないけれど、女性がするべきことだという堅い信念のようになっていることもあります。
もっと対等であってもいい
女性が強くなったり、男性が弱くなる、ということではなく、もっと対等であってもいいこと、そして、その対等さの在り方は、それぞれのパートナーとの間に、ふたりにとって一番いいバランスで構築されるべきものです。
稼ぐ金額や、家事をする時間など、物理的なものを半分にすれば、バランスが良くて、対等かといえば、それでうまくバランスが取れる場合もあれば、それでは、対等さからは、却って離れていってしまう場合もあるでしょう。
男女の対等さは、そのパートナーとの間に、オリジナルのやり方を入れ、お互いに丁度良いところをみつけることが必要です。おつきあいしていた頃、結婚した後、子どもが生まれた、家や車を買った・・などなど、ふたりの人生の出来事によって、バランスは、どんどん変わるはずです。
ふたりにとっての一番いいかたちを、その都度、模索することが大切です。
今のバランスはいかがでしょうか。
いい感じになっていると思う方も、ちょっと見直す時期かもしれないな、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
秋の夜長、おふたりで、そんなことについて、お話をされてみるのもいいかもしれませんね。
お役に立てれば嬉しいです。
池尾千里
池尾昌紀・千里による『カップルカウンセリング』もご好評いただいております。お客さまのパートナーとご一緒にカウンセリングを受けていただくこともできます。
ご希望の方は、ご予約の際にお申し出くださいませ。
池尾家カップルカウンセリングは、名古屋市の鶴舞にておこなっております。
カップルカウンセリングの料金
1時間 ¥14,500-(税込)
2時間 ¥27,000-(税込)
次週、10月2日(月)は夫、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。
こちらの「カップル・カウンセリング」のブログ連載は、「池尾昌紀」「池尾千里」が担当し、「男性心理」「女性心理」を紐解いていきます。
恋愛・夫婦問題で悩んだり、パートナーをみつけようと思っている方、将来の結婚に役立つご提案を、毎週月曜日に発信していきます。
手っ取り早く「男女の心理が知りたい!」という方は下記の記事をご覧ください。
>>>「こんな時の『男心』『女心』がわからない!」シリーズへ
「池尾昌紀」「池尾千里」の「カップル・カウンセラー」によります、男女関係改善のためのブログをどうぞご愛読いただけたらと思います。
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