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必要とされていないと思うときの処方箋

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mizugaki

こんにちは。みずがきひろみです。沼田みえ子カウンセラーとともに、金曜日の<大人の恋愛術>コラムを担当しています。

 

東京は16日連続で雨が降ったとか。これから夏休みでダーリンの故郷の帯広に向かいますが、朝晩の気温が20度を超えないと聞きます。暑くない夏に、ちょっと拍子抜けしています。

 

 

観覧車

 

夫が会社の同僚やお友達を家に連れてきました。

 

夫の顔を立てたいし、自分も夫の友達によく思われたいから、気の利く嫁の役回りをしたくて頑張るんだけれど、イマイチ歯車が噛み合わない、なんてこと、ありますね。

 

お料理に神経を集中していたら、お酒のグラスが空のままだった、とか。

 

力を入れてトマトサラダをガラスの器ごと冷やしていたのに、生のトマトが食べられない人だった、とか。

 

声が聞こえなくて話に入れなかっただけなのに、興味がないと思われたり。

 

きっと主役のお客さまはこんな話をしたいんだろうなぁ、と思って話題を振ったものの、肝心の夫がその話には乗ってこなかったり。

 

話を合わせていたら、早く帰られるお客さまに食べていただきたいお料理を出しそびれたり。

 

うーん、噛み合わないな。

 

そんな日もあるんですけれど。

 

ほんとは上手に立ち振る舞って、夫に喜んでもらいたかったのに。

 

夫のがっかりした顔を見ては、ひたすら「消えたい」気持ちになります。

 

あぁ。私じゃダメだ。無力感でいっぱい。

 

そんなときは、どうしても夫の目が見れず、つい距離をとってしまいがち。

 

避けるようにシャワーを浴びに行ったり、トイレに逃げ込んだりして言葉をかけられないようにします。

 

夫に文句を言われるのもイヤですけれど、言われなくても居心地が悪いんです。

 

役に立てないのって、本当に悲しい。

 

 

観覧車   観覧車

 

私たちは、みんな、人の役に立ちたいと思っています。

 

特に、パパやママのためには、どんな自分だったら役に立てるだろう、と頑張ってきた子供時代があります。

 

最善を願ってやったことが失敗に終わり、心が打ち砕かれたことが数限りなくあるから、誰かの役に立ちたいと思いながらも、足を引っ張ってしまうのではないかと怖くて動けなくなっているんですよね。

 

 

小学生の頃でした。

 

母が昼食の支度をしている最中に玄関に人が来て、応対しているのを見て、母の代わりにやれることをやっておこうと思い、台所に行きました。

 

メニューは、忘れもしない、冷やし中華。

 

きゅうりやら、ハムやら細切りになっていて、錦糸卵もできていました。

 

麺を茹でて、冷やして、それをお皿に取り分けて、具材をのせます。

 

もうそろそろ母も用事がすむだろう。

 

台所に戻ってきたら、出すばかりの冷やし中華が家族の人数分出来上がっていて、

 

「助かったわ〜」

と言ってもらえるはずでした。

 

ところが、私は、調味料がよくわかっていなかった(ということが今ではわかるのですが)。

 

小袋に入っている茶色の液体を、各お皿に均等になるようにかけまわして、良し、と思っていました。

 

母が台所に戻ってきたときの、がっかりした顔が、こんなに時間がたっているのに忘れられません。

 

「これ、ごま油じゃない!そんなにたくさんかけまわして」。

 

「油っぽくても我慢して食べなさい!」

 

と、母自ら、タレをかけまわしながら、失敗の責任をとるように言い渡されたのですが、

 

異様に油っぽい冷やし中華の味ではなく、母の「やられた!」という表情の方が心に焼きついたのでした。

 

役に立ちたかったけれど、立てなかった。それが痛みとして、心の押入れにしまいこまれるんです。

 

 

観覧車   観覧車   観覧車

 

不思議なもので、パートナーとの間で、似たような場面が繰り返し現れます。

 

そのたびに、この「役に立ちたかったけれど立てなかった。墓穴をほった」感覚が上がってきます。

 

私たちは、こんなとき、

「あぁ、癒されるために、この痛みが上がってきた」

と考えます。

 

そろそろ手放し時なんだわ、って。

 

親の立場になってみるとわかるのですが、確かにがっかりはしますが、一つ一つの失敗が引きずるようなものではないのです。

 

それよりも、子供が拗ねたり、いじけたりすることが心配になり、今度は自分の子育てが下手だからではないかと、自分を責める罪悪感にハマるんです。

 

それでつい叱る言葉がきつくなったりするんですね。

 

でも、それが今度は子供のハートブレイクを強化しちゃうから、子供は、ますます「私は必要とされていない」という気持ちになります。

 

「私は必要ないんじゃないか」とパートナーとの関係の中で逃げたくなるとき、

 

それは、あなたがそれだけ「役に立ちたい」と思っているときでもあるんです。

 

「あなたの役に立ちたい」。

 

そう素直に泣けたらいいのにね。

 

「できない自分は迷惑なんじゃないかしら」

と思っちゃうから近づけないけれど、

 

本当は、

「もっとあなたの役に立つ私になりたい」

なんですよね。

 

素直に生きる、とはそういうこと。

 

拗ねない、いじけない、妬まない。

そう自分に言い聞かせながら、自分の中の愛ともう一度つながってみてください。

 

大好きだからこそ、必要とされたいのですもの。

 

「それくらい、あなたを大事に思っています」。

 

それを伝えられる勇気、自分の中に、見つけられますように。ラブラブ

 

 

 

love and abundance

みずがきひろみ

 

 

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